第四話
『レベルが上がりました』
左へてくてくと歩いていって、30分ほど歩いていると洞窟をみつけた。
入ろうと思い近づいたがトロールの身長では入らず匍匐前進しながら探検をしないといけなくなるので、あきらめた。
なるほど、これがデメリットか。
洞窟は諦めてさらに左に向かうと、
『ここから先はボスエリアです。侵入しますか?』
といったシステムメッセージがでた。構わず進むと、
『ボス・狂乱の大熊と戦闘状態になりました』
ボスらしき巨人である自分よりは小さいがイノシシとは比べ物にもならない大きさのクマがでてきた。
「グロオオォォォ」
恐らくボスには『咆哮』は効かないだろうし、まずは、『突撃』で相手にぶつかる。
バゴォン
肩からぶつかって大体3mくらいのクマがよろめいてそのすきに両手で握った棍棒を頭にたたきつける
バキッ
狙いが外れて肩に当たったがまあ問題ないだろう。
そのまま前蹴りで追い打ちをかけてっと
ドン
最後にもう一度棍棒を担いでっと真っ直ぐに振り下ろして
ズドンッ
とこれで勝ちっと
『レベルが上がりました』
『新しい称号を入手しました』
おっ新しい称号も入手できたラッキー
名前:テュポーン
種族:レッサートロール
レベル:9
特徴:『頑丈な皮膚』『筋力増強』
スキル:『棍棒』『格闘』『投擲』『逆境』『体力増加』『防御力増加』『筋力増加』『突撃』『観察』『咆哮』『』
称号:『棍棒使い』『始まりの町北のボス討伐者』『始まりの町北のボス初討伐者』
えーと効果はっと、
称号:『棍棒使い』
効果:筋力が上がる
まあわかりやすいな次
称号:『始まりの町北のボス討伐者』
効果:スキルスロットが増える
あそこから左って北だったのか。次
称号:『始まりの町北のボス初討伐者』
効果:なし
まあMMOで早い者勝ちのやつなんてそうそうないか。
さて、ボス倒してひと段落したしいったんログアウトするか