隣のルーク君
くだらない。でもなんか好き。
そう言ってもらえたら嬉しいです。
私の名前は新庄温子。
最近私の通う学校に転校生が来まして
その子が転入してきたクラスが私のクラスでして。
どうにもこうにもその子はちょっと・・・
いや、ちょっとというか・・・
「ね、ねぇルーク君?」
「なんだい温子くん」
「い、いやね。君はその・・・」
かなり宇宙人っぽい。
「宇宙人なの?」
「んな?!き、君は失礼なやつだな!!人を宇宙人呼ばわりだなんて」
「え、あ、ごめんなさい。でも・・・」
「いったい僕のどこを見れば宇宙人って言えるのさ」
まず、全身が青白い。
「君はとことん失礼なやつだね・・・
この世にはいろんな人がいるんだ!
ちょっと人より体が青いだけで・・・
それだけで宇宙人っていうことないだろう?!」
「あ、いやぁ・・・」
次に、足がどう見ても触手。
まるでタコのような足が服の下あたりから伸びている。数本。
「あ、足はコンプレックスなんだからあまり言わないでおくれよ・・・
ちょっと人より数が多くて・・・」
「そ、そう・・・?」
それに・・・・
「さっきから私の心の中勝手に覗かないでくれる?!」
「あ、ごめん・・・。癖っていうか・・・ね」
「癖・・・?」
呆れてものも言えません。
そんな彼が今は私の旦那です。
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「・・・なんてどうかな?ルーク君」
「30点」
「なんで?」
「君は『角が生えている』とも言っていたよ」
「実際には喋ってないけどね」
「はははは」
「うふふ」