「第11回ネット小説大賞」の応募要項が公開
一昨日に予告されていた通り、応募要項が本日公開されました。
以下がコンテスト特設サイトのURLです。
https://www.cg-con.com/novel/vol11/
Twitterでは「ネット小説大賞」公式アカウントだけでなく「小説家になろう」公式アカウントでも告知があり、さらに「小説家になろう」サイト上の「お知らせ」欄にも掲載されています。
だから皆様も既にご存知でしょうね。
実際に応募要項を見てみると。
まず注目すべきは、応募キーワードが新しくなったことでしょうか。
例えば前回ならば「ネット小説大賞十感想」あるいは「ネット小説大賞十」というように、従来は「ネット小説大賞」という単語が含まれていたのに対して、今回は「ネトコン11」。
少し前にTwitterの「ネット小説大賞」公式アカウントで募集されて、公式が正式に定めた略称「ネトコン」が含まれています。公式略称を広めていこう、ということなのでしょうね。
……と書いていて思い出したのですが、前回ふと「『ネット小説大賞十感想』で既に10文字。次回『ネット小説大賞十一感想』だと文字数オーバーするけれど、どうするつもりだろう?」と少し疑問に思った記憶があります。「公式略称を広めていこう」みたいな気分的な話よりも、文字数対策という現実的な理由なのかもしれません。
もちろん「ネトコン11」だけでなく「ネトコン11感想」も応募キーワードになっています。つまり今回も従来通り、感想サービスは用意されています。
他にイラストプレゼント、作品ピックアップなど、毎回恒例の企画もあります。この辺りは『「受賞だけがコンテストじゃない」をモットーとし、参加するだけで楽しめる』と明記されている通りですね。
そうしたコンテスト企画の中で、私が興味を抱いたのはTwitterキャンペーン。これに関しては毎回微妙に内容が異なるのでしょうし、今年も3つ用意されているようですが、その中の一つに「表紙風イラストをプレゼント」というのがあります。こちらは実施期間が7月1日から7月10日までとかなり遅くなっているので、忘れずに応募したいと思います!
いきなりサービス企画の話から入ってしまいましたが、本題としてはこれ。
今年のネット小説大賞は、5月1日12:00から7月31日18:00まで!
以前に、
> 去年までの例で考えるならば、応募期間はだいたい3ヶ月間。だから5月1日開始であれば、私は勝手に「7月いっぱいまでが応募期間になりそう」と予想しています。
と書きましたが、その通りになりました。
その後のスケジュールは、一次選考結果発表が10月下旬、二次選考結果発表が11月下旬、最終結果発表が12月下旬。
ちょうど1ヶ月おきですね。まあ私の場合、一次選考でいくつか通過して二次選考で全滅するのが毎回恒例のパターン。11月下旬で「私にとっての『第11回ネット小説大賞』は終了しました」となるわけですが……。
もしかすると今年は一次選考で全滅して10月下旬で終わりになるかもしれない。そんな心配も当然ありますし、逆に二次選考を通過して12月下旬まで楽しめるかもしれない、という可能性も一応は願っておきましょう。
応募規定の項目を見ると『応募の文字数に制限はありません(完結・未完結、どちらの作品でも問題ありません)』。いつも通りといえばいつも通りですが、これで安心して色々応募できます。
個人的に気になる重複応募に関しても、
>「小説家になろう」で開催されている他コンテストとの重複応募はご遠慮いただいております。
>(重複応募されている作品につきましては、一次選考以降の審査はいたしませんのでご了承ください。)
と書かれているので、前回や前々回と同じですね。
わざわざ「『小説家になろう』で開催されている他コンテストとの重複応募はご遠慮」となっているので、他サイトとの重複応募ならばOKみたいな言い回し。また一次選考までならば「小説家になろう」内の重複応募も構わない、みたいなのも前回までと同じです。
私がネット小説大賞に応募し始めた頃は、重複応募に関しては毎回ルールが異なっていたのですが……。こうして3年以上続くのであれば、もうこれで固定なのかもしれませんね。
私には関係ない話になりますが、今年もセカンドチャンス賞は用意されています。
大袈裟に言えば私にも商業作品っぽいラノベがありますが、それは紙媒体どころか電子書籍ですらなく、サイト上でエピソード単位の閲覧権を販売する形式。セカンドチャンス賞の記述が『小説書籍化(書籍化・電子書籍化問わず)した作品で』となっている以上、残念ながら私には全く無縁の話ですね。
それでも野次馬根性みたいな好奇心で説明を読んでみると、ちょっと面白い点が一つ。
冒頭の概要的な説明にある「すでに『小説家になろう』から小説として書籍化されたものの、様々な事情により続けることができなかった作品に対して」という記述です。前回は「『小説家になろう』から」という限定はなかったのに、今年は『小説家になろう』から書籍化された作品のみが対象。
一瞬そう思ってしまったのですが、応募要項の項目では『小説書籍化(書籍化・電子書籍化問わず)した作品で』という書き方になっているので、前回同様「『小説家になろう』から書籍化された作品のみ」という限定はない様子。ならば冒頭の「『小説家になろう』から小説として書籍化されたものの」というのは……。ルールではないものの、本音が見え隠れした部分でしょうか。
今日公開の情報としては、一昨日の予告通り「【求める作品】について協賛企業からの詳細」も掲載されていました。
https://www.cg-con.com/topics/31248/
前回のエッセイでは『私にとっての「ネット小説大賞」は、しょせんお祭りイベント。どうせ今年も一次通過だけで二次は通過できないだろう、と思っている程度の参加者なので、あまり必要ない情報』と書いてしまいましたが、それでも好奇心から覗いてみると、なかなか面白い内容が書かれていました。
それぞれの出版社の「求めている作品のイメージ」を見ていくと、かなり共通する部分があるのです。ならば、この「ネット小説大賞」で受賞を目指すというより、一般的にWeb小説を書く上で「こういう作品を書いた方が良いですよ」というアドバイスとしても読み取れる感じ。
当たり前のポイントが多いけれど、個人的にその「当たり前」は「理屈としてはわかっているが、なかなか実行できない」という部分だったりします。これはこれで有意義な一般論として、忘れた頃に何度か読み返すと良いかもしれない、と思いました。