道を誤ったフェミニストの後悔
ネタでもこんなものは作らないようにw
「閻魔様、こんなつもりではなかったんです」
「そんなことねぇだろ!!あの惨状を知っていて、謝罪もしに、まず言い逃れをするのか」
「いえ、少し男性が減ればと思っただけなんです。」
「あれが少しか?」
「ちょっと減り過ぎたかもしれませんがそれは故意ではないんです。」
「そうか、それで人類存続のためとはいえ、お前が機械につないでいった男の人権は?」
「しょうがないでしょ?」
「しょうがない? お前がやらかした責任を押し付けておいてしょうがない?」
「だってこんなことになるとは思わなかったのだから無罪でしょ?わたしは誰も直接殺してない!!」
「そうか・・・そうだな」
「わたしが無罪なことをわかってくれたんですね」
「いいや、確かに直接の殺人を犯したわけではないので、地獄送りにはできん」
「じゃあ天国に行けるのですね!」
「いや記憶を持ったまま転生だ」
「異世界転生ですか?チートもらえます?」
「そうだな、異世界転生では無いがチートをやろう」
「やったーどんなチートですか?」
「死んでも記憶を持った永久に再転生できるチートだ」
「強くてニューゲームですね」
「そうだその通りだ、もうお前の顔を見たくも無い、精々頑張るのだな」
「チートありがとうございました。正義はやっぱり勝つのですね」
「そうそう、性別は男性固定な」
「え?」
「永久に最後の男性として供給を頑張ってくれ!」
「いや、そんなのイヤーーーーーーーーーー」
時を遡ること西暦20XX年某月某所
「男性なんて邪魔っけだからもっと減ればいいのに何かいい方法ないかな?」
女性がネットを見ていた。
「あ、これできたらいいなー」
画面にはたまたま検索にヒットして表示された大昔に書かれていた一つのTwi●te●の書き込みがあった。
『花粉で受粉するけど、種無しスイカになって次世代がいなくなるのが人間であったら怖いね』
「これみたいに、次の世代から男産まれなきゃいいのに」
数ヶ月後 某所BSL4ラボ
「完成よー 男性排除ウイルス」
女性が持つチューブの中には恐るべきウイルスが入っていた。
それは、感染後ミトコンドリア内に潜伏し外部からY遺伝子が入ってきた時に
ミトコンドリアが死滅しこれにより感染した女性の卵子からは男性は永久に
生まれなくなるという恐ろしいものだった。
「それにしても作ったのはいいし、細胞レベルでの実験はできたけど、人体実験なんてできないし
これどうしようかな? 表向きはマラリア対策で特定種の蚊を不妊化するウイルスってことで
申請出してるけど・・・」
「まあ何かに使えるかもだかも、とりあえず保管だけしときましょ」
女性は、ラボの凍結庫にしまった。
数年後 新型マラリアの大流行発生後
研究者
「確か数年前にマラリア対策で蚊を不妊化するウイルス作らせたたよな、あれを出せ
もう一刻の猶予もない、大量生産して散布するぞ!!」
さらに数年後 ニュース映像
「非常に残念なことに、昨日妊娠五ヶ月まで順調に生育していた男の子がなくなりました。」
「今年も男性が生まれませんでした。これで男性は連続4年間世界のどこでも産まれていません。」
さらに数年後 ニュース映像
女性ニュースキャスター
「女性だけでの生殖実験に成功しました。これで人類存続に希望が持てます」
「次のニュースです。先の実験の成功に伴い、男性優遇措置法の撤廃が次期国会で
審議されることになりました。」
さらに数年後 ニュース映像
「男性の人数が世界でようやく100万人を切りました。
女性だけの素晴らしい世界への路ももう一歩です!!」
さらに数年後 ニュース映像
「女性だけでの生殖実験で産まれた子は数年で死んでしまうことがわかりました。
それに伴い男性保護法が制定されました。」
さらに数十年後 ニュース映像
「生殖可能な男性が1000人を切ったため、人類存続の為に男性の人権を全て剥奪し
精子を効率よく作る工場に加工する法案が採択されました。」
「これによりあと1000年は人類の存続が可能です。」
そして現代
「奇跡が起こりました、数十年ぶりの男の子の誕生です。」
「この子は現在精子を製造できる工場に加工中で、新しいタイプの精子が数十年は生産され
これにより人類には数十年の貴重な時間を稼ぐことができるようになりました。」
「次のニュースです。男性不妊の原因が判明しました。原因は数十年前に散布された
対マラリア蚊撲滅ウイルスが原因で・・・・」