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9年使命  作者: べべん
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一瞬の幸せ

小学4年のときだった。5歳から習ってたピアノで入賞して学校で表彰された。


その時の喜びは大きなものだった。大きな達成感、満足感にあふれていた。


他の生徒からはそのことに関しては何も言ってはこなかったがそれでよかった。下手に喋って何か言われるのが怖かったから。自分の心はもうそこまで追い詰められていた。

それでも負けじとつらい学校生活を送っていった。


そんなある日、ある集団に入ってる(ような)Sが突然話しかけてきた。今まで何のかかわりもなかったから当初はまたいじめの敵が増えたのかと思っていた。

しかしそうではなかった。その人は親しげに喋って私の特技をほめてくれた。


その日以来その人とよく遊ぶようになった。一緒にゲームをしたり、苦手だったがサッカーをして楽しんだり......そして友達も一気に増えた。そのグループが守ってくれたからか、いじめもその時はなくなった。

ある時には対立もした、喧嘩もした。でもいつかは和解しあえ、また元どうりになっていった。


そんなある日、ゲームを触っていたらある友達から連絡が来た。その内容は衝撃的だった。

「なあ、Sが福岡に引っ越すって知ってる?」

全く知らなかった。全く想像してなかった。いつものようにしゃべり合い、遊び、笑い合うその日に急に終止符をうたれたのだ。


そしてそうこうしてるうちに別れの時が来た。単純に悲しい、その一つだった。

そしてそのグループは解散、全員がバラバラになった。自分も居場所を失い昔の自分に戻ってしまった。いじめもまた起こった。


そしてHと合流してまたグループを作った。だがあんまり力がなかったからか、いじめはなくならなかった。そして自分は思った。自分のいじめは自分一人で解決するようにしようと。

しかし方法も分からない、相談することもできない、意気込みがあっただけで結局は全く変わらなった。ただ時間を過ごすだけだった.....


幸せとは一瞬のもの、その一時一時を充実し後悔しないような生き方を選ぶべきである。

その楽しく過ごせた時間と人を必ず忘れてはいけない.....

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