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私とカノビョ  作者: zem
6/11

6.告白とその結果

猫カフェを出た後、何ヶ所かお店を回った私達は、そろそろ帰ろうかと話しながら歩いていた。


「今日は楽しかったぁー!」


「うん。」


猫カフェは思っていたようにはいかなかったがなんだかんだ鈴桜も楽しめていたように思う。そして、今近くで桜がきれいに咲いている…


このタイミングなのではなかろうか。


「今日さ、鈴桜に言いたかった事があるんだ。」


「?」


そして、覚悟を決めた私は、鈴桜の正面に立ち、真っ直ぐに目を見て伝えた。


「鈴桜、好き。私と付き合ってほしい。」


「……ごめん。」


いつも告白を即答で断っている鈴桜にしては珍しく、しばらく間を空けてからの返事だった。

しかし、振られるのを薄々分かっていても、いつもの断り方と違っていても、やはり辛いものは辛い。


視界が滲み、私の目から大粒の涙が溢れ始める。


そのことに気づいた瞬間、

私は鈴桜を置いて、いつの間にか走っていた。


「あっ…優凛!」




何かを言おうとしている鈴桜の悲しそうな顔は私の滲んだ視界でもはっきりと見えた。

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