表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/12

No.16はディーラーが好き

 本当は昨日からリオと一緒にゲームが出来てるはずだったのにあのゴミ(兄貴)のせいで出来なかったから今日は凄く凄く楽しみ。

 それと同時にこっちから誘ったのに初回をドタキャンするという友情崩壊のチェック(チェス用語)になりかねない行為による申し訳無さも気持ちの大部分を締めている。


 ともかく、今日こそ梨桜と一緒にゲームするぞ、おー!


「テンションおかしい気がするけどきのせいだね。きっとそうに違いない。ウンウン♪」


「てか今日は何着ていこうかな。……あ」


 今日は直接会うわけじゃないからリアルの服選んでも意味無い。いや、こういうのは見られる見られない関係なく、心のファッションとして選んで損はない。

 無理矢理納得して、VRをするのに邪魔にならない程度に格好は整えてVRギアをかぶる。


「ま、御託はよしてさっさと始めますか!」


 新神創世をプレイしますか?


  yes←  no



〈プレイヤーネームを設定して下さい〉


 ポチポチッ。


〈ハイハーイ。アタシがプレイヤーAzS(アズサ)をサポートしちゃうAIだよー。よろしくー〉


 このフランクな感じで伸ばし棒多用してるのは。


「よろしくNo.16(ナンバーイチロク)さん」


〈あれ?名乗ったっけ?まぁいいかぁ。その通り私がNo.16だよ〉


 AzS()をどんなキャラにするかはある程度決めているので早速マニュアル作成を頼む。


「私はマニュアルでよろしく」


〈おやおや?あなた慣れてるねー?〉


「この手のゲームが好きだし、夜のうちに調べたからね」


〈そかそうかー。そしたらさ!()()()()()、があるんだけどさーやってかない?〉


「このゲームってキャラメイクはオートとマニュアルしかないと思ってたんだけど」


 心のなかで小首をかしげながら二の句を待つ。


〈ルーレット!!やってみよ?ジョブ、スキル、ステータス、容姿、名前、初期装備、どれもどれかでもいいヨー。嗚呼、ランダム、ギャンブル。あぁなんていい言葉なんだっ。

どーお?今なら一回だけ代償無し、タダでーす。じゃ、やろっか〉


 何処からともなく現れた円形のルーレットをNo.16は勝手に回そうとしている。


「えっ、ちょっ、ちょちょっと待っ」


 私が止めようとしているにも関わらず、ルーレットは無慈悲に回る。


〈アハハッ。引き直せないからねー、何が出るかな?♪〉


 どうかまともであってくれと電子の海に願う。


「贅沢は言いません、前衛が出来てリオに凄い!って思われるようなステータスに!チートみたいなスキルが欲しい!」


〈さーてさて、どうなるかなー?〉


 運命の時、ゆっくり目を開けた。


〈ステータス〉

PN:AzS LV:1  種族:幼竜族 LV:1

ジョブ:傀儡師 LV:1

HP 250

MP 15/15

筋力 0

防御力 60

魔力 20

技量 5

俊敏 3

SP 0

〈スキル〉

アイテムストレージEX

人形(ドール)作成(メイク)

傀儡糸

魔力糸

土属性魔法

月光吸収

未発達形態

水晶生成(ロック)

〈装備〉

右手 木の枝(最強(さいつよ)

左手 なし

頭 頭隠して防御せず

胴 草臥れた村人の服

脚 短パン

足 なし

アクセサリー 竜玉

アクセサリー なし

アクセサリー [ロック]

アクセサリー [ロック]



「…………」


私の願いが何一つ届いてなさそうなステータスを見て絶望する。


〈アハハーーー壊れてるって!さ、さすがにおもしろすぎー。あはhこんなのって有り?!〉


 人のステータスを見て笑い死にそうになっているNo.16に殺意が湧く。


「落ち着け」


 ここで怒鳴り散らしても意味はない。ならどうしたら役に立てるか考えよう。


〈いやー運いいねー、伸びしろは今のとこダントツじゃない?〉


 やっぱムカつくな一発くらい……なんてね。今にも飛んでいきそうな拳を抑えながら質問をする。


「種族って何?他にも気になることが幾つも…」


〈いーや、君は慣れてるらしいからダイジョブでしょ?〉


 視界が白く埋め尽くされる。おいオイオイそれは無いだろ!


〈じゃ〜ねーーまったね〜〉

ちょっと書き方が下手かな



2024/04/06 アクセサリースロットの追加

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ