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どうせなら異世界で最強目指します  作者: DAX
第四章【七大悪魔王】
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指笛と機械王



 竜斗一行は機械国を訪れた。


 竜斗一行はアトラスに会うため屋敷を目指した。


 竜斗一行は機人族に取り囲まれた。


 竜斗一行は応戦した。


 一向に数が減らない。


 竜斗一行はひたすら応戦した。


 一向に数が減らない。


 竜斗一行は逃げ出そうとしたが、逃げられなかった。


 仕方なく再度応戦したが、一向に数が減らなかった。




「はぁ……はぁ……はぁ……なんだこれ?」

 俺は愚痴を溢した。


「ま、全くだ……」

 ガオウも愚痴を溢した。


「キリがないな……」

 バアルもだ。


「どうする竜斗?」

 対策がないかゼノが尋ねてくる。


「どうするって言ってもな……」

 正直どうしたらいいか皆目検討もつかない。


 因みにゼータは俺の肩に掴まってる。



(体力ねぇなこいつ!お前Sランクだろ!)




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




 話を少し坂戻すと、俺達は小高い丘を下りそのまま正面から堂々と機械国に入った。

 国門には誰もおらず肩透かしを喰らう程、楽に機械国に入れた。


 正直最初にビックリしたのは国の中、街並だった。いつの時代だよ!と突込みたくなる程の古い建物……。

 この世界では関係ないかもしれないが、俺にとっては大問題だ。何故なら、この機械国はどうみても日本の古き良き時代を再現していた。



(古すぎだろ!!)



 木造建築……瓦の屋根……同じ造りの長屋……看板に書かれた逆さ読みの漢字……



(ここは江戸時代か?)



 機人族が見に纏う着物。丁髷(ちょんまげ)をしてないのだけが唯一の救いだ。

 そして通り行く機人族を見て気づいた。



(夢で見た智姉そっくりの女性と同じだ)



 どの機人族も体には、カ○キハジメ風デザインみたく身体中に線がある。

 だが表情は夢で見た女性と違い全員が無表情だ。俺達にも関心が無いのか、チラ見程度でほぼ素通りだ。

 他種族に対してウェルカムって訳ではないが、排他的という程でもなかった。



「これなら楽にアトラスの所まで行けそうだな」

 俺は小声でボソッと呟いた。


「だな」

 隣にいたゼノも小声で返してくれた。



 この楽観的な台詞を吐いた数分前の俺を殴り飛ばしたい。



 丁度、国門からアトラスの屋敷らしき大きな建物との中間地点に来たときだった。

 神器を所持した5人の機人族に襲われた。5人ともが弓の神器を発動させ屋根の上から一斉に矢を放ってくる。


 若干の反応が遅れたものの俺はなんとか(それら)を躱した。皆は神器を発動させており、それらを迎撃した……。



「反応が遅いぞ竜斗!」

 ガオウからの叱責。


「油断すんなよ」

 ゼノからの注意。


「忘れたのか?機人族は排他的だって!」

 バアルからも。


「わ、悪い……」

 俺は謝ったが、そこまで反応が遅いとは思わないのだが……



「で、どうするの竜斗ちゃん?」


「何が?」


「向こうは平気で殺しに来てるけど、こっちはそうもいかないんでしょ?」


「そうだな」



 矢の雨は一向に止みそうになかった。俺は神器【神鳴】を発動させた。そして俺に向かってくる矢の雨を斬り落とした。


【八双の構え】+【雷属性】


「【八双・雷の位 飛雷震(ひらいしん)】」



「!?」

「!?」


 屋根の上の機人族5人は焦ったのか、再度大量に矢を放ってきた。しかし先程までとは違い、精度が落ちている。

 避けるまでもない。


「おっさん!」

 ゼノが叫ぶ。


「任せろ」

 ガオウの目が屋根の上の5人を捉えた。ガオウはすかさず両手を翳した。

「ふんっ!」



 5人は突如弓の神器を地面に落とした。


「なっ!?」

「がっ!?」

「ぐっ!?」

「つっ、重っ……」

「何が……」


 ガオウは重力操作を5人の神器にかけた。大分練習の成果が出てきたみたいだ。まぁ当の本人はかなり苦しそうな顔をして微動だにしない。


(つんつんしたら怒るかな?)



 冗談はさておき……


「絶対、殺すなよ。あくまでアトラスを仲間にしに来たんだ。やっても気絶程度にしとけよ」


「了解よ」

「分かってる」


 すると屋根の上にいる1人が、ガオウの重力負荷がかかってる状態にも関わらず、なんとか片手を動かし親指と人差指を口に当て、勢いよく息を吹いた。



ピーーーーーーーー



 指笛が空に響いた。

 突如、俺達を素通りしていた町行く機人族がピタリと動きを止めた。

 本当に機械みたいにギギギと音を出しながら、全員がこちらを向いた。


「ちょっと……嘘でしょ……?」


「ああ、多分想像通りだな……」


「…………マジか?」


「厄介な……」


「皆っ!来るよ!!」


 バアルの叫びと同時に、機人族が一斉に襲いかかって来た。神眼で視ると、最初の5人以外は全員が一般人だと分かる。ランクもC~Eばかりだ。

 屋根の上の5人はガオウの重力により動けないでいた。



「皆!ガオウのおっさんを守りながらだ!」

 ゼノが指示を出す。


 既に交戦状態に入った。彼らは機械みたいに殴る蹴るを繰り返してくる。


「いや、それより上の5人を重力で気絶させられるか?」


 そうすれば、ガオウも応戦出来る。


「む、無茶をいうな……ただでさえ重力操作は凄まじい集中力がいるのだ……今の我には、これ以上の細かい制御が出来ん……」


 はい、ダメでした……今のガオウでは極端な話、0-50-100の3段階しか調整できないみたいだ。


「ならやっぱりガオウには上の5人を抑えててもらって、僕達でこいつらを気絶させるしかないね……」


 そうなるな。



 で、話は冒頭に戻るわけだ。彼らは倒しても倒しても何度でも起き上がってくる。それそこゾンビみたいに。


「なんだこれ?」


「ま、全くだ……」


「キリがないな……」


「どうする竜斗?」


「…………」


「どうするって言ってもな……」


 俺達は、円を組むように取り囲まれている。最初の頃はかなり手加減して攻撃したが、あまりにもしつこいので今では割りと本気で攻撃している。

 しかし、それでも彼らが倒れることはなかった。ボロボロで、傷だらけになりながらそれでも彼らは俺達に向かってくる。



「はぁ……はぁ……はぁ…………戦闘人形だな……」

 俺は小さく呟いた。



 すると、ピタリと彼等の攻撃が止んだ。同時に彼らは糸が切れたかのように、その場に座り込んだり倒れ込んだ。



「……えっ?」


「なんだ?……どうしたのだ?」


「はぁ……はぁ……なんかしたのか竜斗?」


「いや、俺は何も……」


 俺達は倒れ込んだ彼等を見下ろした。どうやらこれ以上は攻撃してこないみたいだ。



「そこの獅子族の戦士よ、部下への重力操作を解除してもらえるかな?」



 ふと、顔を見上げるとそこにはガオウよりも背の高い銀髪の機人族が立っていた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



【アトラス・ベルフェゴール】(40)


種族

【機人族】

クラス

【機械王】 潜在【機王<銀>】

ランク

【S】 潜在【SS】


先天スキル

【属性<轟雷>】【射撃】【必中】【機体】

後天スキル

【暴走】【??】【ーー】


神器

【麒麟】<銃/雷/?/S>

【青龍】<籠手/雷/?/A>

【白虎】<具足/雷/?/A>

【朱雀】<胸当/雷/?/A>

【玄武】<盾/雷/?/A>

【貘】<袋/次元/?/D>

【ーー】



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「……………………」



 さて、先ずは何から突っ込もうかな?




夜勤の時が1番執筆?が進むDAXです。


夜中に投稿なら、夜勤中。昼間に投稿なら夜勤明け。と、思ってくれていいです(笑)




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