第3話 幻想郷
始まるよ
※誤字や脱字は脳内補完でお願いしますm(_ _)m
「んー、やっぱりこの鳥居…綺麗になってるよな……」
あれから数分、放り出された場所にあった鳥居を観察していた。
その鳥居がある場所や位置は、あの不思議な空間に入る前にあったボロボロの鳥居のあった場所、位置と酷似していた。
「どうなってるんだ?俺は異世界に来たんじゃ……ってまさか、タイムスリップ?」
鳥居のある場所、位置の酷似、そしてこの鳥居の変化。
(やっぱり、俺タイムスリップした?)
と、その時背後からガサッっという木葉の擦れあう音と何かの足音がした。
「ッ…!」
(誰かいるのか?こんな森のなかだし…まさか熊?)
後ろからは、依然足音と気配。そして……
「ルゥゥゥ…」
(唸り声!?)
唸り声に反応し後ろを振り向く、そこには動物園等にいるものの大きさはゆうに越える真っ黒い熊がいた。
「ッ!!!」
「グルァァァァァア!!!」
熊は、こちらと目が合うと大きな叫びを上げ此方へと突進を仕掛けてきた。
(どうする、走る!?どっちに!?後ろ!?右、左!?)
「右だっ!」
震える足をどうにか動かし思いっきり右に飛び退く、熊は標的がいなくなったことにすぐさま気付き此方へと向き直る。
(どうする、また右にいくか!?それとも他のところ!?)
考えをまとめられないうちに熊は動き出す。
(あ、ダメだこれ、動けない……)
思考を、まとめきれずパニックに陥り動けない俺は目を瞑る。最後に見た光景は、俺に向かって走って来る熊の黒色…………
などではなく鮮やかな紫色だった。
「いでっ……」
固いところに頭を打ち付ける、しばらくの間痛みに悶絶する。
「いってー、いったい何がって……ここどこだ?」
痛みから復活し周りを見ると、そこは先程までの森ではなく綺麗に整えられた庭先、真っ白い塀、そして綺麗なお屋敷。
そして、その屋敷の縁側に立つ一人の美女。
「あ……あの、えと……」
美女の洗練された美しさに言葉が詰まる。今まで見てきたアイドルや女優など美人と言われる彼女達よりも圧倒的な美しさに。
その、美女の真っ赤な唇が開かれ言葉を紡ぐ、その内容に
「やっと……」
俺は、
「やっと来てくれましたね」
ただ、
「真矢……」
目を、
「私の大切な人の……孫」
見開くだけだった。
「ようこそ、幻想郷へ…」
おませしました、第3話。やっと、やっっっと、東方のキャラ出すことができました‼
え?名前出てないだろ?…………いやいや、そんな馬鹿な…(読み返し)…ほんまや……(゜ロ゜)
いや、あの、でも、はい。次回はもっとたくさん出ますので堪忍してつかあさい(;・ω・)