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第128話 新装備での戦闘

前回のあらすじ

ダルモウス山脈のダンジョンにやって来たユーマ達は、コレットによって64階層まで転移する。

底での戦闘は、アリア達従魔のストレス発散の場となり、戦闘はアリア達による一方的な蹂躙の地となった。

 65階層に降りた僕達は、その景色を目にしていた。


 そこは一面が白銀に覆われた、雪原の世界だった。


「この階層は雪原――寒冷地の階層か。いきなりこんな特殊な階層に来るなんてね」


「ぶえっくしょい!! ユーマ、お前とラティはそのローブのお陰で平気かもしれねえけど、この寒さ、俺にはきついぞ!」


 クレイルが鼻水を垂らしながら苦言した。


 僕とラティはこの環境適応の効果がある魔竜のローブがあるから、この寒冷地でも防寒具なしで普通に出来ていたが、そういえばクレイルやコレットはそんな装備がない事を失念していた。

 反省反省……。


「ごめんごめん。アリア、早速で悪いけど、レジストをお願いできる?」


『分かりました。クレイルさん、コレットさん、そこから動かないでください』


 そう言い、アリアは翼を広げて魔力を放ち、クレイル達を包んだ。


「おっ? 寒さが引いたぞ」


『耐寒のレジストです。持続時間はおおよそ24時間ですので、1日おきに掛け直す必要があります』


「サンキューな、アリア」


「次に、皆にそれぞれこの耐寒効果のポーションを配って置く。もし何らかの事態で、アリアやアインがレジストの掛け直しが出来ない状況になった時に備えて、各事このポーションで対応できるように」


 僕は収納魔法から耐寒ポーションを出し、各自に1ダース分ずつ渡した。


「これで準備が出来た。行こう」


 僕達は次の階層を目指すべく、足を進めた。


 だがこの階層は、移動がかなり面倒だった。

 足場が雪だった為、足が雪に取られて上手く歩くのに、慣れるまでの時間が必要だった。


「結構歩くのがしんどいわね」


「ユーマ、いっそレクス達に乗った方が速くないか? 歩きじゃ時間が掛かり過ぎるからさ」


「それもそうだね。アリア、クルス、レクス、ちょっとお願いできるかな」


『それくらいお安い御用です』


「グルルルゥ」


「ウォン」


 僕は標準サイズのアリアに、ラティはクルスに、クレイルはコレットとアインと一緒にレクスに乗った。


『では行きますよ』


 アリア達に乗っての移動は、かなり快適だった。

 アリアとクルスは空を飛んでの飛行で、レクスは雪の上だろうと関係なしに駆けて、とてもスムーズに移動できていた。


 その時、地上のレクスが突然止まりだした。


「どうした、レクス?」


「グルルルルルゥ」


 レクスは前方に唸り声をあげて警戒していた。


 アリアとクルスも一旦地上に降りて、僕は地上に立った。

 そしてすぐに探知魔法を発動させ、レクスの唸り声の訳を知った。


「皆、前方に魔物の反応がある。数は20以上だ」


 警戒しながら前進して魔物が見える所まで来ると、そこには氷の体でできた身長3メートル半程の巨人の様な魔物がいた。


「あれってまさか……」


「あれはアイスゴーレム。氷属性のゴーレム種の魔物よ」


 このアスタリスクには、大きく分けて2種類のゴーレムが存在する。


 1つ目は、僕達の馬車を引いている馬型ゴーレムの様な人工的に作られた、マジックアイテムのゴーレム。

 これは、ミスリルやアダマンタイトの様な魔力の循環率に優れた金属で作ったボディに、魔石を加工した心臓部となる魔核を埋め込んで動く。

 所持者の魔力を登録すれば、その主となった者の命令に従って忠実に動く。


 2つ目があのアイスゴーレムの様な、自然に発生した魔物のゴーレムだ。

 こっちは自然に溜まった魔力から形成された魔石を核に、その属性に該当した身体を持つゴーレムだ。

 例えば土属性なら、岩でできたロックゴーレムや、鉱石という点からミスリルでできたミスリルゴーレムなど、炎属性なら溶岩でできたラヴァゴーレムなどが存在し、今回は氷でできているので氷属性のアイスゴーレムとなる。


 また、魔物のゴーレムは特殊な体で、戦闘で体を壊されても核となる魔石が無事なら、自分に該当する物質を用意すればそれを取り込んで破損部位を修復できてしまう。

 そしてここは寒冷地で辺りには雪しかないけど、その雪に含まれている氷の結晶や、中には氷柱といった氷塊などもあるから、アイスゴーレムにとってはホームグラウンドみたいな場所だ。


「ゴーレム種の魔物は、その体から魔石を抜き取れば活動が止まって倒せるわ。炎の魔法で溶かすか、物理攻撃で砕いて壊すのが有効だけど、どうする?」


「コレット、皆、ここは僕に任せてくれないかな?」


 僕は皆にここは自分に任せるように言った。


「ユーマくん、どうするの?」


「こいつを使うのさ。前の階ではアリア達が大暴れした事で使えなかったから、ここでこの神器の性能を試してやる。それから、ガリアンさんの所で強化された武器も試しておかないと」


 僕は前回のダンジョンの攻略報酬の、イリアステル様からの転生特典として手に入れた神器、神刀アメノハバキリを抜いて、左手に強化された白百合・迅を持った。


「成程ね。確かに再生能力を持つアイスゴーレムなら、十分に神器と強化された魔剣や魔槍の性能を試すにはもってこいの獲物ね。なら、援護は私に任せて、安心して行ってきなさい」


「ありがとう、コレット。じゃあ、行ってくる!」


 僕はアメノハバキリと白百合を手に持って構え、アイスゴーレムの所へと身体強化で一気に加速した。


 アイスゴーレム達も接近してくる僕に気が付き、その太い氷の腕を振りかざして向かってきた。


「行くぞ! ライトニングエンチャント!!」


 普通の身体強化から雷の複合強化に切り替え、僕は右手のアメノハバキリを逆手に持ち替え、1体目のパンチを逸らすイメージで当てようとした。


 だが――


「えっ? 嘘……」


 刀が当たったその瞬間、まるでバターを切るかのようにアイスゴーレムの腕を横に上半分が斬り落とされてしまった。


 アメノハバキリのミネルヴァに引けを取らない切れ味に驚くも、すぐに僕に襲い掛かってくる2体目、3体目というアイスゴーレムに反応し、アメノハバキリを持ち直して今度は白百合との二刀流で腕や足を次々に斬り落として、アイスゴーレム達の戦闘力を奪いつつアメノハバキリの性能を確かめて、使い方を覚えて行った。


 やがて全てのアイスゴーレムを斬ったが、奴らはすぐに近くの氷塊に斬り落とされた箇所をつけて、たちまち元の状態に再生していった。


「まずはこいつの切れ味を確認できたから、次はこいつの能力を試してみようか。その為には、まず1体を確実に倒さなくちゃね」


 僕は先頭にいたアイスゴーレムに狙いを定め、袈裟斬りで上半身を斬り落として、切り口から出た心臓部の魔石を掴み、1体目を倒した。


 すると、アメノハバキリの刀身に水色の光が灯り、中に吸い込まれる様に光が消えた。


「これってもしかして……となると、次はこれを使うようにイメージを込めれば……」


 次に柄に魔力を流し、今斬ったアイスゴーレムの能力みたいな物をイメージにして乗せてみた。


 するとアメノハバキリに僕の魔力に交じって何か別の魔力が纏われた。


「これがアイスゴーレムの能力が乗っているとすれば……このまま攻撃しろという事か」


 僕は別のアイスゴーレムに狙いをつけ、そのまま刀を振った。


 その時、刃がアイスゴーレムのアイスボディに当たった瞬間、氷属性の魔力による魔力波――所謂衝撃波が発生して、それによってアイスゴーレムの身体を粉々に砕いた。


 そこから現れた魔石をキャッチして、僕は今の攻撃の中身を知った。


「そうか。アイスゴーレムはゴーレム種――つまりパワーに優れた魔物だ。そこに氷属性が加わって、アメノハバキリに氷属性の魔力によるパワーが衝撃波になって、まるでハンマーで殴った様な斬撃になったのか」


 本来氷属性の魔物に同じ氷属性の攻撃は効果が薄いが、アメノハバキリの神器によるパワーが上乗せされて、その相性を凌駕する威力が生まれたという所かな。


「実際に使うと、これはとんでもない代物だよ。イリアステル様が創ったとなれば、色々と納得するしかないけどね」


 そして僕は気を引き締め、周囲を囲んでいるアイスゴーレムに集中した。


 現在アメノハバキリは、さっきの一撃で2体目を倒した時に、その2体目の能力が蓄えられている。


「僕の予想が正しければ、アイスゴーレムの能力ならこういう事も出来るかもしれない……な!!」


 僕はさっきと同じ要領で柄に魔力を流し、刀身にアイスゴーレムの力を纏わせた。

 そしてそのまま地面に突き刺し、そのまま周囲に魔力を広げた。


「サーチ! マルチロックオン! アイスピラー!!」


 そしてホーミング魔法も使い、周囲にいる全てのアイスゴーレムをロックオンしたその瞬間、奴らの足元から巨大な円錐状の氷の柱が現れ、全てのアイスゴーレムの胸を貫いた。


「よし! 思った通りだ!」


 今僕がやったのは、アイスゴーレムの能力で氷魔法の能力を増幅させた事だ。


 アイスゴーレムは破損部を氷で修復して再生する能力がある。

 それはつまり、氷に対して()()()()()()があるという事だ。


 そこに今度は僕自身が氷属性の地形操作系の魔法を使い、それにアイスゴーレムの氷干渉を加えた事で、その威力を強化したのだ。


 アメノハバキリは、単に魔物の能力を蓄えて解放して、その能力を乗せた攻撃が出来るだけでなく、今の様に特定の物体に干渉する能力ならそれと相性の良い魔法と合わせて、それによる相乗効果で魔法を強化する事も出来る事が、今の攻撃で分かった。


「あとはアメノハバキリで止めを刺す事にして、次は魔剣や魔槍を試す!」


 その瞬間、アイスゴーレム達が氷柱を自力で砕いて、拘束から放たれた。


 僕はライトニングエンチャントによる加速力で駆け、まずは白百合に魔力を流した。

 すると、その瞬間からこれまでの白百合の神速とは桁違いの加速力で、僕はそのままアイスゴーレム達を通過してしまった。


 僕は慌てて白百合とアメノハバキリを地面に刺して急ブレーキをかけて止まった。


「凄い加速力だな……これが強化された白百合の神速の力か……なら、今度は改めてその威力を試めさせて貰うか!」


 再び白百合に魔力を流し、今度は新たに追加された風属性の力を発動させた。


 そして目の前にいた内の1体に狙いを定め、駆けだしながら左手の白百合を振り被った。

 そのまま一瞬で白百合を振り、アイスゴーレムの両腕を肩から斬り落とした。


 だがこれには僕も驚いた。

 何故なら、今の攻撃で僕は1回しか白百合を振っていないのに、両腕を斬り落とせたからだ。


 だが斬った直前に、白百合が当たった箇所とは別にもう1ヵ所も斬撃が入ったのを見ていた。


 これから推測するに、この強化された白百合・迅は風属性が追加されたという点から、これはバロンさんの風斬剣と同じ風属性の魔剣だ。

 だがバロンさんの風斬剣が風を起こして攻撃するのに対して、こっちは風の魔力を圧縮させた風の刃で攻撃するタイプの魔剣だ。


「つまり、1回の攻撃で複数の斬撃を放つ多連撃系の魔剣という訳か。これは思った以上に強力だな……とっ!!」


 すかさずアメノハバキリで突きを放ち、胸部の氷を砕いて魔石を出して倒した。


「次!」


 背後に回ったアイスゴーレムが拳を突き出したが、僕はアメノハバキリを振り上げて腕と胴体を切り倒して倒し、振り向きざまにもう1体のアイスゴーレムに白百合を投擲した。

 その白百合は狙ったアイスゴーレムの首に刺さり、アイスゴーレムがその衝撃で上体を倒したのと同時に僕はその真上に跳び、魔石の部分の氷にアメノハバキリを突き刺して砕き、魔石を外に押し出してこの個体も倒した。


「次は……こいつだな」


 今倒したアイスゴーレムに投擲した白百合をそのままに、収納魔法から今度は黒薔薇を取り出した。

 するとライトニングエンチャントを発動中だった事もあったのか、黒薔薇に追加された雷属性と反応し合って、黒薔薇の刀身全体が雷に包まれた。


「僕の雷魔法に反応して黒薔薇自身の雷属性が相乗効果でパワーアップしたのか。それならこのまま……」


 僕はこの状態でアイスゴーレムに接近し、黒薔薇による刺突を繰り出した。


 すると僕の雷の魔力と黒薔薇に付与されていた雷の属性が生んだ相乗効果による撃滅の効果で、アイスゴーレムの身体は魔石を残して粉々に砕け散った。


「凄い……僕の雷の魔力のお陰もあるけど、黒薔薇の撃滅の効果が白百合と同様にこれまで以上に上がっている……」


 雷属性は8属性の中でも特に攻撃性の高い属性な為、それが黒薔薇の撃滅の効果と合わさってこれ程の破壊力が出ていたのだろう。


 白百合が神速の効果を活かす為に風属性、黒薔薇が撃滅を活かす為に雷属性と、僕の2本の魔剣はガリアンさんによって途轍もなく強力な魔剣に進化していた。


「元々白百合はスピード、黒薔薇はパワーの魔剣だったけど、それが更に強化されたから、僕もより強くならないとな。でもその前に、まだ試していないのがあったな」


 僕は黒薔薇を一旦腰に差し、収納魔法から最後の強化された武器を取り出した。


「最後に、ジルドラスだ」


 左手にジルドラス・瘴を持って、アメノハバキリを右手に持ったまま長物のジルドラスを構えた。


 残りのうち数体のアイスゴーレムがほぼ同時に拳を繰り出してきたが、右側の攻撃をアメノハバキリで、左側の攻撃をジルドラスで弾いて防御した。


 アメノハバキリでの防御はそのままアイスゴーレム達の拳を腕ごと砕き、ジルドラスの方も腕を砕いたり腕を斬り落としたりしたが、ここで双方で与えた箇所での違いが現れた。


 アメノハバキリで斬った腕は、たちまちアイスゴーレムの再生能力によって元通りになったが、ジルドラスで斬った所はその部分がどす黒い魔力に包まれて再生していなかった。


「そうか。これはケルベロスの牙の瘴気の効果か」


 ジルドラス・瘴にはケルベロスの牙を使って強化されている。

 ケルベロスの牙には強力な瘴気が宿っていて、それにやられるとたちまち瘴気が体中に回ってやがて命を落とす。


 そしてこのジルドラスにはその牙が使われていて、ネルスさん達によって組み込まれたこのジルドラスは瘴気を纏っている。


 おそらくこの瘴気は、攻撃した相手の能力を阻害する効果もあるのかもしれない。

 アイスゴーレム――ゴーレム種の再生能力は、その魔物の能力によるものだから、ジルドラス・瘴の攻撃を受けた箇所が瘴気に蝕まれて、再生が出来なくなったんだ。


「ジルドラスもまた、とんでもない能力が付いたな。でも、これなら確かにベヒモスとの戦いでも大きな力に成りそうだ。でも今は……」


 僕はジルドラスでダメージを与えたアイスゴーレム達を纏めてアメノハバキリで薙ぎ払い、一瞬で葬った。


「目の前のこいつらだ。もう僕の魔剣と魔槍の効果は把握した。ここからは本気で行かせて貰うよ」


 そしてここからは僕による一方的な蹂躙となり、アイスゴーレム達は瞬く間に1体とも残らずに殲滅された。


「討伐完了だな」


 僕はもう付近に敵がいない事を確認して、アメノハバキリを鞘に納め、白百合、黒薔薇、ジルドラスを回収した。


「お疲れ様、ユーマくん」


『お疲れ様です』


 ラティとアリアが寄って来て、僕を労った。


「ありがとう」


 そこにクレイル達も寄って来た。


「俺達の所でも見えたけど、その魔剣も凄かったけど、何よりもその神器本当にスゲエな。斬った魔物の能力を吸収して解放するのは知っていてけど、実際に見ると本当にとんでもない物だったな」


「うん。僕も自分で使ってみて思ったけど、イリアステル様もとんでもないチートな神器を贈ってくれたものだよ」


 このアメノハバキリが地球の神様に代わっての転生特典にくれたのは百歩譲っていいとしても、これは以前手紙に書いてあった英雄王アルフレッドの特典よりも遥かに凄すぎる。


「そういえばユーマ、ちょっと気になったんだけど、その神器は斬った魔物の能力を吸収して蓄える能力があるらしいけど、もしその容量に限りがないとしたら、いずれはどの魔物の能力が蓄えられているのか分からなくなるんじゃない?」


 コレットの指摘は尤もだった。

 今後もこの刀には多くの魔物を斬って力を蓄えさせて、ベヒモスとの戦いに備える必要がある。

 その時にどの魔物喉の力があるのかを把握していなければ、いざという時に忘れて命に係わる恐れがある。


「こんな時、ステータスみたいな物が出てくればいいけどなぁ……でもここはゲームの世界とかじゃないから、そんな都合の良い物があるとは思えないし……」


 その時、アメノハバキリが輝きだし、僕の脳内に何かが浮かんできた。


 そこにはアメノハバキリで斬った魔物の名前とその数、そして能力の内容などが載っていた。


 …………なにこれ。

 なんだか、斬った魔物の情報が出てこないかなと思ったら、こんな情報が頭の中に浮かんできた。


 これってアメノハバキリのもう1つの能力とかいう奴かな?


 何にせよ、これで問題点が解消された。


「どうしたユーマ? 急に黙りこくって」


 気が付くと、クレイルが目の前で掌をヒラヒラさせていた。


「いきなり彫刻みたいに固まっちまうから、心配したぞ」


「ごめんごめん。ちょっと切った魔物の内容が知りたいと思ったら、急にアメノハバキリが輝きだして、そしたら頭の中にアイスゴーレムの名前と数、それから能力の内容が出てきたんだよ」


「それって、つまりユーマの頭の中に一覧となって出てきたって事?」


「そうだよ。だから、コレットの懸念も解消されたんだよ」


「何というか……もう何でもありね……」


「全くだよ……」


 何にせよ、アメノハバキリと強化された魔剣と魔槍での初陣も終え、更に問題点も消えた事で、僕達は再び相棒の従魔に乗って寒冷地の階層を進み始めた。

総合評価1000まであと100を切りました。

まだ未評価の方は是非評価をお願いします。

また、「面白い」、「続きが気になる」、「更新頑張れ」と思いました方は、ブクマ、感想、評価してくださると、今後の執筆の励みにもなります。


魔物情報


アイスゴーレム

ゴーレム種のBランクの魔物。

全身が氷の身体で出来ており、身体が砕けても周りの氷を付ける事で再生出来る。

パワーも優れており、氷の属性に干渉する事で凍結のパンチも繰り出せる。

討伐証明部位は魔石。


次回予告

雪原を進むユーマ達は、途中の洞穴で休憩する。

そこで食事にしようとするが、そこで新しい魔物と遭遇し、それを確保しようとする。


次回、雪原での食料調達


また、現在新作を投稿しています。

そのURLはこちらです。

https://ncode.syosetu.com/n6925fx/

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