こちらキノコ戦線異常なし
ミノとガツの焼き加減は微妙に違う。
アンチョビの臭いが鼻をつく真っ暗い部屋の中、部屋に付属しているディプレイが眩しく光る。ディスプレイには黒人青年が凛々しい叫び、歩兵輸送機が撃墜されているシーンが無音で流されていた。
「入るよ。暗すぎだろおい」
ノックもせずに開けられた扉からは通路の照明が覗く、その光に照らされ部屋の様相が少し明らかになった。
壁際のディスプレイ、部屋中央に鎮座している背の低いテーブルにはピザとアルコールのビンが置かれている。そしてディスプレイの丁度反対側には横長のソファー。
「あぁ砂山か、スピットファイアならあるよ」
ソファーから腕が伸び、半分程残っているビンを指し示す。部屋の主は砂山の襲来が解っていたかのように意に介さず映画鑑賞を続けていた。
「自前のがあるさ、それどけ」
砂山は引きずっていた寝袋を弄ると、温くなったバドワイザーを一便取り出す。寝袋をソファーの横に足蹴するとソファーに寝転がっていた部屋の主を尻で押しのけ、見事ソファーに納まってみせる。
「なんだよー。寝袋に座ってりゃいいだろ」
「この場所が一番良いんだ――」
「映画をみるなら特に?」
「そのとーり」
掲げられたビンが小さく音を立てた。 暫しの間声も無く、画面を食い入るように見つめる二人。その映画はついに佳境を向え、絶望な状況に置かれちりじりになった兵達が一同に会するような、そんなシーン。
「なぁ平よ、良いシーンだよな、感動的だ」
まだ暖かいマルゲリータを一欠けら口に放り込みながらそんなことを言う客人は暗い部屋に文句をいう事も無く、ただ静かにバドワイザーを口に運ぶ。
「かくありたいものだよ」
負けじとピザを突く部屋の主である平は狭くなったソファーで何とか横になれないものかと思案している最中だ。
「明日もかい?」
「いつでもさ」
自重気味に笑う彼女らを嗜める上官殿はおらず、腕立てや腹筋に精を出すことも無くのんべんだらりと時間は流れる。
「十字章ものの発言ですな」
「バドワイザー・ソファー・アンチョビ付マルゲリータピザ章と言って欲しいね」
であるからして、このように軽口を叩けるのである。これがもし上官であるブーマーやムスカリアの前ならばそれこそ勲章ものの腕立て伏せと腹筋をせねばあるまい。勿論小隊規模か、運が悪ければ中隊規模を巻き込んで。
「ささ、バドワイザーであります」
「くるしゅうない」
一献一献、砂山は後生大事に抱えているバドワイザーを平に押し付ける。口調は大仰なそれだが、平がバドワイザーを飲む間にスピットファイアを掠め取っているようでは敬っているとは言い難い。お互いに酒瓶を交換し笑い合うとそれを合図に映画が終わりを告げた。
「明かりつけるぞー」
ソファーの奥に追いやられていた薄いリモコンに指を滑らせると、LEDが電子音を立て役目を果たす。明るくなった部屋を見やると暗がりでは見えなかった部屋の床があらわになる。床には乱雑に雑誌や文庫本が散らばっていた。
二人が腰掛けるソファーも例にも漏れず、何とか横になろうとする平と決してポジションを譲らない砂山。そして生活雑貨の三つがツイスターゲームの様相を見せていた。
「まぶし」
丁度手近にあったのだろう。明かりに目を瞑る砂山は、表紙に痴愚神礼讃と筆記された文庫を盾に反抗を試みた。がしかし、部屋の暗さを感知し徐々にその光を増すLEDに嫌気がさしたのか。文庫を放り投げると口を一文字に結び、首からぶら下げていたゴーグルを装着した。
「下着にゴーグルって、市営プールかよ」
これが砂山の普段着であるのだが、平もまさか部屋を訪ねた砂山がこの格好とは思わなかったのだろう、呆れ顔で揶揄する。
「明日はちゃんとドレスコード合わせるから。まぁ気にするな」
「当たり前だろあほ」
「いてぇ」
気にするなとは言うものの。いくら同姓で、同僚で戦友だとは言え、暗所で下着一枚で過ごすのを看破するのは難しいように思う。さらに言うと、明日行われる最後の作戦とも言わるそれのドレスコードを守るのも当然である。出なくば死あるのみ。
「さて、退散しますかね」
「おう、帰れ帰れ」
叩かれた頭を擦り、ソファーから立ち上がるとまだ明るさになれないのか。手探りで寝袋を弄る。入ってきた時と同じく、そんな砂山には一瞥もくれずに平は次の映画を探しソファーとテーブルを探検していた。
扉が閉まる音に一瞬だけ動きを止め、振り返る平だったが案の定砂山の姿は無く。置き去りにされたバドワイザーと共に言葉を飲み込んだ。
そうして彼女らの夜は更けていく。
「くそ!くそったれ!ラインから外れたぞ!!」
今の言葉は果たして自分が言ったのか。それともインカムから流れてきた叫びなのか、それすらも解らないほど戦線は混乱を極めていた。
「何が簡単なお使いだ畜生、いっくらチャフ撒いても目視で当ててくる!」
対空キノコ徹甲弾をたらふく食らった突入用キノコポッドは外装が弾けるどころか大きな穴が空き、穴からは飛び交う誘導ミサイルに混ぜられた徹甲弾の雨、無傷のポッドは見当たらず着地体性を保てているのならまだ良い方で、すでに撃墜し地面に小さくないクレータを作っているポッドも見受けられた。彼女達のポッドにおいてもそれは同じ、脱出装置はすでにおしゃか、乗り込んでいた搭乗員は5人一組からツーマンセルまで数を減らしていた。
「対空ミサイルくるぞ!チャフ!」
「高度が足りない、ラインから更に外れちまう!」
暴風が音を奏でる棺桶の中、叫ぶ二人。幸運なのはポッドの操作に秀で、部隊の統一弾薬である7.62x51mmキノコ弾や予備のマガジンは勿論、ドラムマガジンもバックパックに詰め込む砂山が無事だったことだろう。大きくひびが入った360度内装モニターを見据え、必死に手動の回避運動を試みている。
「木が、避けられない!耐ショック姿勢!」
「とっくにな!上手く当ててくれよほんと!」
叫ぶ平であるが、この固定された突入ポッドの中で耐ショック姿勢なんて言っても手で頭を庇う程度しか出来る事はないだろう。後は彼女らの相棒であり陸戦歩兵プラットフォームである、通称ウォードレスと棺桶の強度に祈るばかりだ。高解像度のモニタには眼前の大樹、木肌のしわまでが映し出されている。
「エコーチームダウン!ラインを外れて不時着!エコーポッドダウン!エコ――」
その叫びは果たして届いたか届かないか、大木に頭から突っ込む脱出ポッドの衝撃と音にかき消されるまでの時間は余り無い。間抜けにも今更鳴り出した警告音と共にポッドは落ちた。
「諸君がこの任務に選ばれたこと。本当に誇りに思う、ありがとう」
砂山と平が乗り込んだ突入用ポッドが墜落する十数時間前の出来事である。ぱりぱりの軍服の胸にこれでもかと勲章をデコレーションしたわれ等が大隊長、ブーマーは敬礼をもってブリーフィングを始めた。
ブーマーの隣には中隊長を代表してムスカリアが控えており、彼女らの背には戦術マップが表示されている。その大型のディスプレイの価格は平の部屋にあるそれのうん倍かうん十倍か。
「今更ではあるが現場指揮を務めるブーマー大佐だ」
「同じく、現場指揮補佐を勤めます。ムスカリア中佐であります」
敬礼を崩さずに両名が告げると、一泊置いて彼女らの対面に控えていた50名程度の兵達がそれに答える。
「Hoo-ah!」
ピンと伸ばしていた背にさらに力をこめ胸を張るその様はシリンダーが跳ねているようだ。
「スターズの諸君、休みたまえ!」
この言葉と共に50数名が一斉にスタンスを広げ、手を組むものだから休め、なんて言葉とはかけ離れた音が鳴り響いた。大仰な音にもまゆひとつ動かさず、満足げに精鋭たちを見据えるブーマーとムスカリアも自分達の言葉に習った。
「優秀な諸君らの事だ。すでに頭の中に作戦の概要が叩き込まれているだろう、だが一つ確認だと思い耳を傾けて欲しい」
柔和な表情で再度敬礼をしたブーマーは、手振りでムスカリアを呼ぶと立ち位置を譲る。
「ではことのあらましから。先日キノコ陸軍の空挺師団が行なった威力偵察にて、敵の大型施設が発見されました。ジャミングが酷く目視確認せざるを得ませんでしたが、物資の搬入・排出から生産プラントに類するものであります」
この威力偵察においても少なからずスターズが投入され、戦闘不能にまで追い込まれたのはこのブリーフィンの常識と言っても良いだろう。冷静を保っていたムスカリアでさえ声に力がこもるのを抑えられないでいる。
それもそのはず、スターズを含めた陸軍。否、このキノコ種族全体に苦渋を飲ませている敵の正体はキノ娘そのものだからだ。正確に言えばキノ娘の写し身とでも言うべきか。
宇宙を漂い種の統合意思に沈むただの菌糸とも言えるその敵が、キノ娘をラーニングした時にこの戦いは始まった。同じ菌糸由来の生物でありながら体の成り立ちは勿論、営みも全て違ってしまっている。そして両者は、キノ娘が住まうこのキノコ星にて邂逅してしまった。星の大地は勿論有限であり、原木もしかり。故に彼女達は戦う。原木と星を守るために。
「この生産プラントがある限り、敵部隊の兵站を断ち切ることは難しいでしょう。本来ならば軍事衛星からサテライトレーザーの放射を試みますが、威力偵察時、非常に強力な耐光学フィールドも確認されました。試算の結果ですが、軍事衛星が自壊する出力でもフィールドを突破することは難しい。とのことです」
ムスタリカはここまで一息に読み上げると手持ちの資料を一枚めくり、さらに続けようとするが、ブーマーがそれを制した。
「我々がやるべきことは一つだ、敵は想像力に欠損があるらしい。ラーニングした姿そのままに兵を作り、我々は同胞の似姿を持つスポンジ野郎と撃ち合いに興じなければ成らなかった。思い知らせろ、我らが何者かを」
この第一次キノコ戦争においては自分と同じ姿を有する敵を殺さねばならない、ウォードレスが示す通りに銃口を突きつけた相手が自分のそっくりさんや、昨日昼飯を一緒に食べた友人の姿だった。というのは余りにも有り触れた話である。
「Hoo-ah!」
いきり立つ彼女らは自身を殺し、友を殺し、生き残ってきた精鋭であるし、これからもそうであり続けるだろう。だが誰しもが最初からそうであるわけでもあるまい。種としての特性とでも言おうか、キノ娘達は約70名の種により構成され、その一種が一つの個性となりうる。つまり人という単位で表せばキノ娘の全人口は70人余りということになるだろう。
これでは戦争は出来ないだろうと思うのが普通だ、だかキノ娘達にはその少ない固体数を補って余りあるポテンシャルを秘めているのだ。それはエゴシードと呼ばれるコアの存在、もう一つは予備固体と呼ばれる兆を越える単位のボディ。エゴシードの存在によって不死に至り、予備固体により億の戦線を支えることが出来る。
対する敵、その数は人換算するなら一人と言えるだろう。種の意思そのものを一個の個性とし、生存圏を星へ移すための手段としてキノ娘をラーニングし、増殖を続ける。増大するそれは兵だけに限らず戦術や兵器、兵の練度すらも発展し続ける。
この手の戦いは大抵どちらかのリソースが枯渇するか、舞台の星そのものが破綻するまで続くのが定石であるのだが、侵略者はあくまで侵略者、星の環境とは無縁のダーティ兵器をぶっぱなす事が出来る。いわばジリ貧の戦線と言える。
「その手段として、今回は生産プラントの破壊、ないし耐光学フィールド発生装置の破壊を行なってください。という話です」
「その通り。注意点だが、出撃固体はエゴシード搭載固体に限る」
抑えきれない怒りを表すブーマーをなだめるムスカリアであるが、この場にいる全てのキノ娘が同じ怒りを共有しているだろうがブーマーのこの発言が場に少しの混乱をもたらした。
「大佐!予備固体が使えないほどのジャミングが予想されるとお考えでしょうか?」
大隊からこのような声が挙がるのも無理からぬ話である。強いジャミングは当たり前だが通信を妨害し、今回の作戦目的である耐光学フィールド発生装置の破壊を本営に伝えることも難しいくなるかもしれない。こんな懸念からの質問だろう。
「いや、ジャミングの問題では無い。ヤツらの練度の上昇が著しいのは諸君らも知っているだろうが、シュミュレーションの結果。今回の作戦の最中かもしくは突入後には既に、ヤツらの反応速度と部隊練度はエゴシード無しの我々に追いつく」
ざわざわと湧き上がる動揺が広がりきるその前にムスカリアは叫びを挙げる。
「落ち着きなさい!スターズは狼狽しない!あくまで、スポンジ野郎がエゴシード無しの我々に追いつく。これだけの話です、スポンジ野郎が何処かで管制している以上エゴシード有りの我々に追いつく事は有り得ません」
エゴシードを核にし複数の固体を統制できるキノ娘達と同じように、核になる一つのコアを元に統制されるスポンジ野郎、どちらもアクションを起こすまでには本体との通信が必要になりそのコンマ以下の時間が生死を別つのが彼女らの戦場である。
奇しくも早く強くあれと発展した両者は、目視での高速戦闘という同じ答えに行き着き、足回りの遅い支援重火器が登場する前に後詰めの兵も含めて兵站ラインごと押しつぶす電撃戦を繰り広げ今日に至った。
時間をかければ、周囲を無菌状態に貶めるキノコEMP、通称カビキラーが飛んでくる。この星の菌糸そのものを破壊する非人道兵器である。
「一応強度の高いジャミングにも備えて信号弾を持つように、一応ね。簡単なお使いだと思いたまえ、行って、爆破して、照明弾撃って、帰ってくる。これだけだ」
「では細かくおさらいしていきます」
「Hoo-ah!」
そうして慢心したキノ娘達がどうなるかというと、こうなる。
「――いってぇ。砂山ぁ!状況!」
先に目を覚ましたのは平だった、座席に張り付けられたまま大声で友の安否を確認する。上官への連絡を失念しているわけでは無いのだが、大木の幹をへし折った突入用キノコポッドは大破しコンソールからは木の枝が生えている。インカムに至っては、というか平が先ほど大声をあげる前にインカムかと思って握りこんだのは小枝であった。これで通信するなんて夢のまた夢。
「生きてるよ、昨日のバドワイザー吐きそう」
頭を振りながら答える砂山。こちらはスムーズに座席から立ち上がると寝袋からバドワイザーを弄る容量で予備マガジンの確認をする。ほっと息をつく所を見ると被害は小さかったのだろう。突入用ポッドの反対側に張り付けになっている平に叫び返した。
「報告!バックパックはほぼ無事。負傷無し、ただしインカム含め通信機器が大破。ウォードレスもパワーアシストのみ生存」
「気が合うな、私のインカムも先に帰っちまったみたいだ」
「早く立て、発砲音が聴こえてきた」
彼女らが立ち上がる暇も無く丘の向こうから聴こえてきたのはキノコAKが弾薬を吐き出すオーケストラ。戦場は近い。
「足がいかれた――先に行け!」
平は暫し、ひしゃげたポッドの座席に挟まれた足を見つめると狭いポッドから砂山を突き出そうとする。
「ばっかお前、私より先に昇進しようとかセコイんだよ。いいから来い」
彼女らのポッドが不時着、墜落と言ったほうが正しいように思えるが。兎も角、彼女らの位置は目標施設を越えた遥か後方。必死に対空火器を避ける余り行き過ぎてしまったようだ。だがしかし、戦術マップを見ようにもジャミングが余りにも酷く現在地を同期させることすら叶わない。
「ほら、私が歩くからお前が撃て」
「ぅうっぐ……最高の気分だよほんと。ふぅ」
ウォードレスのパワーアシストにより、無理やり引きずり出された平の左足は見事にくの字に折れ曲がっている。砂山に押し付けられたキノコAKを構えひと呼吸、覚悟は決まったようだ。肩を支える平も顔を強張らせながらもポッドに空いた大穴から外に這い出す。
「あの丘を越えるぞ、安全装置外しとけ」
「オッケーボス」
寄り添う二人が丘の向こうに近づけば近づく程にキノコポットの残骸や立ち上る煙が森を彩り菌糸の焦げ付いた臭いが鼻をつつく。キノコ用ウォードレスが折れた枝を踏みしめる音は徐々に大きくなる発砲音にかき消されている。
「丘の向こうに出るぞ」
「スポンジ野郎は恒星の肥やしにしてやるさ」
雄雄しいセリフとは裏腹に、体が震えていないのはウォードレスのお陰だろう。息は今にも途絶えそうで消えかかる蝋燭の火のように不確かだ。
そしてついに丘の向こう、緩やかな盆地のその中心には燃え盛る大きなキノコ。砂山と平を捕らえる向え風からはキノコが焼け焦げた嫌な臭いが漂う。
「なんだありゃあ――」
銃を構えたまま言葉を失う平であったが、よーく目を凝らすと燃えるキノコの中心近くには石垣のようにキノ娘の死体が積み上げられており、さらにその周りには銃を乱射するキノ娘達が集合している。キノコポッドから放り出され死んだと思っていたエコーチームの3人の姿も見かけ、ひしゃげた足に構わずに走る走る。
「待て、待てって!あの死体の色を見ろ!スポンジ野郎だ」
砂山も何が起こったのか把握するのに忙しく、平が焦げ付いて固まったキノコに頭から突っ込むのをとめる事はできなかった。
「――った……」
発砲音に紛れて何かが、キノ娘の叫びが聞こえる。2Pカラーのスポンジ野郎を取り囲むキノ娘が一斉にメインアームを投げ捨てた。
「「終わった!終わったんだ!」」
「はぁ?」
確かに聴こえた、終わった。とは何が?敵は?プラントは?ハテナマークで一杯の砂山と平に見せ付けるように、キノ娘達はメインアームの変わりに照明弾を打ち上げ始める。
照明弾の青い光がウォードレスを照らした時に理解する。戦いは終わったのだと。
「……私らも撃っとく?」
「一応な。あぁ最低の一日だった」
少し遅れて他を追いかける二つの照明弾、キノ娘達は大いに笑いあい歌い、抱き合った。ブーマーやムスカリアなどのウォードレスを見れば敵性菌糸に侵食された多層構造のパッシブアーマーが鈍く光る。メインアームも銃身が焼ききれているそれがちらほらと見られ、散らばった薬莢から読み取れるのはまさに激戦の二文字。スターズ、Hoo-ah!繰り返される文句に誰しもが酔いしれた。
約2名、真顔で遠くを見つめるスターズが居たようだがそれは幸運にも記録に残っていない。
眠いときにコーヒーと煙草を吸うと目が覚める時もあるが、運が悪いとカフェインとニコチンのダブルアタックで酩酊感に襲われ、そのまま寝てしまう。