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必殺! 天上天下無想無念 3



デイと私は姫様馬車に同乗することとなった。中にはスナイフとトッテン、侍女さん一名。デンセンと他数名の騎士は馬車周りを騎馬で固めている。デンセンの心境は複雑だろうな。尊敬できない上司のプライベートにお供としてつき合わされて。姫様が居るから、それは任務として成立するんだろうけど。私はちょっと居心地悪い。そういや、トッテンは、デンセンを立派な英雄の立派な息子だと尊敬していた。だから、今をときめく騎士さまなんだと。モテると。やっぱり女性関係派手なのかな。堅物に見えるけど。悪い人じゃないんだよね。それはわかる。


 馬車の中でやることも無い私は、目の前に座っている登場人物達を眺めながら、この世界に迷い込んでからの記憶を辿っていた。BGMは姫様の楽しげな声。ブラックとのデートのことを無邪気に話されている。あんなに泣いてたのに。ここを見た、あそこを見た。こう言ったら笑ってくれたとか。 


 笑ったか? というか、鎧は修復済みだったから、顔は出てなかったはず。


姫様の話題に合わせるように、馬車の進路はおデート復習コースになりつつあった…。


「あっ」


思わず声を出し、立ち上がってしまった。


「どうした?」


デイの問いかけに無言でまた座る。このままでは、ソヤンクワのおっさんの塔コース。それは避けたい。こんな時に限って絶対に居るんだ、あのおっさん。


「姫様、どちらに向かわれているのですか?」


聞いてみて、塔と言えば、ここからすぐに飛び降りる。


姫様は「はい」とにっこりし、

「デイユーキ様が行きたい所です、サユ様……」

小首を傾げ、

「あの、わたくしからは、とても言い難いのですが……あの、あの」

と上目遣い。


 え? 私、今、無意識にブラックになってる? 焦って、手とか腰とか確認してみる。なんの変化もない。


「あのっ!! サユ様、わたくし、『サユ』と呼んでもよろしいでしょうかっ」


 うわおっ


いきなりの大声に、馬車内一同ビクつく。トッテンなんか思わず剣の柄に手をかけてるし。デイは、結構余裕で柔和な笑みまで讃えてる。なぜかな、と思っていたら、持ち上げられたのは、デイの手を掴む私の手。


 うわおっ(再)


慌てて放し、

「ごめん」

と言えば、笑って首を振り、今度は私の手を掴む、というより握る。こらこらと、表面上はにこやかに抜き外す。でも追いかけられて握られる。外す握る外す握る……デイがずっと笑顔なだけに凄く怖い、だれか、止めて。


「ごめんなさい、大声を出してしまって」


しびれを切らしたと思われる姫様がしゅんとした態。でもまだ上目遣い。


 いかんいかん、大声からこっちよくわからない戦いで姫様のご要望が放ったらかしだ。


「いいですよ、サユでいいです、もちろんです」


もともと姫様が私を『様』呼びが変なんだ。


「タツキ様は、ご自分のことを『タツキ』と呼べと言われました。でも、わたくし、その……いくら……その……」


声が小さくて聞こえない。溌剌とした姫様はどこ行った?


「姫は、伴侶を呼び捨てにできないから」


デイの言葉に一瞬気を取られて、私の手もデイに取られていた。この間抜けな図。


「は、まだ、そんな……」


姫様のもじもじをデイはまたも無視し、

「義理の妹でも、呼び捨ては少々無作法だ。姫は王太子の許嫁殿を一生呼び捨てることはできないだろう。でも、」

そこでまたぎゅっと私の手を握り、

「兄上様がそれをお望みなら、姫はそうしたい、と。いずれ妹になるサユも」


「やめてください、デイユーキ様。そんな、いずれ、なんて……」


ぼっと音がするかと思うほど真っ赤になった姫様


 もう、これ、どうすんだ? 私。身動きも取れなきゃ、責任も取れない。いつか突然はいさよーならーで良いのだろうか。いや良くない。じゃ、言っちゃうか? …姫様を傷つける、絶対傷つける……どうしよう。


 本当のタツキ兄ちゃんだったら、どうするんだろう? 元の世界とこっちと、自分の生活と、姫様と……。どうしようもない、これが運命か、とも思う。


 地脈と竜と守石と姫様と大地の戦士の運命。


— タツキ様、もうすぐパイ焼き大会があるんです。私が優秀者を選ぶのです。楽しいですよ。でも、いつも自信がなくて、こっそり父上や母上に尋ねてしまいます。パイの中身に制限はなくて、毎年びっくりするようなものが出てきます。タツキ様は、どのようなパイがお好きですか? タツキ様とご一緒に選びたいです。


 嬉しそうに言う姫様を、ブラックはただ見つめるしかできなかった。


 現在、守石を創出できる人間は、ランカワンマクスラルス王国のルサラシャ姫と、ナダリア帝国の老師、この二人だけと言われている。守石は、自然界にあれば、地脈の乱れを多少誘発するだけのただの石ころだ。この石ころを守石の原石と見抜き、指向性を与えられる人間が、前述の二名。原石に指向性を持たせると、守石へと変貌する。一つの守石の影響が及ぶ範囲は、指向性の質と石の大きさに比例する。王都の城壁には、全方位緩慢にした守石を影響範囲ぎりぎりに配備。緩慢でもたくさん合わされば『阻害』ではなく『遮断』になってしまうから。


 ブラックにどう影響するか、探りたくて城壁まで行った。王都にも入った。それは期せずして姫様との初デートとなった。 


— 守られるだけの姫でありたくはなかったのです。


地竜に我が手で反撃を。それが姫様が望むことだった。守石の指向性を研げば、あるいは可能かと、ドラゴンを狙い澄ませた。結果、ブラックをも巻込む範囲で地脈を遮断、地竜内部に閉じ込められた脈力は火流撃となって暴走暴発。これが答だった。


— 今回の大規模演習にかこつけて、試してみたかったんです。


姫様はそう言って項垂れながら、デイユーキには反対されるから黙っていたこと、東軍の面々には相談済みだったことも包み隠さずに明かした。そして、もう絶対にしない、とブラックに誓った。同様な守石をブラックに当てられたら、ブラックの末路もあの竜と同じ。姫様は青くなって震えていた。


 いや、ブラックは内部に火流撃は溜められないから、あんなことにはならないと思う。


思うだけで言わなかった。守石のせいで窮地に追い込まれるのも敵が地竜なら構わない。条件は五分だから。敵意を持つ人間にブラックを無力化されるのも、まだいい。どのみち人間相手に、ブラックが薙げるはずもない。寧ろ無力である方が葛藤せずに済む。問題は、兵器として、ブラックが利用されはしないかという危惧だ。守石の研究が進めば、それはあるかもしれない未来になる。


 震えたままでいてくれるなら、それでいい、と。


妙に高度で冷静な判断をする自分に首を傾げながら、ガントレットを外して、震える姫様の頭を撫でたのも、また事実。


 姫様のことを思う度に、時が解決するわけもないのに、何かを待っているような不可解な気分に陥る。


 なんでかなあ。


馬車が止まったのは、そんなどうしようもない思いの出口を探していたころ。


 おっさんの塔じゃないか! 降りないぞ、私は!


しかし、姫様が指差したのは、塔の少し向こう。


「デイユーキ様」にやりとニッコリを合わせた笑顔。

「父上に先を越されても宜しい?」


そして姫様は私に向き直り、

「父上がサユさ…サユに贈り物をしたいそうです。可憐なサユに似合う可憐な宝石を、と」


 要らない要らない。可憐とか意味わからないし。


「お気持ちだけでいいです。無くしちゃいそうで怖いから」  


姫様は首を振り、

「明日は、母上のお誕生日です。ささやかにお祝いするつもりだったんですが、サユが、お祝いしてくれると噂が流れ、いつの間にか人数が膨れ上がってしまいました。大々的になってしまったんです。それで」

そこで姫様は、人差し指を立てて、

「国王がサユに報償を贈ったという実績が欲しいのです。サユも快く受け取ってくれたという証拠も。付けてくれますよね? デイユーキ様も贈れば宜しいのではありません? ドレスは証拠になりませんよ。特にあなたの場合は」


ぐっと詰まるデイ。


「よい発表の場だと思うのですけど? あ、そうだ」

姫様は、ぽむと手を打ち、

「サユの国では、恋人は何を贈り合うのです? 婚約の発表はどうするのです? 婚儀は?」


 姫様、それ、私のためじゃなくて、自分のためでしょ。さっきのぽむ打ちもわざとらしかったし。


「姫様、私とデイは……」

「この国では」と姫様。私の言葉をさくっと遮った。

「女性は、好きな男性へ手作りのパイを贈ります。パイは朝食に欠かせないものですから、この味で良いでしょうかと尋ねる意味合いがあります。ここで他人に作らせて、後にそれが判明しますと大変なことになります。即時離婚です。ですから、貴族のご令嬢もこの時ばかりは厨房の料理人に指導されながら必死に作りますよ。一週間かける方もいらっしゃるとか。後にも先にもその時だけですが。微笑ましいでしょう?」


なるほど。搦め手。すごいな、姫様。ブラックの嗜好が知りたくて、パイ焼き大会に誘ったか。いろいろ凄い。


「パイってそんなに大変なんですね。焼いたことないからわからないんですが」


 朝食か。目玉焼きと豚汁しか作れないな。


「あら、では一緒に習いましょうよ。私も食べたことはあっても作ったことはないですから」


 習ってどうする。


「タツキ様は、パイ、あまりお食べにならない? 朝食は何をお召しに?」


 ……いいけどさ。


「朝はご飯とお味噌汁、卵焼き。パイは出せば食べる、と思います。好き嫌いないから…でも」


煩いのは瑞樹兄ちゃん。だからって残したりはしない。文句言うだけ言って食べる。食わず嫌いという一番嫌がられるパターン。瑞樹兄の評価、下がりっぱなし。なぜ元世界で気付かなかったのかそこも不思議。


「でも?」


姫様が身を乗り出す。ちょっと待ってください。思い出しますので。パイ、といえば。


「お菓子のパイだったら、果物が入ってるのはそんなに好きじゃないと思います。アップルパイより小豆パイをいつも選んでますし、果物はもとからそんなに食べないですし」


姫様、うんうん頷いて心のメモに記入の模様。アップルが好きじゃないより、小豆が好きかもしれない。その辺は責任もてない。でも、ポテトサラダにリンゴは入れないタイプだし。


「男性から、パイのお返しはあるんですか?」


社交辞令的に。暗に、ブラックからのお返しは何にしたら良いですかを訊いてるようで気詰まりだ。


「お返し、というより、この場合は了承としてカトラリーを贈ります。これで結婚が決まります。贈られなければ結婚はありません。それでも諦めずにせっせと贈り続ける女性もいらっしゃるようですけど」


姫様はちろっとよそ見する。


「え、この国では、女性からプロポーズするんですかっ」


 あ、いかん、何を興奮してるんだ、私。


姫様、にこやかに、

「いえ、男性が先にカトラリーを贈る方が主流です。これで一緒に朝食を食べましょう、結婚しましょうと」

侍女さんと目を見合わせて微笑み、

「あの宝石店の横がちょうどカトラリーのお店なんです。オーダーするとひと月はかかります。繊細な細工物となると半年は先になります。殆どが、お二人で来店するようです。場所的にも良いでしょう? 二人で宝石を選び、カトラリーを選ぶ。婚約時のコースです」


 贈り合うものが違うけど、元の世界と同じカンジか。


「デイユーキ様、今年のパイ焼き大会には特別審査員としてご出席なさいませんか? パイになにかしらのご矜持がおありのようですから」


姫様、急にデイに振る。


言われたデイは無表情に、

「そんなものはありません」


同時に、トッテンが「ああ」と呟いて、慌てて口を押さえるというボケをかます。


 ここで、どうしたの? とは訊いてやらない。言いたきゃ言え。男らしく。


「どうしました?」


で、姫様が訊くと。どこかでストーリー組んできた?


「いえ、いいです、はい」


小さく畏まってしまう。それ、君の役じゃなかったんだね。


「なんでも、デイユーキ将軍が粉かけた相手がずっとパイを贈り続けているっていう、そのこと? さぞかしパイの味には詳しかろうという、それ? 遊ぶだけ遊んで結局姫様とくっつく気だって。でも姫様は黒騎士殿ですもんね」


スナイフがさらっと暴露すれば、姫様は、ふふふと嬉しそうに笑う。


 ……頭痛が。


「返事をしないことが返事。違ったか?」


デイがスナイフにつっけんどんに言う。


「いえ、違いません。その気がないのなら誠に正しい対処です」

スナイフは頭を下げ、

「将軍が粉をかけたのが嘘ならば」

と付け加える。


「本当なら?」


からかうように姫様が言う。


「本当であるなら、パイを贈られる前に対処すべきです」

とスナイフはまた頭を下げる。


 最初にアクションを起こしたのがデイなら、その対処はおかしいってことだね。


「嘘だ」


デイは端的に答え、外の様子を窺う素振りを見せた。馬車は止まっているのに、一向に扉が開かれない。


「そうは思ってない人がたくさんいると、そういうことでしょう? サユはタツキ様の大事な妹。わたくしにとっても大事。カトラリー、どうなさいます?」


 姫様、デイに試練を与えるの、もしかしてお好きですね? 


「もちろん…」

デイの動きが止まり、続いて、カツン、と馬車に小石が当たった音がした。

「窓を閉めろっ」

言われるが早いか、トッテンが窓に手を伸ばす。窓が閉じられる直前にデンセンの後頭部が見えた。


「姫、サユ、動かないで。スナイフ残れ」


トッテンとデイは馬車床を蹴って飛び出して行った。


残れと言われたスナイフ、すらりと剣を抜き、

「たぶん、虫です」


その言葉に、姫様と侍女さん頷く。


 虫に剣?


また、カツンと何かが馬車に当たる。様子が見たいけど、虫は苦手だ。は虫類の方が全然いい。


「虫が、大量に?」


想像しないように聞いてみる。元の世界ではイナゴの大発生とかあったもんなあ。


「そうですね。王都に地竜はいませんから」


スナイフの返答にポケっとするだけの私に、

「竜は虫を補食します。王都には竜が居ないので、時に虫が増えることがあります」

姫様が説明を付け加えてくれた。


「危険度はまったく違いますよ」

虫は虫です、とスナイフが笑って言う。


は虫類は確かに虫を食べそうだ。この世界に殺虫剤はないのかな。でも、剣でどうやってやっつけるんだ?


 カツンカツンと屋根を叩く軽い音がして、ドン、を最後に静かになった。


「通常、虫は、動物の死骸を食べます。昨日の戦場に集っている虫がこちらにも流れて来たのでしょう」

天井を見上げて姫様は言った。


 食物連鎖と自然選択。竜の死骸は虫が還す。生きてる虫は竜が補食する。竜の居ない王都では人間が虫を駆除する。


「市民に被害が出ないといいのですが」


姫様の心配に、またもイナゴの大群を思い出す。あれは怖い。


「皆、慣れていますから、家に引っ込んでいると思います。北も出ているでしょうし」


北軍が虫も駆除するんだ。おっさんソヤンクワ意外と働く。少し見直しておこう。


「ちょっと、見てもいいかな?」


スナイフに許可を求めてみた。虫は嫌いだけど、遠くで見る分なら。


「やめたほうがいいな。カマキリが居るとちょっと厄介」


かまきりー? それが大量?


「いるのですか?」


姫様の顔色が変わる。 


スナイフがそれをいなすように


「個体数増加が報告されています。居てもおかしくありません」


いろいろ難しいんだ。この世界、次から次へと。考える間もなく……


また、カツンカツンと音がし始めた。


「さっきからこれ、なんの音ですか?」


なんとなく聞いてみた。


「触覚だよ。この馬車を確かめてる。小さい虫は大丈夫。馬も平気だろ? ごそごそされるのは嫌がるけど」


 ……虫? 虫の触覚が音? 馬がどうしたって? 


「人間を襲うのは主にカマキリ。蜂もでかいヤツはたまに。基本、人間よりデカイヤツは、人間を補食しようとするだろ? 獣もそうだしな」


 人間より、でかい、虫……あ、今、猛烈な悪寒が。この世界、食物連鎖の頂点は人間ではないのか。  


確かめずにはいられない。怖いもの見たさではなく、怖いヤツの生態は確認したいのだ。


「ちなみに、蟻って、このくらい?」


一番手頃な虫を例に出す。いちおう大げさに、手でハツカネズミぐらいを示してみる。


スナイフが笑って、

「サユの国には居なかった? もうちょい。このくらい」


 モルモットぐらいか……。じゃ、デイの潰した蟻の巣って。


「こんな蟻はいませんか?」と指で小さく示してみる。


「それは昆虫だ。なんも怖くねえ。そのうちの僅かな個体がデカクなり、総じて虫と呼ばれるようになる。僅かでも数は多いぞ。もとが昆虫だから」


 そっか、そうか、ちょっと安心した。稀にデカクなるのが虫であって、普通は昆虫のままなんだ。…安心は、違う、まだできない。


「そうは言っても、虫はめったに居ないんですよね? 旅の途中でも見ませんでしたし」


 スナイフさん、私にもっと安心を!


「それは竜がたくさん居たからだ。姫様の傍なら虫遭遇より竜遭遇の方が確率高いんだよ。数だけなら地竜より虫のほうが多いと思う」


 やっぱりぜんっぜん安心できない。


馬車の扉が開く。


「終わりました。もうしばらくお待ちください」


デイが顔を出し、姫様に報告すると、また扉を閉めた。スナイフが肩を竦める。


「後片付けが大変でね。新鮮な虫を大量に置いておくと王都と言えど竜が寄るから」

「私が手伝いましょうか?」


吹き飛ばせばいいのではないかと、気軽に言ってみた。

スナイフはうーんと唸って、姫様の顔を窺う。


「わたくしは見るのも嫌なのですが…」


姫様、地竜との戦いは平気でしたよね。それ以上にグロと、そういうことですね。私もやめておこう。


 その決断は正しかった。


もう大丈夫と言われて、石畳に足を降ろした時、前方の荷車からころんと落ちたハンドボール大の何か。複眼の間からにょっと触覚出てて、どこかで見たことあるなと思った。そうだ、特撮単独ヒーロー。だけど、違うっ、


「ふぎゃああ」

「サユっ」


デイは反応いいなあ。感心しながらその腕に収まった。


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