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「第11回ネット小説大賞」に関して思うこと  作者: 烏川 ハル


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16/19

応募総数15,387作品、一次選考通過は2,228作品!

   

 あらかじめ告知されていた通り、昨日の夕方、一次選考の発表がありました。

 二次選考になると一次の段階で落選した応募者の関心は薄くなり、発表を急いで見に行く者も減るのでしょうが、一次選考の発表は全応募者の関心の的。特に発表日時の予告があれば「そろそろ発表なのを忘れていた」という方々も思い出すかもしれませんし、去年までは皆が発表ページに殺到して「現在、ページの情報量過多およびアクセス集中によりページに繋がりにくくなっております」となったわけですが……。

 今年は「対策しました」と言われていた通り、すんなりと繋がった感じでした。それでも一部「繋がりにくい」と感じた方々もおられたようですが、少なくとも私は、発表後数分の時点で、何も困ることなく発表ページまで辿り着きました。


 発表ページの冒頭部分で、目立つように赤字も交えながら、


>応募総数15,387作品の中から一次選考を通過した作品は2,228作品(全体の約14.5%)となります。


 と書かれています。

 通過した皆様、おめでとうございます!


 2週間前にTwitterで予告された通り、前回よりも一次通過の作品数は多くなりました。

 しかも、前回の第10回は「応募総数13,116作品で一次通過は1,803作品(全体の約13.7%)」、前々回の第9回は「応募総数14,271作品で一次通過は1,846作品(全体の約12.9%)」でしたから、一次通過の割合も少しずつ増えてきている感じ。ちょうど0.8%ずつ増加と考えれば、次回は約15.3%でしょうか。


 今年の発表ページは、今までとは異なり、作品名ではなく作者名で並べられていました。

 これは大きな変化です!

 今までならば、複数作品応募の作者は、ブラウザのページ内検索機能を使ったりしないと、自分の作品を全て探し出すことは難しく、見落とす可能性もあるシステム。その意味では、とても親切になったといえるのですが……。

 でも、私は「怖い」と感じてしまいました。もしも前回までと同じく「通過するのであれば複数作品で通過」という前提で考えると、いくつも自分の名前が固まっているのはわかりやすい。検索機能も使わずに、ザーッと目で見ていくだけで、簡単に見つかるはず。それでも見つからなかったら「今年は『複数』どころかひとつも通らなかった」ということになります。

 つまり、もしも「ひとつも通らなかった」の場合、それが瞬時にわかってしまう。その点に恐怖を感じてしまったのです。

 逆にいえば、それほど今年は「ひとつも通らないのではないか」という不安が大きかったのですね。


 とりあえず、いきなり作者名で探すのは怖いので、まずは「この作品ならば、ほぼ間違いなく一次通過しているだろう」という作品を探しました。

 今までネット小説大賞に3回応募して3回とも一次通過している自信作、『緋蒼村連続殺人 ――転生したら殺人事件の真っ只中――』です。「3回応募して3回とも一次通過」という実績から考える限り、この作品が一次通過できなければ、他の作品も無理だろう。それほどの作品でしたが……。

「緋蒼村」でページ内検索しても出てこない! 「連続殺人」で検索しても、他の人の作品しかヒットしない! 特に「連続殺人」という検索ワードならば「今まで一次通過したことないけれど、今年は通過できるかも」と期待していた『邪神城連続殺人 ――赤いチャイナドレスの妖魔――』の方も含まれるはずなのに、それも落選ということです。

 もうこの時点でショックが大きかったのですが、続いて「では、以前に複数回一次通過している作品ならば……」と思って探したのが『ころしや探偵の事件簿「記録に残されたアリバイ」――転生先は探偵助手――』と『異世界裏稼業 ウルチシェンス・ドミヌス(1)「桃色の髪の少女」』。でも、それらしき検索ワードで探しても、該当作品は検索できません。

 ますます「今年はひとつも通らないのではないか」という心配が膨れ上がったところで、次に選んだ検索ワードが「ウイルス」。私自身が「これぞ私のオリジナリティ」と思っているのがウイルス関連の作品であり、実際に前回のネット小説大賞では、そうした作品がいくつか一次通過しています。作品タイトルにズバリ『ウイルス』を含むものも複数あるので、それらが一次通過している可能性を期待して……。

 ありました!

 発表ページの中で、ようやく自分の作品を見つけることが出来ました!

 しかも今年は作者名で並んでいるので、ひとつ作品を見つければ、そこに固まっている形で全ての一次通過作品が視界に入ります。

 今年の私の一次通過は、全部で4作品でした。


 とりあえず、ホッと一安心。心配も大きかった分、本当にホッとしました。

 しかし安心すると欲が出るものですね。贅沢なことに、逆に残念な気持ちも湧いてきてしまいました。「今年は4作品しか一次通過しなかったのか」と。

 なにしろ毎回応募作品数は増えていて、少しずつではあるけれど一次通過も一応、毎回増加していましたからね。それが今年は前回の半分。一次通過の割合で考えると、267作品のうち4作品だから、わずか1.4%!

「4作品も一次通過できた」と考えるか、「4作品しか一次通過できなかった」と考えるか。物事の捉え方というものは、気持ち次第で全く逆になってしまいますね。しかし私程度の書き手が「4作品しか一次通過できなかった」とネガティブに受け取るなんて、本当に傲慢な考え方です! 自分を強く戒めねばならない、と改めて気を引き締めました。

   

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