表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ガチャ転生 〜ボクっ娘は異世界を謳歌する〜  作者: むに
第二章 成長と家族とボクっ娘と
25/59

15 授業 〜属性魔法と精霊契約編 前編〜 


ついに20本目か、意外と続くものですね

自分自身、すぐに飽きて失踪でも

するかと思ってたのですが


VR物は………すみません流石に難しかったです。

一応、VR物の新作は考えてるのですが

ガチャ転生が、終わるかもしかしたら

同時投稿するかも……






––––––蒼月(天の声)の名前が決まった次の日



ボクはルシエル(賢者)の授業を受けに

騎士たちが訓練している訓練場に来ていた


偉そうに手を腰につけているルシエルが

口を開く


「さて、今回の授業の内容は属性魔法じゃ」



へぇー魔法か、早くないかな?

そう思ってると考えを読まれたのか


「むっ、その顔は"へぇー魔法か、早くないかな?"

とか思っておる顔じゃな?」



なんで分かったんだよ、ボク、スキルの影響で

無表情の筈なのに


(解答、賢者ルシエルを、解析した結果

読心術をもってることが判明した

この読心術というスキルは相手の考えてる事を

読み取るスキルだが、相手の隠したい事は

読み取れないという欠点を持つ)


つまり、ボクの考えは筒抜けってことか……


「確かに普通なら早いかもしれんが

お主は違うじゃろ、何故かもう基礎も出来ているし

応用もすぐにマスターしたからのぅ

それじゃったら魔法も教えてしまおう

という魂胆(こんたん)じゃ」


なるほどね


「だったら、早速教えてくれるかな」


「むぅ、最近の若者は慌て過ぎでは無いかの、

まあ、儂はやるがな」



……なんか年寄りみたいことを言ったかと

思ったら、すぐに掌返しをするって言うね

ボクが呆れた目をしていたことに気付いたが

スルーするらしい



「さて、お主は基本属性は何と何があるか

分かるかの?」


「えっと、火属性、水属性、風属性、土属性、

光属性、闇属性、無属性の計7つだよね」


「うむ、そうじゃの、そして属性に相性が

あるのは知っておるかの」



そうなのだ、実は魔法には相性というものが

存在する、それが複合魔法などに必要だ

火は水に弱く、風と相性が良い

水は風に弱く、火に強い

風は土に弱く、火と相性が良い

土は火に弱く、水と相性が良い


光と闇はお互いに相性が良い

ゲームみたい互いに弱点同士とかでは無い


ちなみに無には弱点は無い、代わりに相性の良いものも無いが


その事を伝えると、ルシエルは満足そうに


「ほう、ちゃんと予習してきたのか偉いのう」


と褒めてきた



「次は属性の司る物についてじゃが

火属性は温度を司り、

水属性は液体を司り、

風属性は気体を司り、

土属性は物質を司り、

光属性は秩序を司り、

闇属性は混沌を司る、

さて、無属性は何を司るか答えてみよ」



……急に問題を出してきたな

えぇと、無属性を司るものは………

知識には無いね、蒼月さーん、教えて下さい!


(了解、無属性は、主に魔力を使い

ものを強化したりするので、強化、または魔力だと

推測する、シルビア、貴女は勉強してた筈では?)


なるほどなー、それだと魔力かな、別に無属性は

強化だけじゃ無いからね……最後の質問は

うん、まぁ、気にしないでね


(推測、シルビアは、思い出すというプロセス(工程)を面倒臭いと思ってるだけでは?)


……そ、そんな訳ないじゃん


(報告、私はシルビアの記憶を読んでる為

面倒臭いと思っていることは既に予測していました。)



…………ぇぇ



「無属性は魔力だと思うよ」


「ふむ、何故そう思った?」


ボクは考えた事をルシエルに語った



「うむ、正解じゃ、無属性は魔力を司る

これで強化とか言ったらどうしようかと」



……そうルシエルが言うと何故か、寒気がした

なんか怖いなー


「さぁ、まだまだ、授業は続くから

ついてくるんじゃぞ」












そう言って二時間ほど座学を詰め込まれた

ハッキリ言おう、疲れた


てか、なんで外で授業やってんだろうね



「うむ、ここまでよく、ついてきたな

儂もペースを上げまくったからの、ついてこれたことに驚きじゃな」



……その自覚あったのかよ、ずっと魔法理論とか

聞かされて辛かったよ



「さて、基本属性魔法の理解について深めたところで

今から精霊契約をしたいと思うのじゃ」



精霊契約?教えて!蒼月さん、


(解説、魔法使いは、精霊を使って魔法を使うが

それは微精霊と言って、意思の無い、精霊であり

魔力変換率が悪く、燃費が悪い事が欠点

しかし、何処にもいるのでいつでも使えるのは利点


精霊契約は、精霊と契約して、専属になって

魔力を渡す代わりに魔法を扱い易くし

魔法の燃費も良くなる、大抵の魔法使いは

これをしている)


その蒼月の解説とほぼ同じ事をルシエルが

言うと


「ではせっかくじゃし、儂の精霊を見せよう

出てくるのじゃ、ストレア」


そう言うと、炎が立ち上がったと思うと

中から人が出てきた


その人は、炎のような赤色の髪の毛に

強気そうな、釣り上がった赤い目

ビスクドールのような白く透き通った肌

民族衣装のような赤い服を(まと)った

人形と見間違えそうな美形な顔


なんとなく、人間では無いという

何かがそこにはあった



ボクが見惚れていると


『ふんっ、なによ、ルシエル急に喚び出して

あたし、暇じゃ無いんだけど!』


とルシエルに怒鳴りかかっていた


「すまんすまん、ストレアに紹介したいやつが

おっての」


と言って、ボクをストレアのまえに連れてくる



不貞腐(ふてくさ)れたように

『なによ』と言いボクの方を見ると


『えぇ!なによこの()すごい可愛いじゃない

しかも魔力もすごい美味しそうだし』


とさっきの不貞腐れた様子はどこに行ったのか

興奮してボクの肩を掴んでいる



「うむ、可愛いじゃろ、儂の弟子じゃ」


『へぇーあんたには似合わない娘ね

……うん?ねぇ、なんであんた、実のm』


そう何か重要そうなことを口走ろうとした瞬間に

ストレアは、ルシエルに口を押さえられた


『むぐっ!んん、ぷはぁルシエル急になにするの!』


「ストレアよ、それは秘密という約束じゃろう」


とか言うやり取りをしていた

……実の……なんなんだろうね

最後「むっ」のあとに「す」って聞こえた気がする

けど“娘”とかじゃ無いだろうしね

なんか、気になるな


(………)


うん?どうした蒼月、気になることでもあった?


(否定、なんでもありません)



うん?なんなんだろうな




………(シルビアは、)…………(鈍感な気がします。)



何か、蒼月が呟いた気がしたけど、気のせいかな?






おまけ


【裏話②】


初期の設定では、この世界は運命というものに

縛られており、


○○をする

  ↓

魔物に襲われて死ぬ


などのように箇条書きで書いてあり

その矢印の空白部分で少し運命を変えても

結局、魔物に襲われて死ぬという結果になる

とか言う設定で

シルビアの体は母親の胎内で死ぬはずだったが

シルビアが転生したことにより、その死ぬ運命が

書き換えられて、運命が無いとかいう

イレギュラーな存在になって運命の旋律とか言う

運命を見ることの出来る能力を手に入れて


自分の運命が無いのなら、自分が干渉することに

よって、結果が捻じ曲がるかも知れないと

不運な運命を持つ人を助けるために旅に出る、


というストーリーにする予定だったけど

シルビアはそんな性格じゃないし

不運な人のストーリー書いても、同じ事の連続で

マンネリ化しそうだったので辞めました

長文失礼しました



次回、シルビアが精霊を喚び出す!

『16 授業 〜属性魔法と精霊契約 後編〜』


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ