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地球に生きる生命(いのち)の物語  作者: 梅村 夕菜
第零章 それでも、生きる。
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平和な国で、考えられるのは。


  爆弾ではなく、食べ物をください。



    銃声ではなく、歌をください。



      憎しみよりも――――愛をください。



 ぼくたちの、わたしたちのねがいは、いつ、かなうのだろう。





―知っていますか?

   いまでも、三十万人以上の子どもが、

            戦場へ送られていることを。


(『イノセント・ボイス ~十二歳の戦場~』より)



 ――――僕たちは玩具(どうぐ)じゃない。


 知ってほしいんだ、ここにいる、って。

           ちゃんと生きてる、って。




あなたは、もし、この国が戦火に包まれたらどうしますか?


戦争のある国で生まれた人たちの気持ちを、考えたことはありますか?



「僕は二人の人間を殺した。AK47と呼ばれる小型武器で」(元子ども兵の話)


「ユーゴ紛争の原因を民族や宗教の違いと決めつける人は多いが、『民族の違い』というのは、戦争の原因ではなく結果なんだ。経済的な利益を得るために戦争をしたいと思う人たちによって、『民族の違い』が煽られ、分離させられ、その結果、民族間の紛争が続いている」(ユーゴ紛争を戦ったセルビア人の元兵士の話)



両親や友人が殺されていく現実を、「銃で人を撃ち殺せ」と言われる日常を、あなたは受け入れることができますか?



戦争のある国から、戦争の原因となる石油などの資源を輸入し、利益を得ているのは、実は私たち先進国の人々なのです。


想像してみてください。たった一リットルの石油のために、たった一カラットのダイヤモンドのために、発展途上国の人々の命が犠牲になっていることを。



これは、戦争の起こる国で、子どもの兵士として戦わされている、少年・少女の物語。



あなたは、彼らの悲しみや苦しみを、理解することができますか?



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