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夜の詩  作者: くろたえ
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鬼が島

遠い時代の傷跡          争いの終わった世界


現在の憎しみ          未だ続く憎しみ


あの頃は何も考えられなかった  あの頃とは違うはずだ


あの頃は疑問をもてなかった    情報はどこからでも入る


考えるのを止めたから鬼になれた なぜ、疑問に持たないのか


恐れられた鬼になった      鬼が来る



時代は代わった         その時が来ようとしている


それらは悪だと指差された    の時の悪が姿を変えて


鬼はうつむく          私は仰ぐ


呟いた             叫んだ       


人では生きられなかった     尊厳を持って生きたい


のだと             のだと



時代が鬼を生んだ        鬼になる言い訳はできない


人が時代を作った        時代が人を鬼にする


なら              なら


鬼に成るしかなかったのだ    人として戦えることをする


鬼はうつむく          天を仰ぐ


人に戻れぬままに         人として在るために



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