七つの角は錐体(七の心象風景)
七つの癖。
七つの音。
七つの曜。
七つの光。
七つの星。
七つの門。
七つの神。
七つの大罪。
七つの不思議。
空に煌く無限に広がる、藍の色。
永遠にたどり着くことのない、有限の無限に閉じ込められた世界。
七つに伸びる道、七つの檻に切り分けられた、完全な円の中。
歩き続ける、君の旅人。
どこまでも続く細い道。
振り返らない、たどり着けない。
永遠に。
すべてに閉じ込められた、内包する自分の辺の長さは、繰り返す終わらない時間。
目指すけれど、装うけれど。
完全な円には、日々追うごとに、ほど遠い。
入れ替わる、七角の形、直線の七角錐。
七つの辺、七角錐の長さ。
迷路のように、ゆらめく不等辺の隠された。
七つの星に集う、放射の軌跡。
円を描く、空の完全な弧。
七角錐の七つの辺。
近づくことさえできない線の中。
君の旅人。
閉じ込められて、見えないまま、目指しながら、終わらない道を進んで、たどり着く。
君の旅人。
七つの天をめぐり、完全な球体、無限に広がる中を、有限に生きていく。
★雑学的解説のあとがき★
7つの光……虹、もしくは親の光。
360は、1から10までの数の内、7だけで割り切れない、永遠に終わらない。
22/7は、3.14285714…となるので、7月22日は円周率近似値の日。
自分たちは、十次元空間+一次元時間の世界に住んでると言う説がある。
4次元(時間を含む)以外の7次元は、素粒子などに小さく折り畳まれて、たたみこまれていると考えられているらしい?
自分たちは、三次元空間+一次元時間に閉じ込められていて、そのほかの7次元は、すべてに内包していて……しかし、たどり着くことができない。
知覚するには小さすぎる空間。