表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

甲子園(二百文字小説)

作者: りったん

「もしもし、母さん」


「お前かい。どうしたんだい?」


「高校野球を観に行きたいのでお金を振り込んで欲しいんだ」


「そうかい。いくら振り込めばいいんだい?」


 母があっさり振込を承知してくれたので、息子は一瞬唖然としたが、


「五万円あれば、大丈夫だと思うよ」


「わかったよ、今日振り込むよ」


 翌日、息子は出発の準備をして駅へ向かい、ATMで引き出そうとしたが、入金されていなかった。


 「振り込むよ」詐欺誕生の瞬間だった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 「振り込むよ詐欺」 新語ですね。 是非、広辞苑にも載せてもらいましょう!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ