第一章⑥~絶望~
今回はほぼ回想シーンです!
「それでは、一時間目の授業を始めます。よろしくお願いします。」
先生の掛け声のもと俺の学校生活は幕を開けた。
なのだが..
「日程ハード過ぎない!?」
そこにはブラック会社負け時の超ハードスケジュールがあった。
理不尽な要素として、授業は50分の5時間授業。これは頭がおかしすぎる。
___ってさらっと言ってるけど1年生で午後まで授業!?あの校長はやはり頭がイってしまっているのか!?しかも一時間50分っておかしいだろ!小学校って45分なんじゃないの!?何これ俺が間違っているのか?
脳内で俺が盛大で驚いてしまった。
「声に出なくて良かったぜ…」
「ん?シュンなんか言った?」
「いや、何でもないよ!」
危ない危ない、ヒロにバレるところだった…脳内でとどめておこうとしたが、ついつい小さい声でつぶやいてしまった。
___それにしてもヒロって意外と耳いいんだな…
そんなことを考えつつ今日のハードなスケジュールの中で唯一ありがたい時間がある。今日の1時間目は俺にとって一番必要だった剣豪についての説明。これは俺にとって必要不可欠だ。
しかし先ほどまで嘆いていた問題とはこの後だ。
2時間目 火魔法練習
3時間目 火魔法練習
4時間目 火魔法練習
昼食12分
5時間目 火魔術練習
___やってる、これはやってる。
この世界はこれを5歳児にやらせるのか!?
ていうか、まず学習はどこいったおい!国語に数学に理科に社会に英語に..どこに消えた!!
それになんだよ!3時間ぶっ続け「火魔法」練習って。魔法のことなんて全く分からない俺が言うのもあれだけどけどこれだけは確実に分かる。
「しんどい」
それに「火魔法」と「火魔術」の違いとは!?どっちも「火」やん。じゃあどっちかでええやん!
あーもう!分からないことだらけだけど、そんな事はどうでもいい!!
一番物申したいのはそこじゃない..
何だ昼食12分って!!
だからどこぞのブラック会社じゃ!聞いたことないわ、学校の昼食12分って..訴えるぞ!
そもそも、ついさっき入学式挙げてその後すぐに5時間授業はありえんて。
まだ、学校に就いてから3時間やぞ?入学式めちゃくちゃ朝早いなと思ってたら授業をするためだったのか…
と、こんな調子でさっきから嫌味をブツブツ呟いている救いようのない俺だが、そんな俺にも神からの贈り物が来た。
ヒロが俺の前の席なことだって?答えはNOだ。そんな事じゃない。
まあ確かに助かったのは事実なのだが..
神からの贈り物、それは..
隣の超絶可愛い女の子!!
マジ、前世でどんな事したらあんな美貌を持ってこの世に降臨するのだろうか?
おっとりとしたタレ目に高く綺麗な鼻、身長は120cm程だろうか?モデルのようなスラリとした長い脚に
5歳とは思えないほどの色気をダダ漏れさしている。
Oh..女神
こうして彼女の事を思っている今、俺は2時間目開始のチャイムを第1体育館で鼓膜に響かせた。
そんな俺が1時間目の時に教えてもらった事を完結にまとめよう。
まず、この学校は日本で言う小中高一貫校で最大、18歳で卒業する。
その後、卒業した人達は7級剣士or7級弓兵となり、1級剣豪目指して日々努力していくらしい。
しかし、まず何故にそんな戦う人たちが必要なのだろうか?
俺が知っている中では全く戦争などはなく、隣の国で戦争が起こっているなどの情報も聞いたことはない。
じゃあ何で必要?何?給料上がるの?
しかし、その理由は俺の想像を絶するようなものであった。
時は戻り60年前、この国は木々が青々と茂り、食物も豊富でまさしく「平和」であったという。
そのため、当時は剣士や弓兵などは存在しておらず、自衛隊のような者達が多少いるだけであった。
また、その人達の名前は「アクアイ防衛軍」と言われていいた。
そんなある日、そんな防衛軍に一つの連絡が入った。
その内容は、子供が森の中に入った時、動物では無い生きている「何か」を目撃したというものだった。
その姿は身長200cm程で、呉須色の体している。また、歩き方は動物のような四足歩行だったらしい。
そんな未確認生物、本当なら今すぐにでも調査をし、市民の安全の確保とその生物の生態を調べなければならない。
___しかし、彼らが動く事ははなかったという
そう、彼らは
(そんな生物、いるわけがない)
(どうせ子供のみ間違いだろう)
と、そんな根も葉もない根拠で森の中を探索することを拒み、更には森の近くの市民にこの事を連絡することさえも無かった。
すぐそこに魔の手が伸びていることも知らずに..
そして、太陽の光が煌々と照らしたよく晴れた日の早朝、事件は起きた。
防衛軍達はその日もいつもと同じルーティーンをこなし、何事もない平和な日だった。
また、その日は給料日でもあり皆かなりご機嫌の様子だった。
しかし、そのほだらかな空気は一瞬で氷付けにされることになる。
「プルルルルルルル」
突如として携帯の着信音がその場にいた防衛軍達の鼓膜を震わせた、
___それも緊急事態用の携帯が..
緊急事態用はこれまでもほとんど鳴ったことはなく、余程の事がないと掛けられて来ないような電話である。
しかし、今はその携帯がなっているという事実があるのみ。
その「余程」の事が起きたのである。
どこかで戦争が起きたのだろうか?いや、それとも海で何かがあったのか?
全員がゴクリと唾を飲み込む。
そして、恐る恐る一人の防衛軍が受話器に手を伸ばした。
その瞬間、彼らは絶望の声を聞かせられることとなる..
「はいもしもs..」
「助けてください!!」
その甲高い女性の声はまさしく「死」をすぐそこに感じているようなものだった。
「どうしたんですか!?返答お願いします!!」
「村に急に青色の化け物みたいなのが2体入ってきて、どんどん人が殺されていってるんです!早 く、早く助けてください!!」
全員の背筋が悪魔に取りつかれたかのようににゾッと悪寒が走った。
青色の体の化け物
___あいつだ。子供の言っていることは本当だったというのか..
その瞬間、彼らは酷い悲観と判断を間違えた自分の劣等感に陥り、
全員の背筋が悪魔に取りつかれたかのようにゾッと悪寒が走った。
青色の体の化け物..
___あいつだ、あいつしかいない、子供の言っていることは本当だった。しかもそいつが人までも殺すとは..
こんな事、誰が起こりゆると思っただろうか?
いや、違う。それはここにいる防衛軍が気づくべき事だったのだ。
もし可能ならば、時間を戻し、今すぐにでもその化け物を殺しに行きたい。
しかし、そんな事が出来るはずもない。
もう起きてしまった以上、自分達の蒔いた芽は自分達で摘ままなければならない。
これこそ、彼らの凄いところだろうか?
普通の人間なら、こんな事が自分のせいで起きたなどと言ったら、脳が追い付かず完全に狂人になってしまう事だろう。
しかし、彼らは腹をくくり、もう一度電話に意識を向けた。
「分かりました、今すぐ向かいます!場所はどこですか!?」
「ベラヤ村です!....あっ」
全てが終わってしまったかのような魂の無い声が聞こえる。
「どうしたんですか!?返答お願いします!!」
「ゆ、許して..私は何もしないから..あっ..あっ..ギャァーーーーーーーーー」
「どうしたんですか!?今の状況を!!」
「クチャクチャ」
「ブツッ…プー…プー」
___死んだ、彼女は何者かにかみ砕かれてこの世を去った。
それも、あの化け物に..
化け物に少なくとも、1人は命を奪われた。
そんな凶暴で命をも脅かす奴を生かしておいていいわけがない..
彼らは絶望に明け暮れながらも、本能で体を動かしべサラ村へと全速力で向かった。
そんな彼らを迎えたのは..
___人肉とどす黒い血で溢れた、醜い化け物の領地と化した村だった..
どうもおはこんばんにちは!白崎冬と申します!今日は投稿時間を守れて偉いぞ白崎さん!白崎社長!絶好調ですぞ!次話も守れるように頑張ります!
そんなことはさておき、第六話から蒼崎先生が残していった豆知識コーナーが始まります。
シュンは意外と整った顔をしており、入学式の待合室でモテモテだったらしいよ♪
お読み頂きありがとうございました!!
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それではまた次の話で!!




