残酷な末路―見せしめ。
それから、彼らは捕らえた村の人たちも含めて、行軍を開始した。太陽の光によって気温は上昇し、地面からの熱を受けやすい子ども兵たちは、流れる汗を拭いながら、懸命に軍についていく。
その時、どさりと何かが倒れる音を聞いて、軍隊の歩みが一旦止まる。後ろの方にいた子ども兵のひとりが、うつぶせに倒れていた。整備されていない、小石だらけの砂利道を靴もなく歩き続けてきたせいで、足の裏は傷つき、腐敗してきていた。食事も満足に与えられていないので、かなり衰弱している。
しかし、先頭の兵士は彼を一瞥しただけで、すぐに歩き出す。戸惑いつつも、子ども兵たちも従うしかなかった。
未だセグの肩を借りながら、リーフはちらりと後ろを振り返ってみる。すると、殿にいた兵士のひとりが、倒れた子ども兵の背に銃を向けているのが見えた。躊躇いなく指が引き金を引き、リーフは反射的に目をそらす。
どぉんっ、と特有の音が響き、子ども兵たちは無意識に身体に力を入れる。あれは、自分たちにも有り得ることなのだ。まるで見せしめのようで、心は恐怖に震えていた。
リーフはストリート・チルドレンだった頃、ごみ置き場で運良くぼろぼろの靴を見つけて使っているし、セグは出会った時から靴を履いていた。だが、多くの子ども兵は素足で何十キロも歩いているため、既に足は限界に近かった。
それでも、力尽きた者がどうなるかを見せられた彼らは、銃を抱え、必死に歩き続けるしかなかった。




