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出会い(1)

キーンコーンカーンコーン

「てな訳で、キャ面ライダーがどれだけ素晴らしいかわかったかい?じゃあ授業に入ろうか。教科書百三十、、、」

「キーンコーンカーンコーン♪」

「まんまとはめられたよ、次回は最初から授業をするからね。じゃあ、ありがとうございました。」

「やっと授業が終わったなぁ」

先生が教室を出た後で、おにぎり(クラスメイトの奥武良 タクトウ、頭の形が上から見ると三角おにぎりみたいなので、そう呼ばれている)が話しかけてきた。

「ほんまに眠いわぁ」

俺はあくびをしながらそう言った。ふと横を見ると、雨が降っているのが微かに見えた。

「雨降ってるやん、最悪やし、今日は電車で帰るしかないなぁ」

そう決まると奥とマサオに伝えに行かなければならない。だけど、マサオは違うクラスだし、とりあえず奥に言いに行くとしよう。

しばらく奥を探していると、奥はピロティに居た。

「なにしてたん?」

「喉乾いたからジュースかっててん」

「何買ったん?ヴァンタグレープ?」

「そそ、もう飲み終わったけど」

「そうなんや、あのさぁ〜悪いねんけど、今日はマサオと二人でかえってくれへん?」

「いいけど、なんで?」

「雨降ってるからでんしゃでかえるねん。」

「わかった、じゃあマサオに言っとくわ」

「てんきゅ〜」

教室に戻ると既に終礼が始まっていた。

「遅れてすみません」

俺と奥が言うと、町田先生は、

「座れ」

と言った。席に着くと、先生は、配布物を配り、明日の連絡をした。

終礼が終わり、俺は中庭の所へ行った。中庭は変な奴だが、使いがってがいい。

「今日、一緒に帰ろうぜ」

「いいけど、お前電車なん?」

「うん、今日雨ひどいから電車で帰るねん。」

「そうなんや、じゃあ一緒に帰ろう」

「うん」

俺らは最寄りの駅、青春駅に向かう途中、最近の女子校じじょうや、学校の不満を話していた。

「最近知ってんけど、桜女学院って、静が丘駅が最寄りらしいで。」

「マジで、なんで知ってんの?」

「小学校の友達と前会ってんけど、そん時に言ってた。あと、制服も無いらしいで。」

「ばりいいやん。俺らの制服ダサいし、無いほうがいいよな」

「ほんまな、あとチラッと聞いた話やけど、女子校ってばり礼儀が厳しいらしいで」

「そうなんや、礼儀正しい女の子って理想やわ。てか、女子校って基本そんなイメージあるわ。」

「御機嫌よう、やろ」

俺らの話はやたら弾んだ。





前回の話から更新が遅れてしまい申し訳ありません。これからも完結するまで書き続けるので、よろしくお願いします。次回で遂にこの作品にも花が出てきます。乞うご期待!

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