魔女といわれて殺された辺境伯令嬢ですが、四度目はなぜか次期公爵さまに求婚されています!
私には三度、私として生きて、死んだ記憶がある。三度同じ人に嫁いで、三度同じ人に殺された。
一度目は、処女を奪われた日。旦那様の行き過ぎた嗜虐趣味によって息の根を止められ、気が付けば嫁ぐ日の馬車の中に戻っていた。
二度目は、嫁いでから異常に怯える私に逆上し、殴り殺された。
三度目は、嫁ぐ一か月前に戻された。私はなんとか結婚を逃れようとしようとしたものの、娘を商売道具としか思わない両親によって監禁され、当日は大勢の見張りを付けられて、旦那様の下へと送り出された。
旦那様は、未来を知っているかのように動く私を魔女だと言い、焼却炉に入れて焼き殺した。
そして今、四度目のやり直しが始まろうとしている。