VSバズラウド戦③
改稿済みです。
「妙だな」
バズラウドが呟く。さて、ここからどう動くべきか。
『まずはペースをこちらに引き寄せるほうが有利だ。挑発してみてはどうだ?』
挑発!? そんなことして大丈夫なんだろうか? 疑わしいような気もするけど、ここはリバス様を信じるとしよう。
ボクはバズラウドと目線を合わせる。バズラウドは警戒して身構える。
「その程度じゃ、この剣を鞘から抜く必要もなさそうだ。大したことないね」
「俺を侮辱するとはいい度胸だ!」
バズラウドがボクの挑発に乗ってくる。ボクが言うのも変だけど、あんな安い挑発に乗るなんて大人げないぞ。
バズラウドはハルベルトを左から右へと水平に振るう。ボクはそれをヴィデルガラムで受け止める。
ならばとばかりにボクの顔面を目掛けて蹴りをくり出してきた。
「ひゃあ!……怖ぁ……」
後方へ飛び退いたボクの頬をバズラウドの爪先が掠める。
「攻撃を誘えって言うから挑発したんですよ! 死ぬかと思いましたけど!?」
『攻撃を避けきれなかったのは貴様が未熟だからであろうが。文句を言われる筋合いはない』
なんて無責任なんだ! ボクは呆れるやら腹立つやらだ。
バズラウドは、ハルベルトをボクの右肩から左脇腹へ、そこから左から右へと水平に、さらに上から下へと続け様に一気にたたみかけてくる。
ボクはどうにか紙一重でかわしきる。
「おのれ!」
バズラウドはハルベルトの先端部を若造の眉間を目掛けて突き出す。
「うひゃあ!」
奇声を発しながらも身を低くして避ける。そんなボクにバズラウドはハルベルトの斧部を振り下ろす。
ガッ
ヴィデルガラムで受け止めたボクをバズラウドが繰り上げようとする。
ボクは立ち上がると同時にハルベルトを弾きら後方へと飛び退く。
「うぉぉぉぉ!!」
ボクは体勢を崩したバズラウドに脇腹に向けてヴィデルガラムを一閃する。
「ぬぐぅ!」
衝撃に襲われ、思わず低く呻き声をあげたバズラウドは壁際まで吹き飛ばされる。
「痛っ」
ハルベルトを杖代わりにして立ち上がるも痛みに顔をゆがめている。
バズラウドは接近戦に持ち込むのは危険と判断したのか、掌に魔力を集める。
集めた魔力を火炎の球に変換して撃ちだしてくる。火炎系下位魔術だ。
「わわっ」
ボクは焦りながらも身を翻して迫るくる火炎の球を回避する。
「ひぇぇぇ。魔術で攻撃してきましたよ。どうするんですか!?」
目標物を見失って壁を激突した火炎球を見て、リバス様に話しかける。
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