第一章③~この世の真相~
読みにきて頂いたこと、誠に感謝します。
「異世界転生」など、ただの空想の話で現実では絶対に起きないものだと思っていたし、今もそう思っている。
俺の身に起きた実体験を除いて……
転生してから1ヶ月が経過した。これといった大きな出来事は無く、ただただ平和に赤ん坊としての異世界生活を過ごしている。
まだまだわからない事が多すぎることに変わりはないが、それでも身近にいる人達の事は何となく分かってきた。
まずは、あのお母さんのような人はエミーというそうだ。
どんなことも俺を第一に考えて動いてくれて、とてもしっかりとした人である。
また、彼女は誰にも優しく、親切でまさに人間が目指す像を表しているような人だ。そのため俺は、普通に彼女の事が好きである。
恋愛的な意味ではないから要注意。
そして二人目はシュウ、彼は赤ん坊の俺の父さんである。
年齢は見た感じだと母さんとほぼ変わらず、現代で言う「細マッチョ」という分類に入る。
普段はクールな顔つきをしているが、俺の前だとこれでもかという位にニヤニヤしてとても可愛がってくれるギャップの凄いパパさんである。
密かに俺もシュウのような立派な父になりたいと思っている。
そんな二人の子供は俺一人ではなくもう一人存在している。
カーハ、俺の姉ちゃんである。
5歳とは思えないその容姿は母譲りでとてもかわいらしい顔つきをしており、その顔にあうような大人しい性格をしている。
俺の世話を母さんに頼まれても文句ひとつ言わず俺に付き添ってくれたり、俺がご飯の時にこぼしてしまっても母さんよりも早く何か拭くものを持ってきてくれる。やはり異世界となると五歳児だとしても何でもありなのだろうか。
__と、この話はおいといて
なんと愛すべき5歳児なのだろうか!俺は母さんと同じくらい姉ちゃんが好きである。
……決してロリコンではない。
そんな家族に恵まれながら、俺はすくすくと育っていった。
最初はやはり異世界転生という俺の人生最大のビッグイベントが好奇心からなのか頭から一ミリたりとも離れはしなかったが、日が経つにつれ慣れてきたのか段々と頭から離れていった。
また、母さんと父さんの尊敬できるところとしてとても子供想いなところである。俺の毎年の誕生日にはとてもその年齢にあっているとは言えないくらい規格外のものを渡してくる。
1歳の誕生日では新しい遊具を貰い
2歳の誕生日では赤ん坊でも食べれるケーキを貰い
3歳の誕生日では犬のおもちゃでずっと遊んでいた所を見た母さんが本物の犬を飼ってきて
4歳の誕生日では小さなとても可愛い帽子を貰った。
規格外と言っても必ずしもいいものをくれるわけではない。1~3歳の誕生日の時は全然年齢にあっていないものばかり誕生日プレゼントとしてもらっていたが、4歳児になると急に小さい帽子へとグレートダウンするほどだ。
そして時が過ぎ、俺はついに学校へ行く年齢まで成長した。
どうやらこっちの世界では6歳からではなく5歳から学校へ通うらしい。しかし、まだ俺は5歳の誕生日を迎えていないので4歳ということになるが…
__って4歳で学校にいくのは流石に無理すぎないか?俺は転生してるから一人でもよy
そんな事を思っていたが、俺はいつの間にか現在進行形で母さんと手を繋いでその学校に向かっているところである。
今日から19年ぶりに小学校生活が始まる、そう思うとなんだかそわそわしてたまらなかった。
歩き続けること15分、ついに学校に到着した。
白を基調としたおしゃれな外観で大きさもかなりあった。
あまりの大きさに口を大きく開けて驚いている俺の横で、母さんが話しかけてきた
「ここで頑張って鍛錬して、お父さんみたいになってね」
……よく言っていることが分からなかった。
鍛錬?何を?まずここは学校ではないのか?
あっでも、確かに・・
俺は父さんが普段何をしているのか知らなかった。俺が起きた時にはもういなくて、帰ってきてもサラリーマンのような書類などはもっておらず、いつもとは少し違う服装を着ている位だ。
「お父さんみたいになってね」ということはニートという選択肢も薄い、普通に考えてもし父さんがニートだったら、家は 衣 食 住 ができているわけがない。
まだ小さくてか弱い俺の頭をフル回転して考えたが、特にこれといった答えにはたどり着かなかった。
一体父さんは何なのか?そして俺はここで何を学ぶのか?
その答えは目の前に看板として現れた。
「祝 ティーミア魔術学校入学」
……は?
ティーミアとはこの地域の名前である。
ただ、今はそこはどうでもいい。問題はその後だ。
魔術学校……魔術とはあの魔術の事なのだろうか?
そういえば父さんはたまに怪我をして帰ってきたり、「今日は新技ができた!」といって喜んだりしていた……
「いやいや流石にやりすぎじゃないか?まず俺がこの世界へ転生する確率をxとして魔術があの魔術である可能性をyとする。するとxとyの関係上このような連立方程式が成り立ち…」
まさか、嘘だろ……
俺の顔から血の気が引いていくのが分かる。足や唇など全身の震えが止まらない。
「あらシュンどうしたの?そんなにぶつぶつ言って顔色悪くして。これからあなたはとってもすっごーい人から魔術を教わるんだから。喜ぶべきなのよ?ここは。ほーら、ばんざーいばんざーい」
「か、かかか、かかあさん…俺、こっ、ここであの…その…し、しし死んだりとか…しませんよね?」
「じゃあ頑張るのよシュン!ルンルールルーン♪」
俺は絶望し空を見上げる。
そう、俺が転生したこの星は……
魔術が当たり前のぶっとんだ世界だった。
おはこんばんにちは!白崎冬と申します!いやー、白崎さん。ついに一日更新を忘れてしまうというあってはならない事をやってしまいましたねー…
えっ?白崎はお前だろって?そう勝手に決めつけないでくれるかね!
…えっ?最初に名乗ってるだって…?
おっ、おお…お…お読み頂きありがとうございました!!
是非、感想、評価の方もよろしくお願いします!
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つまらない★
それではまた次の話で!!




