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プレイルール設定は真剣に
夕暮れ。
我が家にて。
「というわけで、今日は女児プレイをしていこうと思います」
「どういうわけよ」
何故か畏まって正座した琴子がぶちかました。
帰宅して手洗いうがい、着替えを済ましてさあのんびりするぞ! という空気を、厳粛な雰囲気でもってぶち壊しておいて、言ったことはそれである。
つられて正座しちゃったこっちの身にもなれ。
「神社から帰って来てまずやることがそれってどうなん?」
「善は急げって言うじゃない」
「それは善なのか?」
「とりあえず悪ではないでしょ」
「それもそうか」
確かに、悪では無かった。
私は居住まいを正して、改めて質問をした。
「というか女児って何歳くらい?」
「ん~イメージ的に幼稚園児とかそれくらいかなあ」
「年少さん? 年中さん?」
「年少さん……四歳くらいでいこっか」
「で、どんなことしたら女児プレイになるの?」
「意外と詰めてくるじゃん」
「だってやるからには、きちんとやりたいじゃないの」
どうせやるなら、真剣にだ。
だって琴子とやることなんだもの。
「実琴のそういうところ好き」
私も、琴子のそういう素直なところ、好き。




