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君に恋して3年目  作者: 佐々木水空
3/3

君と夏

わかこが家に来るのはいいのだが、少し疑問に思うことがあった。

わかこは俺の連絡先をもっていないから捨て猫のことなど、わかるはずないのだ。

聞かないことには始まらないと思い聞いてみた。


「なぁ、わかこ。お前確かメールとかやってなかったよな、どうして捨て猫のことがわかったんだ?」


「あぁ、それはね。友達から聞いたの。」


そういうことか。

わかこはうちに来てもいいか、という話ををした一週間後に家に来た。

猫を見るなり、可愛いとかあははと笑ったりしていた。

俺はそれを見るだけでも満足だった。

しかし、気になる子が私服近くにいるというだけで、こんなにもドキドキするものなのか。

自分は、普通に喋っているつもりだったが実際どうだったのだろう。


あれこれ考えているうちに、わかこの親は

「家で話してから、また来ます」

とだけ言って帰っていた。


その日の夜、わかこが家に猫を引き取りに来た。

少し寂しい気もしたのだが、わかこの家なら心配はないだろうとも思った。

次の日、わかこに名前はもう決まった?と聞いてみた。

[ゆず]という名前をつけたらしい。

それからというもの、猫の件をきっかけにわかこともよく話すようになった。


そして、言葉を交わすたびにあの猫に出会えたことが奇跡だと思えて仕方がなかった。

もしかしたら、このまま付き合えたりするのかなとか考えていた。

だが現実は甘くはなく、話しているうちに話題が見つからなくなり、2週間ぐらいで会話はしなくなってしまった。

また、いつもの日常にもどったな…と、がっかりしていた。

ラブコメのようなあっちから話しかけてくれて盛り上がったところで今度、家に来ない?という展開はあるわけもなく、ただ時間だけが過ぎていき気づけばもう、夏休みがもう目の前だった。

夏休みはほとんど部活だった。

一日いっぱい遊ぶ日なんてまったくなく、たとえあったとしてもみんな疲れて動きたくないという状況になっていた。


「あー、空からわかこふってこねえかな」

なんて訳のわからんことを妄想してみたり、

「今何してんのかな」

とか、自分でも気持ち悪いことを思ってみたりしていた。

結局、夏休みは宿題とお友達になってしまうあまり面白くない日々だった。


久々の学校は予想していた通りダルかった。

クラスの中では、夏休みどこ行ったー?とか日に焼けたーなんてことをガヤガヤと話していた。


みんな、夏休み楽しんでたんだねー、羨ましいなこんちくしょう!

夏休みが終わったということは、もうすぐ秋か…

んで、冬がきて…ん?待てよ?

このクラスで入れる時間半年過ぎた?

まだわかこに伝えてないのにこんなんで大丈夫なのかな…

はぁーと大きなため息をついた。

天気は気持ちの良い快晴なのに、心の天気は雲がかかってきていた。

どうも!みくです!ここまで読んでくれてありがとうございました。

いやぁー。この小説の中でも夏休みが過ぎてしまいましたねぇ。

健二くんは想いを無事伝えられるんでしょうか!

さて、皆様は夏休みといったら何を思い浮かべるでしょうか。

私は真っ先にかき氷を思い浮かべますね。

暑い日に食べるあの冷たい氷!

もう最高です!私も昔はよく友達を家によんで作っていました!

君に恋して3年目はまだまだ続きます!

良ければ感想やレビューなどくださると嬉しいです!

ではっ!ノシ

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