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9年使命  作者: べべん
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自分の存在とは

小学校を卒業して中学校に入った。小中一貫校で近くのもう一つの小学校の生徒と初めて会うと会うので結構緊張してた。


先生は初めて男の先生だった。それも結構若い人だったが見た目では人はよかった。親しみやすいし体育系だった。

生徒の雰囲気は入学した日なので若干緊張してるのか、私でもわからなかった。

が、それの心情はすぐに分かった。


入学して2日、いきなり嫌われた。それもまた顔がキモイから。大体の予想はしていたがケースは小学校の比じゃなかった。

ある日突然差別的発言をされ嫌な噂は急速に広まった。そして学年の半数からはゴミ扱いされた。もう無理だな、とは私でも思ってはいた。


ただそれとは反面に友達も結構多くできたためなんとか耐えることはできた。趣味が合ってたりなどして話して気分をそらすことができた。


しかし、昔からのトラウマには勝つことはできなかった.....いつ行ってもいじめや差別。どこへ行ってもほとんど敵だらけ。そんな毎日が私には耐えれるはずもなかった。


ある日、登校して教室に入ったら自分の机にゴミが一杯あった。あからさまに嫌がらせのように。そして笑う奴、それを見て見ぬふりをする奴、やはり私はこういう存在なのか...と自分で責めるようになった。


教室だけでなく部活でもいじめはあった。テニスの部活に入ったが、自分が相手になると一気にそこから離れたり相手にしなかったり、ランニングの時も妨害したり等されてすぐに気力はなくなった。


しかし敵はそいつらだけではなかった。そのことを先生や顧問の先生にも言った。そして入学してたった2か月で相談室入りだった。しかしそれで相手を呼び出し謝らせた、それだけだった。その後は何の対処もしなかったため2日後にはまたいじめは起こった。これで何が対処なのだろうか。どうせ私はこんな扱い方しかされないんだろう、その日からそう思うようになっていった。


そして私の敵はさらに増えた。いじめる生徒だけでなく教師もいたのだと。しかし.....このいじめの連鎖はまだまだ続いていく....


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