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9年使命  作者: べべん
8/10

病み期

これは私の過去最大の病んでいた時期のことです。かなり暗めですがご了承下さい。

学校に行かなくなり、私の1日はガラッと変わった。ずっと部屋に引きこもり、親の家事の手伝いを嫌々しているだけだった。塾に行くと何故学校に来なくなったのかしつこく聞いてくる奴らも無視した。

もはや何もかもを全て捨てたようなものだった。夢も希望も.....


ある日、親の命令口調に反発した。命令口調と道具扱いをやめてくれと、寝る前に置手紙として置いた。しかしほとんど効果はなかった。むしろ悪化したぐらいだった。

「道具扱いにされたくなければ自分から動け」

それができる体じゃないというのを親はわかろうともしなかった....その後も命令、暴言などが続いた.....

そして...こう思うようになった...



いっそ...死んだほうがましだろう...



と...こんなに不幸が続くのであれば死んだ方が楽でいい...こんなつまらぬ命など捨ててしまえと....

そして何度も自殺未遂をした.....自分の首にナイフを向けたこともある...風呂で溺れて死のうとしたこともある...高いところに行って飛び降り自殺をしようとしたこともある.....だが.....未練があったか....できなかった...

だがこれでは何のために生きてるのかわからなかった.....そう悩む日々だった.....

堕ちるところまで堕ちてしまった身である...立ち直れたとしても他の人に戻れるのは相当難しいだろう...

ある日に学校の先生が自分の家に来た。カウンセリングだった。だが私はそんなものは大嫌いだった。いじめられたことのないような奴なんかに話して何が変わる。何がわかる、と...今まで先生に言ったって何一つと問題など解決しなかった。何十回もしたが変化など一度もなかった。今回もどうせそうさ、話し合うだけ面倒なだけだと。一度私は話し合うのを拒否した。だが親は強引に連れ出して無理やり話させられた...

結局学校での生活を話しただけだった。既に目に見えていた結果だった。


その日からもうなにもしたくなかった。何をするにもやる気は出ない。どこにも行きたくない。誰とも会いたくない。自分はうつになった.....語彙力はめちゃくちゃ、一度も笑えない日々ばかりであった.....

何が面白いのか、何がいけないのか、そんな判断もできなくなってしまった.....

死にたいのに死ねず、普通の人間として生きたいのにそれを周りは許さない。学校にいけばいじめられ、教師は何も対応してくれない、家に行っても親の道具扱い、私にはもう居場所はなかった...

そうしているうちに体はボロボロになり、生きているだけで精一杯な状態だった.....

人を憎み、恨み、自分を嫌う、それが私にとって一番辛かった....



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