Power Sentence.88 もう一つの二人の道 1 ❦お買い物です❦
幸せは二人でCooking!
ここにお載せしております挿絵は、私の言葉の羅列により、A.I.が作成してくれました。
拙作『TRANSPORTER』 ーBehind the scene shotー Recounting【The tale of 魚住隆也 FEAT. 大隅綾音 】Story.11 りゅうくんと出向先のとあるお2人の社員のお話し、からより、『中村尚美様』の心の内を12集、綴りました。
今日という日が
特別だなんて
誰にも言わずに始まったけれど
暖かい輝きを思わせるあなたの微笑みに
心の奥で
そっと頷いた
スーパーの通路を歩くその姿
少し真剣な横顔に
笑みがこぼれる
「これ、美味しそうだね」
私の声に
あなたは優しくうなずいた
手を取り合うわけじゃない
でも
隣にいるだけで
心の距離は
もう十分すぎるほど近くて
カートの揺れと一緒に
未来が進んでいくようだった
キッチンに立ち
野菜を刻みながら
あなたと交わす何気ない言葉
「大丈夫?」
と気遣う声に
なんだか胸が温かくなった
炒める音
湯気の香り
ふたりの笑い声
そのすべてが愛おしくて
胸がきゅっとなった
料理なんて
得意じゃなかった私が
「美味しくなぁれ」
って
心を込めた
テーブルを囲み
湯気の向こうにある彼の顔
お皿のステーキ
赤いトマトのサラダ
パスタをすくう私に
「おいしいっ!」
って
あなたの言葉が
今日一番のごちそうだった
幸せって
たぶんこういうこと
お買い物して
料理して
お食事をいただいて
ただそれだけの時間が
一番心を満たしてくれる
あなたと一緒に作る日常の中で
私は
私らしくいられる
そんなふうに
思わせてくれるあなたに
ありがとう!を
心で何度も唱えた
今日のこの食卓が
明日も
明後日も
続きますようにと
静かに願いながら
私は微笑んだ
——幸せの味をかみしめながら
いかがでしたでしょうか?
よろしければまたお立ち寄り下さい。
心よりお待ち申し上げます。
次回は、もう一つの二人の道 2 ❦ちょとしたお食事会❦です。




