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ぷろろーぐ。
突発的に書きたくなったものです。駄文ですが、それでも大丈夫な方、お先にお進みください。
誤字・脱字がありましたら、連絡お願い致します。
そろそろ、終わりの時間が近付いてきたみたいだ。
この場所も、割と嫌いじゃなかったし、楽しかったんだけどな。
ストーリーは崩せない。
運命に逆らいたいが、親愛なる我が友のためだ、覚悟を決めよう。
いや、覚悟はとっくに決まってる。俺は怖いのだ。
全てが終わったとき、あいつはどんな選択をするのだろうか。
――コンコン
ノックの音が、静かな部屋に響く。
「失礼いたします。勇者一行がまもなく城に到着いたします。いかがしましょうか?」
俺の配下であるこいつも、思えば、なんだかんだで付き合い長かったな。
「道中と同じく、ここに丁重に案内しろ」
「かしこまりました。失礼いたしました」
――バタン
また部屋は静寂に包まれる。俺は1人、玉座に座り目をつむった。
さぁ、ストーリーの終焉を迎えようか?