20話 決意
王都での二日目。
朝から防具職人が来て、鎧のサイズ合わせの最後の微調整を行った。シルフィードが王女に頼んでくれた王室御用達の防具職人だ。鎧はグリフォンの革鎧をベースにレッドドラゴンの鱗でコーテイングした贅沢仕様。
真っ赤な鎧で形も恰好良くて、シンも大満足の仕上がりだ。
「あの……出来れば、余ったレッドドラゴンの鱗を売って頂けないでしょうか?」
防具職人は鱗1枚に大金貨2枚出すと言って来た。
(鱗1枚200万っすか……何枚残ってるんだ?結構な枚数だよな?)
更にグリフォンの皮の余った分を白金貨1枚出すと……
(い、一千万だと??? マジっすか??)
グリフォンの皮は売る事にして、ドラゴンの鱗を勝手に売って良いか判断に迷ったので、売るのは止めにした。
(後でソフィーに怒られると困るしな)
ソフィーの鱗なので、第三者に勝手に売る事は躊躇われた。それと、国王からワイバーンを倒した褒美という事で、鋼鉄の剣を貰った。
鋼鉄の剣には魔法が付与されていて、見た目と違ってかなり軽い。
これならシンも楽々扱う事が出来る。この魔法の良い所は、扱う人間は軽く感じても、剣を受ける方はそのままの重たさが伝わる事だ。軽くなって威力が落ちては意味が無い。
鎧は明後日には引き渡せると言って、防具職人は帰って行った。
その後、部屋に王太子の使いが来て、王太子がシンと話がしたいと言って来たので、指定された応接間へと移動した。当然護衛兼監視役の騎士ルキアも付いて来るが、王太子との会談の部屋の前で待機した。
シン一人だけ部屋に入る。
「やあ、わざわざ済まないね」
(あれ? 王太子の名前ってなんだっけ?……えっと、マティスだっけ?)
「いえ……マティス殿下」
気安い王子の態度にほっとして、示された席へ座る。この王子は気安く人も良いので、シンとしてもあまり構えずに済む。侍女がお茶を用意して退室した所で、マティスが口を開いた。
「ところでシン殿は、噂では獣人の娘にしか興味を示さない様だな?」
「は? はぁぁぁぁ?? 何ですかそれ? ってかここでもその話題ですか?! それは違います! ちゃんと人間の女の子も好きです!」
口を付けたカップから、お茶を吹き出しそうになるシン。まさか開口一番その話題だとは思ってもみなかった。
「そうなのか? 俺の情報では、そうは言って無かったぞ」
「それって、出所はシルフィードさんですよね? まったくもって違いますから!」
「そうか、人間でも良いのなら、では妹のエリスティーナなんでどうだ? 俺が言うのもなんだが、可愛いだろ? 今は婚約者は居ないぞ」
「まっ! マジっすか? 俺なんかで良いのですかね??」
「いや、冗談だよ」
「……」
あっさりと冗談と言い切ったマティスに、なんとも言えない顔をするシン。
「あはは、そんな顔するなよ。でも、久しぶりにエリスから男性の名前が出て来たので、君に興味があるのは事実だと思うよ」
「久しぶりに??」
「そうだね、本当に久しぶりに男性の話題を自分から言い出したんだよ。最も、君よりもドラゴンに夢中みたいだけどね」
「……まあ、そうでしょうね」
エリスはメルの事を大好きで可愛がっているので、当然メルの話題のついでに話題が出たのだと言うことぐらいは、シンにも理解できた。
「そのエリスティーナだが、17歳で婚約者が居ないのを不思議に思わないかい?」
「え? それって不思議な事なんですか? まだ17歳ですよね?」
「そうだった……君は世間に疎いんだったね? 王族は成人したら、多かれ少なかれ婚約か結婚をするね、特に姫の立場なら尚更ね」
「そうですか」
「エリスティーナにも、婚約者が居たんだよ」
「居た……過去形ですか?」
「その婚約者はもう居ない、帝国に殺された……その彼は僕の友人でもあったんだ」
「帝国に……殺された?」
王太子の話によると、エリスの婚約者は隣の国の王太子だったそうだ。今は帝国に滅ぼされ、その国はもう無い。
「その国と我が国は友好関係にあってね、エリスの婚約はずっと小さい頃から決まっていたのさ」
「政略結婚ってやつですか?」
「まあそうだけど、実際はエリスとその王子も子供の頃から仲が良くてね、本当に二人はお似合いのカップルだったのさ」
エリスとその王子は幼い頃から何度も交流があって、二人はお互い相手を好いていたそうだ。
「二年前、エリスが成人になるちょっと前にね、その国に帝国が攻め込んだ」
ここジラール王国は友好関係にあったその国へ、援軍を派遣した。援軍の総大将は当時20歳の王太子のマティス。 しかし、帝国の軍事力は圧倒的で太刀打ち出来ずに敗戦した。
敗軍は王都に籠城して、最後まで諦めずに戦い、そしてエリスの婚約者は討ち死にした。籠城戦は誰が見ても勝ち目が無かった。援軍であった王太子マティアスは、勝ち目の無い戦いで隣国の王子を死なせる訳には行かないので、友好国の勧めに従い籠城戦の前に撤退したのだった。
「その時にね、エリスの婚約者だった王子が妹を頼むって僕に託したんだ。それが今の僕の奥さんだ」
「え? そうだったのですか」
「あの子もね、最後まで戦うと言って聞かなかったんだけど……僕の奥さんも可愛いだろ? あんな子が残されたら、最後は悲惨な事になるのが決まっているからね、彼女の兄に頼まれて、半分人攫いの様な状態で彼女を連れて来たのさ」
「なるほど、帝国は王太子妃の親兄弟の敵ですか」
「うん、まあね……そこで君に頼みがある」
王子はシンを真っすぐ見つめると、突然真面目な態度になる。
「なんでしょうか?」
「率直に言うと、帝国との戦争にドラゴンの力が借りたい」
「いや、だからそれは……」
「聞いてくれシン殿、帝国を倒す迄で良いんだ、それ以降はドラゴンの力は借りなくても良い」
「人間同士の戦争にドラゴンを使うのは……」
「今の帝国はワイバーンの力だけでは無い、帝国そのものが強大になり過ぎて、太刀打ちできる国家はもう無い」
「それはわかりますが……」
「今の帝国のやり方を見たら、きっと君も許せないはずだ」
そう言って、王太子は話し出した。
帝国は、侵略した国の兵士や若者を奴隷兵として、最前線に立たせて捨て駒の様に扱う。捨て駒の兵を使って、ある程度敵が消耗したところで、帝国本体の軍が動いて止めを刺す。
侵略された街や村は悲惨な事になる。略奪の限りを尽くされ、男は殺されるか、掴まって奴隷兵士にされる。女は犯されて殺されるか、帝国正規兵達の慰安用として死ぬまで使われる事になる。老人は例外無く殺され、子供も殺されるか奴隷にされる。
「君の好きな獣人、彼らの扱いはもっと酷い……例外なく全員奴隷にされる。男は奴隷兵士か労働奴隷、女は……言わなくてもわかるだろ?」
「滅茶苦茶だ」
「侵略された国は、ほとんど人口が半分以下になるよ」
「半分? いらなんでも……それはどうして?」
「男は徴兵されるし、女も年頃の女は慰安用として連れていかれるからね、死ぬまで使われる……それだけで人口は減少するだろ? 残された年寄だけじゃ、自分たちの食べる物を作るだけで精一杯なのに重税を課せられる。労働力にならない子供は生きていけない。毎年侵略された帝国領では何万人も餓死している」
「なんだそれ……」
王子の話を聞いてシンは唖然とした。いくら戦争で勝ったとはいえ、あまりにも帝国のやり方は残酷すぎる。
「帝国はね、生粋の帝国国民だけ幸せならそれで良いのさ、他の国がどうなろうと知った事じゃないのさ。生粋の帝国国民は1等国民、帝国の圧力に負けて屈した国家の国民は2等国民、帝国に逆らって戦争で負けた国の国民は3等国民と分けている。3等国民はほとんど奴隷の様に扱われ、今言った通りの末路さ。人口は半分以下、それ以降も減少し続ける」
「じゃあ帝国と争わずに下に付いた方が良くないですか?」
「2等国民と言っても税は重いし、差別対象として扱われるからね、死なない、奴隷にされないだけで幸せとはいえないよね」
「確かに……でも、勝てないとわかっていて戦うのですか? 国民の事を考えると、膝を屈するのも一つの手では?」
「帝国は刃向かった国は絶対に許さない、すでに我が国は刃向かっているからね、隣国へ援軍を出した時点で、僕たちは戦うしかないのさ」
「……」
王女の婚約者の国へ援軍を向けた時点で、この国も帝国へ刃向かった事になる。
「ただし、例外が一つだけあるんだ」
「例外ですか?」
「そう例外。一度帝国の使者が来たよ。エリスとローラ姫を差し出せと。その他にも有力貴族のご令嬢を名指しで……しかも美人ばかり、よく調べてるよまったく」
「姫を差し出せばどうなるのですか?」
「侵略はされない、我々が膝を折れば2等国民として扱われるね」
「だったらその方が良いのでは? それも政略結婚のうちでは?」
「まったく違うよ。以前、同じような提案をされて、幾つかの国はその話に乗ったのさ……」
「それで? どうなったのですか?」
「貴族の令嬢は軍の高官の性奴隷にされる……まあ高官へのボーナスみたいな物だね。そして姫たちは、大勢の来客の前でオークに犯される。それもこっちの国王、王妃立ち合いの元でね……」
「なっ?!」
あまりの常識外れな内容に言葉の出ないシン。
「帝国貴族や高官の集まるパーティーの見世物にされるのさ、帝国はワイバーンだけじゃなくオークも飼っている。膝を屈した国王は、オークに自分の娘が犯されるのを黙って見ているしかない。そして、姫たちはオークの子を孕ませられる。王族の姫がオークの子を産むんだ、最低だろ?」
「なっ……それって国家のやる事ですか?頭おかしいんじゃないのか? その皇帝」
(おいおい、どこかのエロゲーじゃないんだぞ!)
「8年前、帝国の前皇帝が崩御して代が変わったんだ。それから帝国は変り、侵略戦争を繰り返す様になった。今では誰も皇帝に逆らえない恐怖政治だそうだよ。姫たちは他国への見せしめさ、一度でも帝国に逆らったらこうなるぞってね」
「無茶苦茶だな。でも、姫がそうなると分かったら、膝を屈する国なんてないでしょ?」
「ところがね、帝国の提案の一番嫌な所は、女を差し出せっていう所なのさ」
「どういう意味ですか?」
「貴族って言う生き物はね、家名を大切にする生き物なんだよ」
王子の話は辛辣だった。姫を差し出せば、王子はそのままだ。つまりこの国は跡取りを残したまま継続する。もちろん帝国の支配の元ではあるが。貴族達も、娘を差し出せば跡取りは特にお咎め無しだ。家名は継続する。貴族の財産も半分は保証される。
帝国に膝を屈して2等国民になった後、貴族達は帝国への貢献が認められると、1等国民へ引き上げられる。つまり帝国に協力した貴族たちは、帝国内で新たな貴族として地位を保証されるのだ。貴族の娘は政略結婚の道具として扱われるこの世界では、娘を性奴隷に差し出しても、どうせ元々他家へ嫁いで居なくなる身、それならば家の安泰を考える方に走るのは必然だ。
王家も王子は残って安泰となると、貴族達は姫を差し出して帝国の庇護下に入ろうと動き出す。バラバラになった国は、帝国と戦争どころではなくなる。従って王家は泣く泣く姫を差し出す事になるのだ。
「だから帝国を打倒する為に、その力を貸して欲しい」
そう言って、王太子はシンへ深々と頭を下げた。
「しかし……それは……」
「君が戦うのは、竜騎士や帝国の正規軍だけで良い。侵略された国の奴隷兵とは戦わなくても良い、だからもう一度考え直してくれないか?」
「頭を上げてください殿下、少し考える時間をください。それに、ドラゴン達が協力してくれるか、わからないですから」
「もし引き受けてくれるなら、本気でエリスを預けよう。エリスが気に入らなければローラではどうだ? なんなら二人でも良いぞ」
「いやいやいや、そんな……姫を景品の様に扱って良いんですか?」
「どの道……我々には後が無い。 我々が膝を屈したら二人の末路はさっき言った通りだ。戦争になっても、今のままでは負けて同じだよ。だったらシン殿に預ける方が、二人も納得するだろ?」
「いや、納得しないと思うけど……」
「あっ それともう一つ」
突然王子が思い出した様に言った。
「なんでしょう?」
「シルフィード嬢の事、済まなかったな。色々と色仕掛けをされたそうだな?」
「ええ、まあそうですね。それもご存じなのですか?」
「あいつはエリスと仲が良いから、あいつも必死なんだよ。シン殿の力を借りる為にな。もしドラゴン達の力を借りる事が出来るのなら、貴族達も結束して帝国との戦争を考えるだろう。今のままでは、帝国に膝を屈するべきだと言う貴族達も多いのだ」
「なるほど、そういう事ですか……ちなみに帝国からの打診には、貴族の令嬢ってシルフィードさんも入ってます?」
「……入ってる」
「ふむ、わかりました」
王太子との対談は終わり、シンはそのままドラゴン娘達の寝床へ向かった。
王太子はシンが退室した扉をじっと見つめていた。万が一、帝国に負ける事になったら、エリスとローラの二人はドラゴンと一緒に避難してもらう。可愛い二人の妹を、帝国の手に渡す訳にはいかない。
王太子はシンが戦争に参加してくれるとは思っていない。しかし、エリスとローラの結婚を仄めかす事によって、シンは二人の姫を意識するはずだ。万が一の時は二人を帝国の手が届かない国へ連れて行ってくれるだろう……それを期待していた。
ドラゴン娘達は天幕の中で、ゴロゴロしている。
【あ~! シンが来たぁ。 暇ぁ~! ここでじっとしているの退屈!】
シンの姿を見て、開口一番にゾエがそう言う。
【シンさん、狩に行ったらダメなの?】とルカ。
【ちょっとっ!すっごい退屈なんだけど!! なんとかしなさいよね!】とリネ。
そんなワイバーン三人娘に苦笑いのシン。
【何言ってる?念願の三食昼寝付きだぞ!】
【【【…………】】】無言の三人娘。
【シン様、私も出来れば狩に行きたのですが】
珍しく、ルイーズもそう言ってくる。よほど皆暇だったのだろう……
シンは後ろで控えてる護衛騎士のルキアを見る。
「ドラゴン達が退屈してるので、ちょっと出かけてきますね」
「え? いや・・・それは困る、勝手な事をされては」
【リネ、軽く威嚇してくれ】
『ガァァァァァァ!!!!』
「ヒィィィィィィ!!!!」
リネの威嚇に、腰を抜かすルキア。
「あ~あ、ダメっていうからドラゴンの機嫌が更に悪くなった」
「シン殿?! なんとかドラゴンを宥めてくれ!!」
涙目になって訴えるルキア。
「じゃあ彼女達を散歩に連れていきますね」
「いや……しかしそれは……」
『ガァァァァァァ!!!!』
リネは再度威嚇して、今度は一歩前に出た。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
泣きながら這って逃げるルキア。
【あっ!バカ!!やりすぎだってリネ!】
【キャハハハハ あのメス腰抜かしたよ、楽しぃ~】
【……まあいっか、じゃあ皆で狩に行くか!】
シンはルイーズに鞍を固定してその上に乗る。
天幕を囲う柵の周りには、何事かと大勢の騎士が集まってきている。さっきの咆哮とルキアの様子を見た騎士達だ。
天幕から歩いて出てくるドラゴン達。
柵のすぐ近くまでくると、騎士達が後ずさった。
「ちょっと出かけてきますね~」
シンが騎士達にそう言うと、ルイーズは翼を羽ばたかせる。
騎士達が見守る中、ドラゴン達はそのまま垂直に上昇して、あっと言う間に飛んで行ってしまった。
「なあ皆、ちょっと聞いてくれ」
狩が一段落した所で、森の近くに着地してシンがドラゴン娘達に話しかけた。
ルイーズから下りたシンを囲うドラゴン達。
「これから人族同士の戦争が始まるんだけど、協力して欲しいって言ったら協力してくれるか?」
「私はシン様の言う事を聞く様に言われていますので、シン様が命じれば従います」
「ありがとうルイーズ」
そう言って、ルイーズの頭を優しく撫でるシン。ルイーズは気持ち良さそうに目を細めた。
「それってさ、この前の家畜ワイバーンと戦うって事?」ルカが質問してくる。
「うん、この前のワイバーンもそうだし、人族の軍隊とも戦う」
「え?じゃあ人族にファイアボールとか撃っちゃてもいいの?」
ゾエは驚いた様にそう言った。今迄人族は攻撃しない様に何度も言っていたシン。今度は人族を襲ってくれと言っているからだ。
「それは俺が言った相手だけな、無差別攻撃はダメだぞ」
「わかってるわよ! そこまで私もバカじゃないわよ!」
「私はいいよん! シンと居ると退屈しないし、この前の家畜君達との戦いも面白かったしね!」
リネは相変わらずだが、3人娘の中では最近一番シンに協力的になっている。
「そうか、ありがとうリネ」
「ちょっと! 私もナデナデしてよ! いつもルイーズばかりずるいっ!」
「え? わかった」
突然のナデナデリクエストに驚きながらも、リネの頭をナデナデするシン。
「イヒヒヒ、やっぱシンの波動すっごくいいね~、今度から私に乗らない?」
どうやらシンの魔力の波動の虜になってしまったリネ。
「ダメです!シン様の指定席は私なのですから!」
「ケチっ! たまには譲りなさいよ!」
ルイーズとリネが睨み合いを始めた。
(俺の波動って、ドラゴンにとっては猫にマタタビの様な効果でもあるのだろうか?)
そんな二人を放っておいて、ルカとゾエは話を続行させる。
「私も良いかな、確かに森に居た時に比べると退屈しないしね」
「そうだねぇ~ あの家畜君達との戦いは面白かったしね、わかった! 私も協力する」
結局、退屈しないって理由で、三人娘は協力してくれる事になった。
「ありがとう皆!」
シンは王太子の話を聞き、帝国のやり方に憤慨していた。
帝国を滅亡させようとは思って居ない。少なからず帝国の戦力を削いで、他国への侵略が出来ない様にすれば良いのだ。そうすれば、帝国に侵略された国は、決起して独立運動が始まるだろう。
正規兵を減らせば良い、奴隷兵だけで戦争継続は不可能だ。この世界に来て、仲良くしてくれる人たちを守りたい。
テトやシルフィード、アビス、エリス、自分と係わった人達だけでもなんとか守りたいとシンは考え、新たな決意をしたのであった。
「よ~し! 狩の続きをするぞ~!」
その後はもう一度狩をして、お腹が膨れたドラゴン娘達と、王宮へ戻った。
お正月休みも終わりですね。
休み期間中、一心不乱に更新作業をしてきましたが、この先は更新速度が落ちますが、
今後もよろしくお願い致します。




