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第8章その1

 ハジメが目指していた本屋は、屋上に『智慧と知識の泉堂』という看板を掲げていた。一階が本の売り場になっている。

「ここで、村の新聞や雑誌の発行もやっているんだ」

ハジメがトムにそう説明した。

 ハジメの訪問先は、三階の事務所であった。一階の売り場のカウンター脇にある入口から、三階へと通じる急な階段を二人は昇った。何人もの人達が、忙しそうに動き回っている部屋が目に入る。開け放してある扉をノックすると、ハジメは中に向かって声をかけた。

「こんにちは、ムツキさん。お約束の原稿、持って来ました」

「やぁ、ハジメさん。いつも期日通りに仕上げてくれるんで助かるよ。さぁ、入って入って」

出てきた店主は、垂れ耳で頬肉の垂れ下がった、犬の顔をした人物であった。その迫力に、トムはほんの少しだけ驚いた。

 ハジメから原稿の入った封筒を受け取ったムツキは、後ろに控えていたトムに気が付いた。

「おや、その子は? また拾ってきたのかい」

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