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星球の天体観測。(宙の心象風景)
星は宙に浮かぶ1つの命。
大なり小なり連なって、
まるで生物のように生まれては消えていく灯。
宇宙に散らばり1つ1つの細胞のように微生物のように、
すべてはそこに、有形し、
皆も、銀河を作り宇宙を創造する。
漂う、揺れる、形作る。
集う、そして、散る。
幾億年の結晶に形を変えて息づいた、
星球に泳ぐ小さな流星物質。
物質の塵の舞う粒子の中、短い命は燃え尽きる。
水槽の微塵子たち、どこまでも浮遊する星の屑。
すべてはここに、形象し、
水面に、世界を想像する。
星屑の流砂に、溶け込んで、
天球を見上げ、
星界の観測をし、
宙は変わらず見渡して、
流れ、揺らぎ、そうして産み生きていく。