表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/26

AfterStory 01 極上の笑顔で、悪徳暴利を自身の分身体に告げた(※キャラ紹介)

キャラ紹介だけだと味気ないので、4話以降出番の無かった姉妹設定のASと合わせてみました。


 バアルナイト王国王都スピーティカ。

 国王ギルバートの治世は、特に争いも無く、モンスターによる被害は軽微で、平和で長く続いており、周りの国の中でも、割りと富んでいる方であった。


 夕暮れ時、アザトール・ルヴィアは冒険者ギルドへ向けて歩いていた。

 ルヴィアは調査をする能力に特化した肉体と能力を与えられており、隠密で調査する役を担っており、対するルヴァンは、主に肉体労働に特化した肉体と能力を与えられている。

 本体から調査やら色々と命じられていたルヴィアは、淡々と仕事をこなしており、記入するため姉妹という設定のルヴァンがいる冒険者ギルドへ向かっていた。


 ルヴィアは冒険者ギルドに到着すると扉を開き中へと入る。

 冒険者ギルドは、酒場と併用されているため、夕暮れとなると、モンスター討伐などを終えた冒険者たちが徐々に集まり、中には小規模の宴会を始めるパーティーもいるぐらいだ。


「私の! 裸を! 見たいか!」


『おおぉぉぉぉぉお!!』


「なら飲み比べようじゃ無いか! 私が飲み負けたら、一枚ずつ脱ぐよ!」


「面白い女だ。どれ、王都最強の酒豪と呼ばれた俺が、少し揉んでやろう」


 禿げた冒険者が、ルヴァンの挑発に乗り、飲み比べを初めようとする。

 最近、冒険者ギルドの名物となり始めたが、ルヴァンの飲み比べである。

 彼女を飲み負けたら全裸となる。

 逆に負けた挑戦者は飲んだ酒代を負担する。

 ルヴィアは溜息を吐き、隅の方の目立たない小さなテーブルに座った。


(姉妹設定……。間違えたかもしれない)


 酒代が相手負担になるので、ルヴィアは止めないが。

 もしも、こう言うゲームをせずに、そのまま普通に飲まれていたら、ルヴァンの酒代だけで借金を背負うことになりかねなかった。

 バアルナイト王国は平和である。

 故に人々に脅威となる上級モンスター達はほぼ居ないため、ルヴァンの酒代をモンスターを狩って賄うというのは不可能であった。

 ルヴィアは、周りが気にしない小規模の結界を張り、机の上に取り出し紙を置くと、ペンを持ち書き始めた。







■Name:アザトール・デウス・エクス・マキナ(旧:アザトール・オリジン)

■Class:か弱い可憐な普通のメイド(自称)、殺神者

■Characteristics:黒髪。ポニーテール。外見年齢15歳

 私達のオリジナル体。

 性格は最悪。分身体の中ではナイヤ以外からは絶対に嫌われている。

 死ねば良いのに。死ねば良いのに。

 ただ強さだけは右に出るモノはいない。様々な神からの詛いを受けている。

 神を殺す事が出来る武器、殺神剣・エヴァンライオスを持ってる。

 因みにデウス・エクス・マキナは、本来は機械神の意味を持っているけど、オリジナル体の場合は「超越した事象」という意味合いである。


■Name:トワ・ロイヤル・バアルナイト(旧:トワ・オールドワン)

■Class:バアルナイト王国第二王女

■Characteristics:銀髪。セミロング。体型普通。

 私達のオリジナル体が仕えるご主人様。

 分身体は本体には逆らえても、この人には逆らえないようになってる。

 プロ顔負けのポーカーフェイス。一部の人からは不気味がられている。

 若干ネガティブ思考。

 デウス・エクス・マキナ≒■■■■が持つ言霊神の権能により、王都の人々から嫌われている。


■Name:ルドラ・ブラッティスト

■Class:バアルナイト王国騎士団団長、トワ第二王女守護騎士

■Characteristics:レッドオレンジ。顎髭。刈り上げ。

 珍しくオリジナル体が贔屓している人間の男性。

 実力は大したことないけど、指揮能力などに優れている。

 オリジナルに苦労をさせられている可哀想な人。一緒にやけ酒を飲みたい。

 かつては神を護った剣。今は大切なモノ(宝)を護る剣となった護宝剣・ルーヴァグライアスの所有者。


■Name:ジャンヌ・ロイヤル・バアルナイト

■Class:バアルナイト王国第三王女

■Characteristics:金髪(よく見ると黒も有り)のミディアム。

 まさかのオリジナル体とギルバート国王の生体情報を元に作られた存在。

 有り様はホムンクルスに近い。

 病弱ではないけど、身体が弱いのは事実で、あまり長時間の戦いはできない。

 けど短時間の戦いであれば、大幅に劣化はしてるけどオリジナルぐらいは出来る、らしい。


■Name:シノン・フォークライ

■Class:四大公爵家フォークライ家令嬢

■Characteristics:赤髪。ロングヘアー。体型普通よりかなり上。

 バアルナイト王国四大公爵家の1つであるフォークライ家令嬢。

 火の大精霊に先祖が愛されていたことで、炎の魔人体になる事が可能な先祖返り。

 王国内ので彼女以上の炎の使い手はいない(対象をちゃんとした人間に絞れば)

 オリジナル体から一撃を受けたことで、トラウマになってる。本当可哀想に――。


■Name:ロザリンド・ロイヤル・バアルナイト

■Class:バアルナイト王国第一王女

■Characteristics:金髪。巻き髪。外面聖女内面悪魔。ナイスバディー。

 第一王女。

 国民の人気は第一王子と二分するぐらい高い。外面は聖女。

 内心はサディズムが生きて動いているのと変わらない。

 トワお嬢様を凄く気に入ってる。……トワお嬢様可哀想に。


■Name:アルフレッド・ロイヤル・バアルナイト

■Class:バアルナイト王国第一王子、最優王子

■Characteristics:金髪。オールバック。(やさ)しく(すぐ)れた王子(外面)

 第一王子。

 国民からは「最優王子」と言う二つ名で呼ばれてる。

 デウス・エクス・マキナ≒■■■■の主。

 トワお嬢様の心臓を狙ってる。


■Name:ギルバート・ロイヤル・バアルナイト

■Class:バアルナイト王国国王。戦王

■Characteristics:金髪。ミディアム。苦労人。後悔してばかりの男

 この国の王サマ。オリジナル体が殺したいほどの人物。

 若い頃は色々とやった結果。今は常に後悔ばかりしている駄目な大人。

 第一王子に政権実行力を少しずつ奪われ始めてる


■Name:キリディア・グラードン

■Class:元フォークライ公爵家令嬢守護騎士、二つ名『神槍』

■Characteristics:マットアッシュグレー。ショートカット。

 他国からの傭兵。

 二つ名の「神槍」は、所有する武器と、業の冴からきたもの。

 シノンがトワお嬢様を殺し損ねると契約が終了したようで姿を消した。


■Name:ハイネ・マーリン

■Class:バアルナイト王国冒険者ギルドSランク【奇術師】

■Characteristics:薄緑色の髪。ショートカット。体型並よりホンの少し上。

 オリジナル体が従者ギルドで教えていた教え子の1人。

 かなりの実力者。騎士団長のルドラさんとは顔見知りだが避けられている。

 現在は実力を買われて第二王女の守護騎士で、空間系能力が得意。


■Name:アイリーン・ゾディアック

■Class:最強最悪の魔王(自称)。最果ての地の管理者

■Characteristics:黒髪。ロング。金色の瞳。貧乳。ロリ

 ロリババア。

 ギャグに無自覚で全身全霊をかけている。また常に他者を見下そうと色々と努力している。

 本気を出せばオリジナル体ですら負ける可能性があるとかないとか。

 オリジナル体を嫌いで苦手であるため、戦う事はまずないと思う。


■Name:ノーデンス

■Class:執事

■Characteristics:白髪。老人。

 オリジナル体に従者スキルを教えた偉人。

 あのロリコン魔法使いに次いでオリジナル体が尊敬と畏敬する相手。

 分身体ともほぼ全て友好的だけど、なぜかナイヤ-だけは嫌っている。

 実力は不明。少なくとも魔王アイリーンよりは強い、らしい。


■Name:カナタ・オールドワン

■Class:娼婦。

■Characteristics:銀髪。ショートボブ。

 トワお嬢様の実母。

 あのオリジナルと親友になれたコミュニケーション能力がバケモノじみている。

 豪快でやることなすこと、予測不可能な人。

 故人。オリジナルが助けることが出来なかった相手。

 オリジナル体が幾つかのスキルを、主以外で唯一渡した相手。


■Name:デウス・エクス・マキナ

■Class:神造神。

■Characteristics:金銀髪。ロングヘヤー。

 オリジナル体の好敵手にして親友。

 実力は創造した神々よりも強く美しかった。

 かつての護神剣・ルーヴァグライアスの所有者である。

 彼女の肉体は、神々の最高傑作であり、その肉体の一部だけでも神器として価値がある。


■Name:デウス・エクス・マキナ≒■■■■

■Class:神造神の模造神

■Characteristics:白髪。ロングヘヤー。

 デウス・エクス・マキナを真似て造られた神。

 しかし神々の最高傑作であるデウス・エクス・マキナを、遂には越えることが出来た個体はいないはず。故に名は≒(殆ど等しい)となってる。

 これから生み出された分神体には、≡(常に等しい)が名前に加わる。


■Name:マリオ・ルイージ

■Class:バアルナイト王国騎士団副団長

■Characteristics:紫髪。もう騎士団長交代すれば……?ぐらい有能。

 もの凄く優秀な好青年。

 トワお嬢様の守護騎士任務でいない団長の代わりを十二分に務めてる。


■Name:アザトール・ルヴィア。アザトール・ルヴァン。アザトール・ナイヤーラトテップ

■Class:アザトールの分身体

■Characteristics:ルヴィア(本紫髪)、ルヴァン(紅藤色髪)、ナイヤーラトテップ(黒紫髪・褐色)

 オリジナル体の分身体。

 個々にそれぞれ性格に違いがあります。が、根本的には同一にして同合。

 だから互いに嫌悪感があるわけです。

 ナイヤーだけは、ちょっと違う。



※四大公爵家

 バアルナイト王国において王家に次ぐ実力権力がある公爵家。

 ・武力のフォークライ家

 ・知力のゼノバーン家

 ・財力のバビロニア家

 そして表に出ることがほぼない正体不明の、暗部を取り仕切るウォッチドック家


※護宝剣・ルーヴァグライアス

 護神剣をオリジナルが改造改修した剣。

 在り方は多少変わってるが、何かを護ると言った点は何一つとして変わってない。

 オリジナルの事を話したくない程度には嫌ってる。

 かつてはデウス・エクス・マキナが所有していたけど、今はルドラさんが所有してる。

 この剣の模造品をデウス・エクス・マキナ≒■■■■は大量に権能で造り出して、己の分神体に持たせてる。


※殺神剣・エヴァンライオス

 元々はある殺人鬼が所有していた剣。

 それを魔法使いから譲られたオリジナル体が、人では無く神を殺していく内に、殺神剣に変容した異色の剣。

 ルーヴァグライアスとは、幾度となくぶつかり合ったライバル関係にある。

 護る剣であるルーヴァグライアイ。

 殺す剣であるエヴァンライオン。

 言うまでも無いが互いが大嫌い。







(……ま、これぐらいで)


 ルヴィアが報告書を一通り書き終わり、一息入れようとした時。

 報告書を書いていた机の上に巨漢が――先程までルヴァンと酒飲み勝負をしていた男が、降ってきた。

 衝撃で机は壊れ、報告書は壊れたテーブルの木片などが刺さったりしている。

 勿論、これをオリジナルであるアザトールに提供できる訳がない。

 ルヴィアは、元凶の方角を見た。

 そこには飲み比べで勝ったルヴァンが、高らかに笑い勝利宣言していた。


「はっはっはっー。どんなもんだい! まだまだ私は行けるぞー!!」


「……」


「――ん?」


 ルヴァンは気がつく。

 自分に向けて放たれる威圧感にっ。

 威圧感が放たれる方を見ると、そこには怒りに震えるルヴィアに気がついた。

 よく見ると複数の複雑な魔法陣が幾つも出来つつあった。

 因みに1つだけでも、冒険者ギルドぐらいは壊滅できる威力はある。


「お、落ち着くんだ。マイシスター」


「お姉ちゃん。私、もの凄く、怒ってる。凄く怒ってる」


「う、うん、ごめん。ちょっと、調子に乗った。ごめん。本当にごめん。だから落ち着こう」


「怒りは発散しないと、ダメ。貯め込むと、ダメ、なんだよ?」


 バチバチと魔法陣が音を立て始める。

 これはもう無理だな、とルヴァンは察した。


「皆、逃げた方がいい! 妹は手加減をしらないからね!」


 ルヴァンの言葉に周りにいた冒険者たちも騒ぎ初め、魔法陣の魔力と複雑さに戦き始めた者達は逃げ始めた。

 そして魔法陣から光が放たれ、夜の空に向けて幾つもの奔り、冒険者ギルドは壊滅した。







「はあ? 冒険者ギルドを壊滅させて、負傷者を出して、酒代の費用を肩代わりさせられた? それで借金を背負ったから金を貸して欲しい? 仮にも私のアバターの癖に――」


「いや、本当にごめん。今回は洒落にならない借金なので、本当に貸して下さい」


「……私はあまり悪くないのに――」


「はあ。まぁ愚王はちょっと苦労するみたいなので、その点は評価しますから、お金を貸すのは吝かではないです」


「本当! ありがとうっ、オリジナル体にしては珍しく私達に優しいね」


「……ホント、明日はどんな天災が起きるか分からない」


「ええ。ただし利子は一日五割なので、よろしく。死ぬ気が働いて還して下さい」


 アザトールは分身体は極上の笑顔で、悪徳暴利を自身の分身体に告げた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ