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私とカノビョ  作者: zem
5/11

5.猫カフェ

「猫カフェってこんな感じなんだ!わぁー、猫ちゃんいっぱいいるー!」


「…そうだね。」


私は、今日の目的を一瞬忘れてしまうほど、はしゃいでいた。しかし、対極に鈴桜はあまりはしゃいでいるようには見えない。


(あれ?もしかして反応があまりよろしくない…?)


鈴桜の表情を見た瞬間にテンションが元に戻り、冷静になった私は鈴桜に尋ねる。


「鈴桜、もしかしてあんま好きじゃない感じ?アレルギーとか?」


「アレルギーは大丈夫。猫は嫌いじゃ…ないよ。」


どうやらアレルギーではなく、猫も嫌いではないようだが鈴桜はとてもぎこちなく答えた。


(なんか楽しんでるって感じじゃない気はするなぁ…よし、ここは猫によく懐かれている私が手本を見せよう!)


そうして、私は鈴桜に楽しんでもらえるよう、近くにいた猫を優しく抱きかかえ撫でながら鈴桜に教える。


「鈴桜もこうやって猫を抱きかかえて、ここらへんを撫でてみて。」


「・・・」


鈴桜は私に言われたように猫を抱きかかえるも、なぜか表情が更に固くなったような気がする。


(あれ…リアクションが思ってたのと違う。)




そうしている内に猫カフェで1時間が経過した。


(全然猫が寄ってこなくなってきたな、眠くなってきたのかな…?)


「そろそろ出よっか。」


「うん。」


私は多少猫カフェを名残惜しく思いつつも、鈴桜と共に猫カフェを出た。

そして、近くのお店を何ヶ所か回り…


告白のタイミングが刻一刻と近づいていた。


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