第九話
岩山に来てみたが、ここにはカモしかいない。まずその理由は攻撃力防御力どちらも高い代わりに速度が遅いゴーレムしかいないからだ。防御力が高いと言ったってトロールの攻撃力の前では無力で攻撃力も確かに狼に比べてがっつりと食らうがしばらくその場所で待機していればすぐ全快する程度だからこっちも問題はない。
結果、動きが遅くて防御力も低いカモにゴーレムはなった。
つまりこの岩山のボスがゴーレムだったら簡単に周回できるカモかもしれないから、目についたゴーレムを片っ端から倒しつつ探索しようと思う。
『レベルが上がりました』
『進化が可能になりました種族を選んでください』
『ここから先はボスエリアです。侵入しますか?』
ゴーレムは経験値効率がいいのか、ボス直前で進化が可能になった。で選択はっと、今度は三つあるな。
一つはトロールウォリアー、レッサーが取れるおそらく正常進化枠だ。
二つ目がレッサートロールウォリアーエリート、エリートがついて将来性があると思う。
三つ目がレッサートロールウォリアーチーフ、チーフの意味が分からなくて少し調べたが日本語で戦士長を意味するらしく、おそらくエリートと比べて味方にバフをかけたりするのだろう。
まあ、少し悩んだが二つ目のレッサートロールウォリアーエリートに進化しようと思う。
理由は、一つ目はエリートより弱そうだし、三つ目は率いる仲間はイベント意外だといないからだ。
さて、次は特徴を選ぶか。今回もひとつ選べるらしく今回はだいぶ魅力的なものが多く目移りしたが、今回は『破壊力増強』を選んだ。狼との戦闘で速度を上げたかったが速度関係の特徴はなかっため、火力をより上げようと思い選んだ。これでステータスは
名前:テュポーン
種族:レッサートロールウォリアーエリート
レベル:20
特徴:『頑丈な皮膚』『筋力増強』『自動再生』『破壊力増強』
スキル:『棍棒』『格闘』『投擲』『逆境』『体力増加』『防御力増加』『筋力増加』『突撃』『観察』『咆哮』『気配察知』『』
称号:『棍棒使い』『始まりの町北のボス討伐者』『始まりの町北のボス初討伐者』『格闘家』『狼の森北のボス討伐者』『狼の森北のボス初討伐者』
イベント限定:『ボス補正』『発狂』『取り巻き』
となったさてボス戦に突入だ。
『ボス・堅牢なアイアンゴーレムと戦闘状態になりました』
うん?今までのゴーレムは岩だったんだがまあ大丈夫だろう。