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夕焼け 重い足取りの自分を照らす
脳の断片に絡むイヤフォン
眩しそうに顔をしかめる 回送バスの運転手
夕日を歌う烏の鳴き声と共に
力強く歩く足で過去を照らす夕日に負けじと進む
それをうしろから不安そうに見守る少年
今なら大丈夫だっていってやれるか
なにをしようが日はかわり
いつかの夕焼けを隠すように雲が覆い
生ぬるい夏の風は吹き付ける
僕を吹き付けた風も
雲を流し星空を映す
その下で人は結ばれる
足取りは変わらない 脳には冷たい車の排気音
そこで笑う家族も 触れるには少しばかり遠い
一人寂しく帰宅路を歩く
冷え込む夜も 服があれば十分で
月明かりが背中ごしに帰り道を示す
重いが確実な足と
情けない顔で
少年の前を歩いている
下手くそな笑顔で笑わせてやるために