表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
おい!今度の行き先はサッカー漫画だってよ!?  作者: 赤星べお(※完全なPNにしました)
最終章 Just like a wavin’flag
86/105

71話 もう一度地に足を付けて

重視するのはまず「規律」だ。8:30に約束があれば、時間通りにその場所にいろ。これがプロだ。サッカーではこのような時間の概念がとても重要だ。これこそが勝ち負けを分かつんだよ!


 by ヴァヒド・ハ〇ルホジッチ

 

 後半開始の笛がなると同時に両サイドがバッと広がり、強襲をかける鹿島南の攻撃陣。


 明応義塾の方はFW陣のメンバーが替わりフォーメーションが若干変更したらしい。それに気付いた司が『あいつらはお互いに堅い入りになるだろう』と予想していると見越したトップギアでのアタック。


『最初と最後の五分は難しい』。ソコを思いっきり付く作戦だ。


 リターンのボールを司が二人ほど身体を入れ替えながらバイタル手前で前を向く。まるで見えない糸で引っぱられているかのように、司の足下へボールが追いかけていく。


 エリア内の点で勝負しようとディフェンダーと駆け引きを始める森山。さらにPAのライン手前では、こちらは線を引くかのように佐倉が横へのデコイを敢行。相手のマークを混乱させる。

 そうして出来た一瞬のエアポケットにフリーで氷高がするすると入り込む。勿論それを見逃す司じゃない。わざと逆方向へとドリブルのアクションをして目を引きつけてから、二歩目の左足。ノールックでアウトサイドに乗せたフワリとしたボールを届ける。


 タイミングと相手の目を完全に掌握した瞬間だ。


 もうこのエリア内では氷高以外のフィールドプレイヤーは全ての選択肢を奪われている。慌てて距離を詰める相手のキーパー。そして氷高は狂いなく運ばれてくるボールをダイレクトでボレーの体制に入る。


 キーパーが滑り込んできてコースがやや厳しいか、と思った後はまるで流れ作業のようだった。氷高はリフトトラップで飛び込んできたキーパーを躱し、ゆっくり落ちてきたボールを全力で蹴り込んだ。


 後半開始早々二分で追加点。ちなみに無人のゴールにも関わらず全力で蹴ったのは『ハーフタイムに名指しで批判されてムカついていたから』だと試合後に西から聞いた話だ。


 喜びに沸くこっちとは対象に、立ち上がりの失点に目に見えて肩を落とす明応義塾イレブン。反撃するはずが、いきなり突き放されたショックが大きいのだろう。

 おそらくだが後半の作戦も早々に頓挫したと思われる。どうせ『失点をしないように!』とか『少ないチャンスをモノにしよう』とかだろう? いつも対戦相手の監督のコメントがそんな『みんなの目標』みたいなヤツだったからな。

 

『しよう。しよう』で出来るんだったら誰も苦労しねぇよ。言えば出来るんなら、俺だって言うよ。


『司と一緒にイタリアに行って、二人でスクデットを獲得しよう!』


 ……。


 ここまで来ると詐欺だな。流石に今の俺が安曇あずみと同じ舞台に立てるとは思えないし、黒いチューリップさんやセントマルコさん、紫の獅子王ガブリエルやシニョーリの叔父さんの相手になるとも到底思えない。


 ま、言うのは自由だが、言ってダメだった時に責任の取れない事は言うなって話だ。



 ―――――



 試合時間は着々と過ぎ去り、点差はついに四点となった。


 時折、ミドルレンジからサンドロがカットインしてシュートを打つ事もあったが利き足じゃないせいか威力も精度もそれほど怖くはない。

 もう一人のブラジル人留学生のシュートも西や麻野のおかげもあって、それほど脅威に感じなかった。


 苦し紛れのようなシュートが左右に何本か飛んでくるが、まず高さが容易だ。七十センチから一メートルちょい位の高さは軌道が分かればキャッチしやすいのだ。


 一対一を左に跳んで両手でキャッチする。DFのプレッシャーのおかげか反応してからでも余裕で間に合うコースと威力だ。

 立ち上がったあと、左手のみでボールを掴んでゆっくりと前へと歩く。


「キャッチかよ……」


 誰かは分からないが、相手選手の声が聞こえた。


 うん。それは最高の誉め言葉だ。一通り満足した後、左に大きく広がった越野へとボールをスローする。


 ……。


 ………。


 …………。


 この辺りで、若干自惚れていた自分に気づく。

 大きな深呼吸として、慌てて身を引き締める。


 ダメだダメだ。少しだけ上手く行っただけで、何を勘違いしてるんだ、俺は。所詮は『楠』なんだぞ。



 と、同時に一つの違和感も頭に浮かぶ。結構簡単にキャッチできた今しがたのプレイ。さらに言えば、ミドルレンジからのシュートもほとんど慌てることなく処理していた現実。


 ……おれって、こんな強キャラだったっけ?

 

 


 ぐぅ。研修やら草サッカーやら仕事で色んな書類作らされるやらでもうガッツがありません(泣

 

 まあ。それは置いといて。


 ウイイレの最新作ではクライフが監督で出てましたね。ドリームバルサを復活させなければ!! ベギリスタインやゴイコエチェアにサリナス。Jでもお馴染みの選手ですね。あ、忘れては行けない! 右ウイングをやらされてたリネカーもいたしストイチコフもクライフ政権でしたね。


 ついでにサッキとカペッロとダウムとリッピとパサレラとタバレス。それにゴードン・ミルンも入れてくれ!! ……あ、やっぱ最後の無しで(;´゜Д゜)ゞ


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ