124/125
+6 太陽の首飾り
その首飾りは、いつから?
ずっとまえからだよ。
ずっとまえ?
そう、月の首飾りと一緒に。
太陽の首飾りなのか。
うん。一緒に買ったんだ。
言えば、買ってやったのに。
ううん、いいの。
知らなかったよ。
だって、内緒にしてたもの。
なぜ、内緒だったんだ。
ふふ、おまじない。
おまじない?
そう、願いが叶いますように。
叶ったのか?
うん。だから、もう内緒じゃない。
魔法使いのくせに、おまじないか。
べつに、いいじゃない。
そりゃ、いいさ。
乙女には、秘密があるんです。
ま、好きにするさ。
あいかわらず……。
なんだ?
……乙女心のわからん兄さんだ。
その呼び方は……。
はいはい、やめますよ。
そうしてくれ。
もう、勝手なんだから。
すまん。
あは、あやまらなくっていいよ。
そうだな。
そうだよ。
名前で呼んでくれ。
うん、兄さんもね。
ほら、また。
あは。




