異世界に召喚!そして奥さんとの出会い?
読んでいただきありがとうございます。へたっぴですが生暖かい目で見守ってください!
あ!どうも僕の名前は山岸哲也といいます。さて早速ですが今の状況を簡単に説明します。山でハイキングしていたと思ったら突然石造りの部屋で中世ヨーロッパの騎士たちが着ているような銀色に輝く鎧を着た人達に囲まれています。そして奥からなんか魔法使いが着ていそうな白いローブを着たおっさんが出てきました。そして今に至るといったところです。「おぬしは名をなんと申す?」となんか偉そうに魔法使い(?)のおっさんが聞いてきました。まあ隠す必要もないので普通に答えますけどね「僕の名前は山岸哲也ですけれどもあなたは?」するといきなり魔法使い(?)のおっさんが立ち上がって近寄ってきました。そしてなんだかとっても偉そうに上から目線で文句を言ってきた「儂の名前はアーベルト・シュケイナー公爵である!私は名誉あるアライナー帝国宮廷専属魔法使いであるぞ!!そしていまこの領内に攻めてくる魔族共を打ち払うために古くから伝わる禁術を使ってまで異世界召喚をしたというのに!!なぜ貴様のような若造が来るのじゃ!!これでは失敗ではないか!!その禁術を記した本には過去に行った時はイソロク・ヤマモトなる者が召喚されその長年の経験を活かした軍の指揮を行い見事わが軍を勝利に導いた!!なのに!なぜ貴様のような若造が来るのじゃ!!!貴様に用はない!さっさと出ていけ!衛兵!この者たちをここからたたきだせ!」え?なんでいきなり呼び出されたのに早速叩き出されるの?しかもイソロク・ヤマモトって絶対日本帝国海軍の山本五十六長官ですよねえ?あの人って第二次世界大戦中に乗ってた輸送機が落とされて戦死してなかったっけ??しかも骨も見つかっているのに??まあそこは気にしないでおこう。とか考えているうちに衛兵さん2人に両脇を抱えられながら表門にたどり着きましたよ。そして無情にも叩き出されてしまいましたよ!最後に「悪く思うなよ」とか言ってたけどさ悪く思うよ!誰だってそう思うよ!だっていきなりこっちの世界に呼び出された挙句使えないと文句を言われその上叩き出すとな?どういう神経をしているのやら。まったく、少しは支度金を渡すとかできんのかねここの馬鹿貴族共は!とかぶつぶつ呟いてたら「あの~」と声をかけられた多分女の人だろう(声的に)そう思って後ろを向いたらワオ!めっちゃ美人なローブを着たお姉さんに声をかけられてしもた。地球では彼女なんていなかった俺はどうしたらいいのかわかんなくなってとりあいず はい?って答えておいた。そしたら「初めまして。私はこの町で治療院をしておりますセオラルド・コルシューと申しますその恰好から察するに異世界召喚で呼び出された方ですね?最近呼び出す数が増えていまして貴方ように皆さん叩き出されていまして、その夜にはよく盗賊に襲われ死んで行っているようですが….ここで会えたのも何かの縁私の治療院に来ませんか?」だそうだ。まじかよ!禁術とか言ってたのにバンバン召喚されてんじゃねーか。しかもきけばいままでイソロク・ヤマモトなんて人物召喚されたことないしそもそも召喚してる理由が魔物と戦うためではなく隣のカイライラー聖国を侵略するためのものらしい。きけばこの国の兵士たちは弱いのだとか。だから冒険者を集めて侵略軍を作ってるみたいなんだが冒険者だけではまとまりがなく烏合の衆なんだそうだ。そこで集団をまとめ上げるために勇者を代表に押し上げたいという国の思惑のせいで召喚されたらしい。そんなんで呼び出されたんじゃたまらない。聞けばセオラルドさんの治療院はここから歩いてすぐだそうでとりあいずセオラルドさんの所にお世話になることにした。