序章ー終わりと始まり―
こんなサッカーできたらいいなそんなのを想像全開で書いてみました。自分の経験も入っているのですみません
序章────いつの時代だってそうだ少年少女は、¨英雄¨に憧れる────
少年もかつては、そんなプロサッカー選手に憧れていたんだ、今でもはっきり瞼に焼き付いている光景、それはどのチームよりも、アクロバティックで華麗なテクニックを、もち何より大胆で。すごいサッカーだと思った。いつか自分もそのようなチームの一員となり世界の頂点で活躍したいとそう願い、サッカーを始めた。
少年は常に無表情であまり笑わなかったが、地元のサッカーチームに小学校に入学と同時に入団。彼の一番の十八番は中盤でのゲームメイク。ずば抜けた戦術眼を持ち、高学年からも一目置かれる存在になっていた、表情には出さなかったものの自分のプレーが基点となった得点、自分の指示で凌いだピンチどれも彼は内心とても嬉しかった。
チームメイトとはすぐに打ち解けて、学年が上がってクラスメイトが休み時間に室内ゲームをしていても仲間と一緒にサッカーをする日々に明け暮れた。
そんな中、彼の才能を見出したコーチは彼を小学校6年生にてキャプテンに任命する。寡黙でありつつも人望の厚い彼は断らずに引き受けた。大袈裟ではなく『世界への第一歩』と思っていた。
チームは彼がキャプテンになってから快進撃を見せ、過去最高の全国ベスト16にまでになった。ちなみにそのほとんどがクラブチームであったので実質優勝と言ってもいいだろう。結果は4試合19得点3失点という驚異の数字を叩き出した。チームメイトが一人(キーパー以外)はほとんど一点は取っている、彼自身も全国の大舞台で手応えを感じていた。そして地元の大会では常に優勝。U-12日本代表にもチームは彼自身とその他の9名が選ばれた。流石に彼は練習では好プレーを見せるも周りとの連携がなかなか上手くいかず、合宿、最後の日の選考会で代表から外れた。そしてやがて地元の公立中学へと進もうとしていたまさにその時に全国1と名高いクラブチームからオファーを受けた、そのチームは小学校のうちから海外遠征に連れていき、Jリーグでもなかなかの強者を輩出するクラブであった。彼は中学の部活はやらずクラブでやることになった、ここから彼のサッカーが『終わり』そして新たな『始まり』のホイッスルが吹かれる事になった。
拙い文ですみません、次からわかってくる事がかなりあるので楽しんで頂ければ幸いです