人の間の事の象（詩の集）

海のほし（星の心象風景）

塵の漂う宙に、集う雲。

星のかけらがその大地に、降注ぎ。

溶岩の輝く星の流動。

大地はだんだんと冷え、

水蒸気が水滴となって、

細かく砕かれた雫は、

天使の羽のように、

地上に舞い降りる。

大気中に舞う成分が、

自然界全ての元素が、

その中に溶かし込み、

空っぽの器の中に滴る。

ほんの少しの雨滴だとしても、

やがては、満たされ

それはたゆとう海になった。

マグマと水蒸気の星は、

陸と海を持つ新しい世界に、

変わっていた。

まどろむ海の中、

バクテーリウムは泡の夢を見て、

大気を満たし、

生命のスープは、

生まれていく……

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雑学。

Bacterium（バクテーリウム）

地球に酸素をもたらしたのは、彼らの仲間とされている。

複数形はBacteria（バクテリア）