「透明な強盗犯の正体を暴く!! アイドル探偵なゆちの事件簿Vol.3〜犯人は透明人間!?〜」
(OP曲〜恋は可憐に甘酸っぱくby朝野奈柚〜)
(ハンチング帽を被ったなゆちが登場。いつの間に買ったらしいトレンチコートを、アイドル衣装の上に羽織っている)
みんな、お待たせ!! みんなのアイドル探偵なゆちだよ!!
第3回目となる今回の動画のテーマは、「犯人は透明人間!?」だよ!!
警察もお手上げの難事件の謎をなゆちが華麗に解決するからね!!
拍手!!
(拍手の音)
……はい。じゃあ、早速始めるよ!!
最後まで見なかったら絶対に後悔するからね!!
あとチャンネル登録もしなかったら絶対に後悔するから!!
最初に、事件について説明するね。
今回の事件は、報道はされた事件なんだけど、前回の「ジェイソンの襲撃」のときほど大体的には報道されてない「マイナー事件」だからね。
事件の舞台となったのは、シノヅカ第2マンション。
被害者は、307号室に住んでいた花咲獅子男さん。
獅子男さんは、307号室の小部屋で、何者かに金属製の花瓶で頭を殴られて殺害されたんだ。
獅子男さんの死体のそばにあったタンスは、荒らされていて、通帳や書類などが散乱していたから、一見すると、物盗りによる犯行のように見えた。
(湊人が書いた事件現場の図)
でも、警察は1ヶ月以上も犯人を見つけられず、半ば捜査を諦めてしまったんだ。
それはなぜかと言うと、防犯カメラに犯人が映っていなかったから。
(湊人が書いた防犯カメラの図)
この図からも分かるとおり、307号室に出入りするときには、犯人は防犯カメラに映るはずなの。
でも、防犯カメラには犯人らしき者の姿は一切映っていなかった。
この図にはないけど、307号室のベランダを映した屋外の防犯カメラにも、犯人らしき者の姿は映ってなかったわけ。
つまり、犯人は透明人間なんだよ。
だけど、私が言うまでもなく、この世には透明人間なんていないし、透明マントも存在しない。そんなの常識だよね。
だから、犯人は、あるトリックを使って、防犯カメラに映らずに獅子男さんを殺したんだ。
まず、私が疑ったのは、第一発見者の添田穂奈美さんだった。
第一発見者は、当然、防犯カメラには映っているからね。
穂奈美さんは307号室の隣の306号室に住んでるの。
穂奈美さんの証言によれば、人の頭を殴るような音が聞こえたから、307号室を見に行ったところ、ドアに鍵はかかっておらず、倒れている獅子男さんが玄関から見えた。
ゆえに、306号室に戻り、警察に通報した、とのことだった。
結論から言うと、穂奈美さんは今回の事件の犯人じゃない。
穂奈美さんには動機はないし、防犯カメラの映像は穂奈美さんの証言と合致していたの。
穂奈美さんが307号室にいたのは、長くても約1分程度だから、そんな早業で人を殺して部屋を荒らすのも不可能でしょ。
穂奈美さんとは違い、獅子男さんを殺す動機があるのは、獅子男さんの妻である夕利果さん。
夕利果さんは「亭主関白」な獅子男さんとは折り合いが悪かったし、獅子男さんの生命保険の受取人になっていた。
だけど、夕利果さんには、鉄壁のアリバイがあるの。
夕利果さんは、事件があった時間には、現場から往復で1時間掛かる場所にあるカラオケボックスに、友人と一緒にいたんだ。
その友人が夕利果さんのアリバイを証言してる。
それにもかかわらず、夕利果さんが犯人だとすると、夕利果さんは遠隔殺人を行ったことになるよね。
出掛ける前に、小部屋に、獅子男さんの頭を花瓶が狙うような装置を仕掛けておき、リモコン操作でそれを発動し、獅子男さんを殺したということだね。
だけど、事件のあった小部屋からは、装置となるようなものは一切見つかっていない。夕利果さんが307号室に戻る前に、警察が現場を保存したから、事件後に夕利果さんが仕掛けていた装置を回収した、ということも考えられない。
ゆえに、夕利果さんが遠隔殺人を行ったという説も成り立たない——ように私には思えた。
でも、結論から言うと、今回の事件の犯人は、夕利果さんで間違いないの。
小部屋の中には遠隔殺人の装置はなかった。
だけど、マンションの1階に遠隔殺人の装置があったんだ。
(マンションの1階のコインランドリーを映した画像)
シノヅカ第2マンションの1階には、テナントとして最新鋭のコインランドリーが入ってるんだ。
このコインランドリーには、大小様々な洗濯機が全部で12台設置してあるんだけど、そのうちもっとも巨大な洗濯機が307号室の真下に設置してある。
私が命がけで撮影したこの動画を見てみて。
(先ほどのコインランドリーで、なゆちが「地震だ!!」と喚いている動画)
突然地面が揺れだしたから、私は地震が起きたと思ったんだけど、これは地震じゃなくて、巨大洗濯機の脱水時の振動なんだ。
家庭用の洗濯機でも、脱水時にはガタガタと洗濯機が振動するけど、このハイテクドラム式洗濯機は、高速スピンによって、スピーディーで完璧な洗濯を実現する反面、家庭用とは比べものにならない振動を引き起こすんだよ。
巨大洗濯機の振動は特に大きい。
そして、このシノヅカ第2マンションは、お世辞にも耐震設計が良いとは言えないんだ。
むしろ超杜撰。
オーナーの篠塚さんは、コストカット重視の人だからね。
ゆえに、巨大洗濯機の真上にある207号室、307号室は、巨大洗濯機の脱水時に、大きく揺れるようになっていたんだ。
そのクレームは、当然オーナーであり管理人である篠塚さんに頻繁にいっていて、ゆえに篠塚さんは、私に、「207号室と307号室は貸すのは難しい」と漏らしていた。
過度のコストカットにはツケが回ってくるんだね。
話を事件に戻すね。
夕利果さんは、日頃の悩みであったたこの振動公害を利用し、同じく日頃の悩みであった夫を殺害することにした。
そのために、夕利果さんは、小部屋にある、2mほどの高さのタンスの上に金属製の花瓶を、不安定な状態で置いておいた。
具体的には、花瓶の底が部分的にタンスの天板からはみ出る形で置いたんだと思う。もしかすると、さらに不安定にするために、花瓶が傾くように書類なんかを天板との間に挟んでいたかもしれない。
夕利果さんが事前にした準備はたったのそれだけ。
夕利果さんは朝早くにカラオケに出掛けて、鉄壁のアリバイに守られた中で、「装置」が発動するのを待った。
当然、コインランドリーで誰かが巨大洗濯機を使用しない限り、307号室でも振動は起きないから、夕利果さんは、知らない誰かが巨大洗濯機を使用するのを虎視眈々と待っていたということになる。
もしかすると、その日は誰も巨大洗濯機を使わないということもありえるかもしれないけど、そのときは、何事もなかったかのようにしれっと帰宅し、また後日に機会を譲ればいい。
結果として、夕利果さんの思惑通り、おそらく毛布か布団を洗濯したんだと思うんだけど、知らない誰かがコインランドリーの巨大洗濯機を利用した。
そして、振動が発生し、夕利果さんの仕掛けた「装置」は発動した。
夕利果さんは、獅子男さんを殺害することに成功した。
うんうん。みんなの疑問は分かるよ。
もしも「装置」が発動したとしても、その瞬間に獅子男さんがタンスの真下にいなきゃ意味がないんじゃないか、って思ってるんでしょ。
そのとおり。
それが今回のトリックの重要な部分なんだ。
もちろん、今回、タンスから花瓶が落ちた時点で、獅子男さんが小部屋にいて、さらにタンスの真下にいたのは偶然じゃない。
夕利果さんがそうなるように仕組んだんだ。
じゃあ、どのように仕組んだのか——
それはね、コインランドリーのホームページを利用したんだよ。
(コインランドリーのホームページ画面が表示。そこには、コインランドリー内の各洗濯機の稼働状況が記載されている)
シノヅカ第2マンションに入っていた最新鋭のコインランドリーには、コインランドリーの外にいても洗濯の終了時間・状況が分かるように、ホームページ上で洗濯機の稼働状況が公開されているんだ。
洗濯機がインターネットに繋がっている、最新のIOTだからこういうことが可能なんだね。
夕利果さんと一緒にカラオケに行った友人の証言によると、カラオケの最中、夕利果はずっとスマホの画面を確認していたらしい。
このとき、夕利果さんは、コインランドリーのホームページで、稼働状況をずっとチェックしていたんだ。
307号室の真下にある巨大洗濯機はホームページ上では「洗濯機G」として表記されてるんだけど、夕利果さんはこの「洗濯機G」が「稼働中」になるのを待ってたんだね。
そして、誰かが巨大洗濯機の使用を開始し、「洗濯機G」が「稼働中」になった段階で、夕利果さんは、獅子男さん殺害のための行動を始めた。
巨大洗濯機が大きく振動するのは、脱水時なんだけど、脱水は、稼働開始から約20分後に始まる。
夕利果さんには、その約20分の間にやらなきゃいけないことがあったんだね。
そのうちの大事な一つが、獅子男さんを小部屋のタンスの下に誘導すること。
そのために、夕利果さんは、獅子男さんの携帯に電話を掛けた。
そして、「タンスの中にある通帳の残高を緊急で確認したい」とか適当な嘘をついて、獅子男さんにタンスの中身を探させたんだ。
このとき、夕利果さんは、「通帳はタンスの一番下の段の奥深くに入ってると思う」とかそんなことを言ったんだと思う。
そうすることによって、獅子男さんは、タンスの中身を外に出すから、あたかも強盗がタンスの中身を荒らしたかのような状態を作れる。
それから、一番下の段を探させれば、当然、獅子男さんはしゃがむことになる。
そうすれば、約2mの高さがあるタンスから落ちた花瓶は、十分な高低差から落下することになり、獅子男さんの後頭部を強襲することになるでしょ。
もちろん、頭に当たらない場合とか、頭に当たっても致命傷にならない可能性も考えられるけど、夕利果さんは、そのときはそのときで、また違う方法を使って獅子男さんを殺そうと思ってたんだろうね。
この「装置」のメリットは、仮に失敗したとしても、獅子男さんに対して「殺人計画」を気付かせないままでいられることだからね。
いわゆるダメ元ってヤツ。
まあ、実際には、夕利果さんの思惑通り、獅子男さんの後頭部にクリーンヒットして、高齢者である獅子男さんはそのダメージに耐えられずに亡くなったわけだけど。
ちなみに、第一発見者の穂奈美さんは、人の頭を殴るような音を続けて2回聞いたと証言していたんだけど、1回目は実際に獅子男さんの頭に花瓶が当たる音で、2回目はその花瓶が床に落ちる音だったわけだね。
そして、「洗濯機G」が「稼働中」になってから脱水が始まるまでの20分間で、夕利果さんがしたことは、獅子男さんへの電話だけではなかった。
獅子男さんに電話する前に、夕利果さんは、「強盗犯」に連絡を取ったんだ。
もちろん、その「強盗犯」は実際の強盗犯ではなくて、夕利果さんが「強盗犯」に仕立て上げようとした、いわば冤罪被害者なんだけどね。
夕利果さんは、「強盗犯」に仕立て上げようとした人物——それは、Over Eatsの店員さんだったんだ。
(適当にネットで拾ってきたOver Eatsのロゴマークの画像)
夕利果さんが今回のトリックを用いる上で、もっとも気掛かりだったのは、シノヅカ第2マンションに防犯カメラが設置されていること。
夕利果さんが恐れたのは防犯カメラに映ることじゃない。
むしろその逆で、防犯カメラに誰も映らないことを夕利果さんは恐れたんだ。
だって、夕利果さんは、獅子男さんを利用することによって、タンスを荒らさせ、獅子男さんが行きずりの強盗犯に襲われたように見せかけようとしたんだよ?
それにもかかわらず、強盗犯の姿が防犯カメラに映っていないというのは矛盾してるよね?
その矛盾から、夕利果さんが何らかの方法で遠隔殺人を行ったのではないか、と疑われちゃうかもしれないよね?
だから、ホームページ上で巨大洗濯機の稼働を確認した夕利果さんは、まず、Over Eatsのアプリを使って、料理の注文を行った。
出かけている夕利果さんが、家にいる獅子男さんのために料理を注文するのは妙に感じるかもしれないけど、獅子男さんは、夕利果さんを「召使」のように扱ってたから、この夫婦においては、このようなことは決して珍しくなかっったんだ。
夕利果さんは、私にも、獅子男さんについて、「自分ではご飯も作れないし、出前を取ることすら自分でできず、全部私にやらせるんです」と話してた。
だから、もし警察に、夕利果さんがOver Eatsを注文したことが不自然だ、と追及されても、夕利果さんは十分に言い逃れが可能だったわけだね。
夕利果さんは、マンションの近所にあって、しかも調理にほとんど時間がかからない商品の配達をOver Eatsに依頼したんだと思う。たとえばマックとかミスドとかね。
とはいえ、届くまでは最低でも20分くらいは掛かるよね。
だから、夕利果さんの狙いはこのようなものだった。
巨大洗濯機Gの稼働を確認すると同時に、Over Eatsで注文し、307号室への配達を依頼する。
その後、脱水の少し前の時間を狙って、獅子男さんに電話をし、小部屋のタンスの下に誘導し、タンスを荒らさせる。
「装置」が発動し、獅子男さんが絶命する。
その直後くらいに、Over Eatsの配達員が307号室に到着する。
(再び、湊人が作成した防犯カメラの図)
この図をよく見てもらえると分かるんだけど、実は、307号室の玄関ドアの真ん前は死角になってるんだ。
しかも、篠塚オーナーのコストカット精神により、玄関ドアは内開きになってたから、307号室に出入りする様子は防犯カメラには映らない。
つまり、307号室の前に来た人物が、実際に307号室に入ったかどうかは分からないようになってたんだ。
夕利果さんはこのことを利用し、実際には、インターホンを鳴らし、家から人が出てくるのを待つだけのOver Eatsの配達員を、あたかも家の中に侵入したかのように見せかけようとしたんだ。
もちろん、Over Eatsの配達員が到着した段階で、獅子男さんはすでに死んでいるから、配達員がインターホンを鳴らしても、何の反応も返ってこない。
それでも料理を持ってきている以上、Over Eatsの配達員はすぐに帰るわけにもいかず、何度もインターホンを鳴らしたり、果てにはノックをして声を掛けたりするでしょ?
そうすると、Over Eatsの配達員は、307号室の前でそれなりの長時間滞在することになる。
この間Over Eatsの配達員は、防犯カメラの死角に入り続けるわけだから、防犯カメラの映像上、あたかも307号室に侵入し、獅子男さんを襲ってるように見えるわけだね。
ちなみに、そのように見せかけるために、夕利果さんは、朝家を出るとき、わざと鍵を閉めずに家を出た。
それから、実は最近、シノヅカ第2マンションの近所で、別のOver Eatsの配達員が、暴行目的で女性宅に侵入しようとしたという事件も起きていた。
この事件があったから、夕利果さんは、Over Eatsの配達員を強盗犯に見せかけることも可能だと考えたんだろうね。
しかし、現実は、夕利果さんの思いどおりにはいかなかった。
夕利果さんの想像を上回る速さで事件が発覚してしまったんだ。
第一発見者の穂奈美さんは事件が起こると同時に、事件の発生に気付き、Over Eatsの配達員が来る前に、警察に通報しちゃったからね。
巨大洗濯機の脱水時間は、たまたま穂奈美さんが1歳の息子の択斗君をお昼寝のために寝かしつける時間だったんだ。
そのために、穂奈美さんはテレビを消して部屋を静かな状態にしてたから、偶然、花瓶の音に気付けて、すぐに307号室に向かうことができたんだね。
だから、Over Eatsの配達員を「強盗犯」に見せかけるという夕利果さんの計画は失敗し、配達員が到着した頃には、すでに307号室の前には警察が群がってた。
だから、配達員は307号室に料理を届けないまま、トンボ帰りしちゃったんだね。その様子は防犯カメラにしっかり映ってたよ。
そんなわけで、防犯カメラに「強盗犯」が映ることはなく、犯人が「透明人間」になっちゃったわけ。
うん。我ながら名推理だね。
この動画が面白い、ためになった、という人はぜひSNSで拡散してね!!チャンネル登録もマストだよ!!
あと、私は、探偵とアイドルの二刀流だから、この動画に惚れ惚れした人は、ぜひライブにも会いに来てね。
動画の再生数の割には、ライブに来てくれる人が少ないのが最近の悩みなの。
そんなに地下ライブってハードル高いかな?
ライブは超楽しいし、ヲタクもみんな良い人だよ!!
私は超可愛いし!!
それじゃあ、次のVol.4もお楽しみに!!
バイバイ!! またね!!
(大きく手を振るなゆち)
(ED曲〜泡になったボクラの約束by朝野奈柚〜)
(了)
このたびは、なゆちシリーズ第3弾「犯人は透明人間!?」を最後までお読みいただきありがとうございます。
僕の作品群の中では、なろうウケをしないシリーズなのですが、作者的には、構想を考えるのも書くのもすごい楽しいのがこのシリーズです。また、ふと思いついたトリックを気軽に外に出せるプラットフォームとしても、なゆちシリーズには大変感謝しています。
その意味で、作者の自己満足の色彩が強く、読者層もおそらくコアな方が多いのではないかと思っているのですが、それゆえに出せる面白さがあるかな、と自分では考えています。このシリーズを読んでくださってる方々のことは、僕は心から信頼しています。
本作のアイデアに関して、洗濯機で人を殺すのは突飛過ぎないか、と思う方もいるかもしれませんが、実は、今までで一番地に足がついた取材によるものです。
なぜなら、仕事の関係で、コインランドリーの振動公害を扱うことがあり、そこで見聞きしたことが、本作のアイデアの基礎になっているからです。
本作で自画自賛したいのは、ホームページ上で稼働状況を確認できるコインランドリーとか、Over Eats(綴りはあえて変えています)だとか、ここ数年で出てきたものをトリックに使っていることですかね。推理小説のネタは出尽くしたとは言われていますが、さすがに最新の道具をふんだんに使った本作のトリックは未出なのではないかと思います。
個人的に悩ましかったのは、「犯人は透明人間!?」というタイトルをどう生かすかでした。
おそらくミステリー(完全犯罪)的に綺麗なのは、犯人の狙い通り、防犯カメラにOver Eatsの配達員が映ることなのですが、このシリーズの特徴として、オカルトチックというか、不可能犯罪チックにしたいという思いがあり、あえてOver Eatsの配達員が映らないようにしてみました。
そのために防犯カメラについて色々と検討している部分が冗長に見えるというか、結局囮かよ、という感じにはなっているのですが、それはそれで個性的というか、味があるなと受け取っていただけることを期待したいです。
このなゆちシリーズに関しては、Vol.4について、それなりに固まったアイデアがあります。タイトルは、これまた最新の道具を用いて、「死のテレワーク」(仮)にしようかと思っています。
ただ、なろうウケしない作品を立て続けには書かない方がいいので、多分違う作品を挟んでから投稿するかと思います。
個人的に、今年はなんらかの成果を出さないといけないな、と思っています。これまで面倒臭がっていた公募にも出さなきゃなと思っています。
そのためのアイデアもいくつかあるのですが、書くとすぐにネットにアップしちゃう病なので、難しいかもしれません。作風的になろうコンは無理ですしね。ステキブンゲイも現在4次通過している作品(「殺人遺伝子」)がありますが、正直言って自信ないです。
このなゆちシリーズを楽しみにしてくださっているコアな方は、そう遠くないうちに次回作が出ますので、お待ちください。
また、菱川は、最近、スコッパー活動に力を入れています。
「このなろうミステリーがすごい!と僕が思う作品」というタイトルで、なろうにアップされたミステリー作品を発掘し、紹介するエッセイをアップしてますので、そちらも是非ご覧ください。
今後とも、菱川、そしてなろうミステリーの応援をよろしくお願いします!!




