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ことの始まり。

私はあなたを怨みます。


でもあなたは人に恨まれるようなことはしていません。




私はあなたを殺します。



でもあなたは殺されるようなことはしていません。





あなたは私を裏切りました。



でもあなたのやった行為は悪意じゃない。





あなたは私を怨みますか?



怨んでもらってもかまいません。








私は・・・あなたを・・・






















私は小さい頃存在が薄かった・・・




いや・・・







薄いというよりも・・・






私は道に落ちている枯葉のような存在だった。







道に枯葉があるくらいなんとも思わない。






触ってみようとも思わなければ見ようとも思わない。








私は大きな木においしげっている一つの葉っぱだったのに・・・








落ちてしまった。









一つだけ孤立した・・・そんな存在。











私は見れ貰わない楽さも苦しさも知っている。




だから私は毎日石や落ち葉を見ているのか好きだった。




私と同じ物を見ているのが・・・・・・好きだった。












もしかしたら石や落ち葉達を見て、なんの意味もなく消えうせるハズだった彼らを





見るという行為で救い、いつか私にも救いがあると信じたかったのかもしれない。





これは私の自己満足であって、何の意味もないことは知っていたけど・・・

















・・・・?






遠くで人の声がしたような・・・














「あっ!あぁっとっ!危ないっ!!!!」





いきなり後頭部に震動が走る。




さほど痛くはなかったが・・・私は顔面から地面に倒れた。







「・・・・・痛い・・・」




私は地面から顔を上げ声のした方を見た。





「えぇ・・・と・・・ごめんなさい。大丈夫?」






私よりも少し背の高い男の子。


見覚えのある顔・・・。








少し考えて思い出した。







同じ幼稚園だ・・・。



顔くらい知っていて当然だった。







「・・・・・・・」



私は無言で立ち上がってその場から離れようとした。





人とのかかわり方なんて分からないし、居ても何も言えない。






背を向けて歩こうとした時・・・後ろから手を掴まれた。







「あぁ・・・と・・・」




同じくらいの歳の子が私に触れるなんて初めてだった。




私はいるけど、いない。




そんな存在だったから・・・





触れられることもなかった。







「・・・痛い・・・」





掴んでる腕が痛かった訳ではない・・・



いつのまにか肩にすり傷ができていた。





血が服から染みでてくる・・・






「ぬわっ、 ど・・・どうしよう。」




男の子は慌てているようすだった。



私はそれを呆然と見ていることしかできなかった。




その辺にいる石ころのように・・・












「えぇっ!きゃあっ!!!」





何を考えたのか男の子は私をお姫様抱っこ・・・のような状態・・・




あまりにも抱き方が不格好だったのでお姫様だっこではなかった・・・





そんな状態で近くにあった水道の蛇口まで連れてってくれた。




あんなにも声を出したのは久しぶりだった・・・。





私は動揺しながらも・・・








少し幸せを感じた気がした。












私は今でも覚えている。






肩の痛さと・・・





水の冷たさと・・・





貴方に抱っこしてもらった・・・






貴方の温かなぬくもり。





新しい連載です♪



いやぁ~www


下手だねw

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