閑話 聖霊の能力
さて、『魔物討伐』を出そうと思いましたが
急遽思いついたので書き込んでしまいました
もしも楽しみにしていた方がいたらすみません
二日後までお待ちをー
今回はシルビア視点なので普通の話と同じくらい
書けたけどなんで他の視点だと文字数少なくなるんですかね
◇
黒陽を召喚してから数日後
ボクは黒陽を呼び出すことにした
精霊はいつも一緒に居る訳ではない
普段は精霊たちの住む霊界におり
普通は実態が無い為ボクたちの住む世界には
来れないが召喚者を繋ぎ止める鎖として
こっちに来れるのだ、ちなみにその鎖は魔力だ
召喚する際かなり魔力を消費するが
それ以降は魔力を消費しない
「我が契約に従い、姿を現せ、『精霊召喚・黒陽』」
精霊を呼び出す為の詠唱を唱えると
魔力が結構持っていかれた
『む?何か用事か、シルビア』
黒曜石の瞳を持つ彼女が話しかけてくる
「うん、そうだよ、黒陽に力を貸して欲しくて」
何故か黒陽は嬉しそうに
『そうかそうか、我が力を使いたいか』
と言った
「それで黒陽はどんな力が使えるの?」
『うむ、例えば』
黒陽が説明したことをまとめると
・一度、黒陽が聞いた詠唱は名前だけで発動可能
・魔法の魔力効率が上がり消費魔力が少なくなる
・魔力の制御がし易くなり自由度が増す
・全てを扱う事は難しいがありとあらゆる魔法を扱える
・ただしそれ相応の努力は必要
ただこれは普通の精霊よ話であり
聖霊は違うらしい、これに加え
・自分の司る属性のスキルを与える
という物があり、【混沌】がそれに当たるそうだ
『あぁ!そうだ、シルビアはステータスが見えるのだったな?』
「え?そうだけどそれがどうかした?」
黒陽が腕を組み考える振りをして
……美人はこう言うのがさまになるからいいよなー
とか考えてると
『ふむ、シルビアは転生者の類か?』
「えっと、そうだけど」
元々あまり隠す気の無いボクは素直に言った
「だけどそれがどうかした?」
『あぁ、実はステータスとは転生や転移をした者にしか与えられんのだ、しかもその者たちは総じて強い力を持つ、シルビアは闇系統の属性が強いようだ』
「えっと、それはスキルじゃなく?」
『いや、基本的に才能で現れるからな
シルビアの場合、魔法の属性に現れただけよ』
ホントかな?蒼月調べてくれる?
(了解、解析を開始…終了想定時間十分)
え、意外とかかるね
まあ時間はたっぷりとあるしいいか
◇
黒陽と話して時間を潰してると
(解析完了、情報を開示)
どうやら解析が終わったみたいで
頭の中にこのような情報が流れてくる
––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
【属性適性】
火属性:B
水属性:B
風属性:A
土属性:C
光属性:C
闇属性:S
無属性:A
––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
なるほど、確かに闇属性にかなりあるし
風や無属性にも適性があるんだね
(肯定、確かに黒陽の言った通りシルビアは闇系統の属性に強い適性があるようです。)
そうみたいだね、これからは闇と風と無属性を中心に
鍛えて行こうか
『さて、と確認も終わったみたいだし
訓練でもしようか』
「ふぇ?」
『そうだな、魔力を持っと扱えるようにしようか』
凄く綺麗な顔で笑みを浮かべる
だが、なんだか怖いのだ
「ど、どうしたの急に?」
『いやーさすがに対等とは言え我が主となったのだ
すぐ死んでもらっては困るし、鍛錬でもさせようかと
どうやら、魔力操作をあまり上手く使えてない様子
我が直々に鍛えてやろう、なーに四時間もあれば
少しは出来るようになる』
ヒ、ヒエエェーーーーーー
この後、魔力の物質化やら魔力操作の効率化とかを
頑張って獲得して許された
……疲れたよ
◇
おまけ
【雑談】
あいも変わらず、雑談ばっかりで雑談コーナー的なのになってきてる今日この頃、これ書いてる時に
評価方法がかなり変わっていて驚きました
前のと違って簡単に入れられるのでいいですね【☆☆☆☆☆】を一つでも★にしてくれると
作者のやる気が上がるので、気が向いたら
入れてやってください
あと黒陽の口調が安定しない……
もう男口調でいいかな…
次回、今度はちゃんと出します!
『18 魔物討伐 〜前半〜』




