嫁さん?の素顔と憲兵に連行される
へたっぴですがよろしくお願いします。
十分ほどしゃべりながら歩いていると小さな白い一軒家が見えてきた。そしたらセオラルドさんがそっちに向かって歩いていく。そしてその家の中に入っていくとローブを脱ぎながらくるりと回ってにっこりと微笑みながら「ようこそコルシュー治療院へ!」と言って歓迎してくれた。しかし俺はあまりの驚きに口をあんぐり開けたまんま動けなかった。理由は簡単。フードをかぶっていた時はあまりよく見えなかった彼女に顔が露わになったからだ。彼女の容姿を簡単に説明しよう。髪は銀髪、顔は地球の美人なんて足元にも及ばない、スタイルは控えめな感じだ、着ているのは水色の着物だった。何より特筆すべきはその耳だ。なんと狐耳ですよ!あとしっぽ!!めっちゃモフモフしてそうな立派な尻尾ですよ!!これぞまさに異世界といった感じでとっても興奮したよ!だってきつねだよ狐!!!!!これを幸運といわず何という?そんな彼女が微笑んでいる姿なぞみたら一瞬で落ちましたよ!しかたないねw。そして思わず言っちゃったよ「貴方が美しいです。あなたのそばに居たいです。なので僕に治癒魔法を教えて下さい!そして僕をここでやとってください!」ってね!そしたらセオラルドさんは笑って「いいですよ。その代り教えて回復魔法が使えるようになったらバンバン働いてもらいますからね~。あ、あと私の事はセオと呼んでくださいね~」と答えてくれた。そうこうしてるうちに日が暮れたのでキッチンに移動した。そしたら奥の方からセオが何やら木の台座に水晶玉のような物がはまった物を持ってきた。「これは魔力計測球と言ってそのひとがどれだけの魔力を持って居るのかを教えてくれる魔道具よ!待領の量によって色が変わるの」と教えてくれた「魔力が多ければ多いほど白くなって少なければ少ないほど赤になるよ。ちなみに私は中間ぐらいの黄色よ!さああなたもこの水晶玉に手を当てて体の中にある何かを手のひらから放出させるイメージでやってごらんなさい!」というからとりあいず手を水晶玉に当てて手のひらから光が発射されるイメージを頭の中で描きながら手を当てていると「や、山岸さん!すごいですよ!白く光ってます!!」というから目を開けてみれば目の前の水晶玉から白い光があふれていた。さながらLED電球のように。しかも周りが暗いのがあって余計に。正直言ってまぶしかった。さて、この後驚きを隠せないセオさんと別れてベッドに向かったのだがね、正直言って眠れんのですよ。だって、あんな美人と一つ屋根の下ですぞ!寝れるわけないじゃないですか!!!!で、次の日朝起きたら表の方が騒がしかったので行ってみたら、なんと!憲兵というか治安維持部隊みたいな筋肉ムキムキのお兄さんがセオさんを囲んでいやがる!!気になってでて行ってみたらなんかいきなり首に剣を突き付けられて「おい貴様お前が昨日の夜の犯人か??」と聞かれた。なんのことかさっぱりわからないので聞いてみると、なんでも昨日の夜、突然この治療院から白い光が溢れだしたらしい。それを見た近所の人が何か怪しいことをやっているのではないかと疑い町の警備隊に連絡したらしい。それを聞いて真っ先に思い出したのは昨日の夜の魔力測定だ。あの時の光が漏れたのかもしれない。そう思って「あのーもしかしたら原因は僕かもしれないです」と告げてみた。そしたら、「とりあいず貴様取調室にこい!」といわれた。