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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

三谷先生の夜明け

作者: キャンたま

ふぉおおおおおおおおおお

私は、生きているのだろうか。


毎日誰も聞いてない講義をし、そして課題をやってこない生徒。提出してきたと思えば、解しか記述していない明らかな回答のコピペ。なぜこうなったのだろう。訳がわからない。


私は思考を深く沈めた。




学生の頃は幸せだった。数学はとても美しく、向き合い思考を始めるとすぐさま数字と式の世界に引き込まれた。その時だけは時間を忘れ去れてくれた。


ああ、あの頃に戻りたい。そして何も考えず、数字の羅列と向き合い。ただ私から世界を忘れさせてくれる、ただ解と私との存在以外いない世界。


その世界だけで幸せだった。

私は数学の世界、自分だけが作り出した世界に浸りたかった。


だから私は自分だけの世界が永遠続く環境に身を置いた。


はずだった。あの時までは




現実はただ私の世界、素晴らしき楽園が異教の生徒たちに侵され、しまいにはshadow birthが蔓延する世界にとって変わった。



あいつだ。あいつが全ての元凶。


世界の破壊者。


唐突だった。


何も出来なかった。


ただあいつが世界を蹂躙するのを見て見ぬふりをすることしかできなかった。


やつは、魔獣だ。私から全てを奪った魔獣。


今でも覚えているやつが言った言葉を


「おい! オレのシャ◯バ中に講義すんな!!」





こんな理不尽があっていいはずない。こんな事があって溜まるか。許さない。




私は、決意した。あいつの単位は微分する。



それが私と奴、魔獣との4年間に及ぶ戦いの幕開けだった。





あざます

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