微笑む瑪瑙(石の心象風景)
-瑪瑙の瑙は、脳の様、脳の紋-
瑪瑙の名前は、石の外観が馬の脳に似ているためつけられた。
メノウは、歪んだ骨の夢を見る。クルクルと狂ったようなメノウの夢。カラカラ笑うメノウが見た世界。ちょっとホラーな雰囲気の骨と瑪瑙の意味不明な言葉遊びのシ。詩。
歪んだ骨を拾う微睡む(まどろむ)夢を見て、
錆びついた唄を謡う。
からから、からから、シャレコウベ。
こうべを垂れた、首飾り。
瑪瑙の斑目、駁だら。
首飾り、くるくるり。
首にかけた、首飾り。
からから、からから、笑むコウベ。
螺旋階段昇り降り。
太陽と月の舞踏会。
回って廻って、巡りゆく。
月明かりに。
歪んだ骨が浮かび。
欠けていく、月日に。
空は、淀み、
海は、曇る。
メノウの駁は鮮やかに。
首飾りは、かりました。
からから、からから。
狩りました。
浅い境目を深淵に。
深く刻んで、とうせんぼ。
くるくる巡ってふりだし入り口。
歯車回って、こわいこわい音たてる。
交差点で分かれ道。
矢印、目印、道標。
境界線を引きずって。
からから回り。
瑪瑙の斑目くるくるり。
環っカに通して。
首かける。
めのうは奥深く。
掘り起こして。
刈りめぐらせば。
永遠の輝き。