結局なんの意味もない
目が覚めたらもう潰れた団地の屋上に居た「あれ?どうしてこんな所に?」俺は確か秋さんとホテルに入ったはずうーん
「今の状況が分かっていないような顔してるわね」あっ秋さん、
「あのっ 僕は一体?」彼女はふふふっと笑いながら何かを囁いた
途端急激な頭痛に襲われる
そうだ思い出したこの女は!
ギロっと女を睨みつける。「そんな目で見ないでよさっきまでラブラブだったでしょう?」こいつ
今の今までっ クソっ
「なんのつもりだ?何故こんな事を」そう続けようとして口を開いたが言葉は続かなかった
急に背中に急激な痛みが生じたからだ「うふふ」その場でうずくまる俺をみて女は笑う「結局最後まで気づかなかったね、そして結局最後も騙される」そして女はラジオを流し始めた「今日で13人目です」「は?」俺は混乱したニュースの内容は大学生とその妹の死体が見つかった事だった大学生は包丁で胸を刺され妹はショック死だったらしい「あら妹さんも死んじゃったのね」女は淡々と話し始めた「彼ね能力持ちだったの貴方のと少し似ているわ私の能力に体制があるの少しだけほんの少し、だけど少しでも私の生活を脅かす危険因子は潰さないといけないの」何を言っているんだ?この女はそんな理由で殺したのか?
「妹は体制が変にあったせいで途中で私の能力が切れてショック死したんでしょうね」
どこまでまクズなんだ!サイコパスすぎる
「あなたもそう嘘を見破る?絶対だめよ、ダメなのそんなの」
「貴様!そんな理由で13人も殺したのか」俺は何とか問いただす
「貴方で14人目ね、初めてだわ一日で3人も殺すのは」女は平然とそんな事を言う「は?」何を言っている?「3人?2人すでに殺したって事か?」汗が止まらない意識がぼんやりしてきた
「そうよあなたとお茶をしている時にお金を下ろしに言ったでしょ?その時よついでにお金もしっかり貰っておいたわ」
なんだと?この女はたった30分の間にちょっと行ってくるとという感覚で2人も殺し金まで盗ってきただと?「クソビッチのゴミが貴様に生きる価値などない」こいつだけは殺さないと 俺が止めないと悲劇の連鎖は止まらない
「いいわぁ いいわね、その顔よその顔が好きなの貴方は格別ね」
ヨダレを垂らし顔を朱に染めて言う「貴様は根本から腐っている」
俺は何とか立ちあがり女を取り抑えようとする もう殺してしまってもいい止めないと!幸い身体はまだ動く筋力的にも俺の方が圧倒的に上「何とか意識、もってくれよ」そして俺は女へ掴みかかろうとした時「貴方は警察でもなければ連続殺人事件を追う刑事でもない連続殺人事件なんて知らない人でしょ?」そうだ何故俺はこの女性に掴みかかろうとしたんだ?
「貴方は鳥になれる貴方は人類で初めて空を飛ぶことが出来るそして貴方は飛ぶんでしょ?」そうだ
飛べるんだ 俺は飛べる
飛ばないと