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革命前夜  作者: むつ
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革命とは救済であり救済とは死である。

今回初めて小説を手がけることになりました。あまり語彙力や表現が上手く使えていない点があると思いますが、楽しんでご覧頂けるようこんな展開が!?それは王道やないかい!などという色々と楽しんでいただけるような内容になっています。個人的には最後のアナザーストーリーまでは考えているため失踪などはないと思って頂いて結構です。将人くんセレアちゃんはどんな働きを見せて革命してくれるのでしょうね!皆さんで将人くん達の物語を見届けてあげてください。

それではあなたを革命家の一員としてこの物語を伝えましょう。

「なぁー昨日のオンスタのストーリー見た?笑」

 「あー見た見た!あれだろ?美咲のクッキングショー。わや面白かったよな!」

昼下がり、放課後の教室に2人の男子生徒の愉快な会話が響き渡る。

 「はぁーい。和也くん?賢汰くん?絶対馬鹿にしてるでしょそれ!真面目に作ったんだよ?」

その会話を聞いて飛びついたかのように1人の女子生徒が会話に乱入してくる。

 「お前な、真面目に作ってたら隠し味とか言って唐辛子入れないだろ!クッキーだぞ?」

先程会話をしていた2人組のひとりがツッコミを入れる。

彼ら3人はこのクラス内のムードメーカーと言える存在である。「そういえばお前も災難だったな将人!!振られたんだって?笑」

「は?お前めっちゃ本気だったんだぞ!めっちゃ頑張ったのに!」

賢汰からの急な飛び火が飛んできて少し戸惑ってしまった。どんな返しをすればこっちに話が来るんだよ。

「いやーやっぱり友達としてね?慰めたいじゃん?」

はははと笑いながら言い放った。

(あぁこいつもうネタにしてるな)

「将人もねー顔はブスではないんだからその女癖治しなよ」

美咲のその一言で俺の心は折れた。ポッキリとね。

「だってさー周りみんな女いんじゃん?俺いないじゃん?片っ端から声かけんじゃん?振られんじゃん?なんのお笑いですかこれ?」

つい勢い余って爆発させてしまったがこっち冗談混じりに言っているから恥ずかしくはない。

「ところで今日カラオケ行かね?新曲今日なんだよね!」

はははと人笑いにされ、唐突に和也からの提案が来る。

みんなそれぞれがいいねーと肯定していく

「あ、悪い!今日バイトの日だわ!今度行くべ!」

俺はお小遣いを自分で稼がねばならないためバイトを休む訳にはいかなかったのだ。行きたいけど断るしか無かった。

「お前金遣い悪いからすぐなくなるんだぞ!今回だけだからな!」

と和也が一言。正直な話、結構遊びの誘いが来るのだがバイトの日が週6日だったからほとんど行けないと断っている。それでも和也は毎回今回だけと言って流してくれる。本当に良い奴である。

「じゃあ、また今度なー!」

みんなに別れを告げて教室を出て携帯の時計をふと見る

(え…もう4時半かよ電車10分後じゃね?遅刻すんじゃん!)

そう思い少し深呼吸をして猛ダッシュをする。

「こらー!谷崎!!廊下を走るな!」

などと怒られた気がするがまぁ無視をする。

「将人さぁ毎回ダッシュ決め込んでんのに遅刻しないのかな」

「まぁクビになってないからセーフなんじゃね?」

和也と賢汰の心配をよそに俺は学校を後にした。

バイト先のカフェは電車に乗り隣町へ行かなければならない。

なんせウエイトレス姿で対応しないといけないから見られるのが恥ずかしいというのがある。もちろんウエイトレス姿と言っても男性用もあるからね。女性用来てるってわけじゃないならね?

駅までの道中で子供達がワイワイ騒ぎながらはしゃいで帰宅していた。俺も小学生くらいに戻りてーなーと思いつつ、ほぼ毎日のダッシュで鍛えた自慢体力を駆使して加速する。曲がり角を曲がったあたりで一気に体力が落ちる。

(?…おかしいないつもは駅までなら持つんだけどな)

疲労しながらもなんとな駅につく。


――――――――――――――

静かな沈黙が続く。その沈黙はいつまでも続くかのように感じられたが、ある一言でそれは終わりを告げる。

 「魔道大国の我が軍に楯突くような愚か者も段々減ってきているな。」

高貴な服装の中年男性が薄ら笑いを浮かべて堂々と発言する。

「作用ですね国王様。十塔宝団の連中も残り6名。対してこちらはまだ1人も死者はいない。」

「このまま一方的に蹂躙が可能でしょうな!」

その発言に答えるように2人の男が続く。2人の男を筆頭に王を前に丸く囲むように座っている複数の黒ずくめの者達も各々に頷いたり、確実な勝利を喜ぶものもいた。

真っ暗な中ろうそくでほんのりと照らされている程度の空間に様々な人の笑い声が響く。

――――――――――――――

(あっちー、汗半端ないわこれ)

流れるように湧き出る汗を服や腕で拭いながら改札を抜ける。

いつも通り学生達の帰宅ラッシュで混んではいるが電車には間に合いそうなのでセーフである。

 電車に乗ったその時である。

急な寒気が俺を襲う。汗で体が冷えたのだろう。

そして、出発時間。

ピピピピピピと出発音が鳴り響き列車が発車する。

 「この電車は如月経由〜大地獄行き〜大地獄行きです。如月駅を過ぎると途中下車はできないためご注意ください〜。」

 というアナウンスが流れる。

…は?どういうことだ?如月駅とか都市伝説の話だろ?しかもなんだよ大地獄行きって意味わかんねーそんな駅ある訳ねーだろ。車掌ふざけてんのか?

焦り混じりに混乱が隠せずイライラが募る。そういえばいつもは学生がたくさんいるはずなのに、今に限って学生は一人もおらず、見受けられる人は年寄りや子供のみで数人程度だ。

これはまずいんじゃないかという不安が一気に込み上げる。年寄りに如月駅ってありましたっけーと問いかけてみるも返事は来ず、魂が抜けたかのように俯いている。

車掌に会いに先頭車両まで行ってみるも誰もいない。もう帰れないのではないかという意思やあの時こうしていれば、もっと遊びたかったななどという後悔の念が交差する。何分そうしていたのかは知らない。最早あの時の汗は冷や汗となり、立ち上がることすら出来ないほど披露していた。そこには誰も動くことは無く、声を出すことも無い静かで冷たい空間が流れていた。その静寂を壊すかのようにアナウンスが流れる。

「次は〜如月〜如月でございます〜オおリのかタハ電車が止まり死ダいーーー……」

急にバグって壊れたかのようにアナウンスが切れる。

そのアナウンスは俺の恐怖を頂点まで高めるには申し分ないものだった。本来ならここで降りるという判断をしないであろう。しかし、本能が告げる。これより先の駅には言ってはならない。二度と帰ることは出来なくなると。俺は如月駅で下車したのだった。

――――――――――――――

「おじいちゃん…もう一般人の食料も水もわずか。十塔宝団の方々もあと6人しかいないよ…」

1人の女性が涙を浮かべ、その表情は絶望に満ちた物だった。

「セレア…おじいちゃんはねこの国が好きなんだ。おじいちゃんはこの国からは逃げない。と言うよりは逃げられないんだ。いいかい?セレア…よく聞きなさい。お前もは大魔道士だ。魔力もあれば若さもある。お前だけでもこの国から逃げなさい。」

セレアの瞳とは違うくっきりとした信念を灯し、孫の生存を強く願う意思があった。

「でもおじ…」

「いいんだセレア。お前は恐らく十塔宝団の誰よりも魔力量は上だし魔法のセンスもある。だがお前は実践経験や魔道歴が短い。だからお前は生き延びて強くなる必要がある。そのためにこの国を抜け出すんだ。お前が国王軍を倒してくれさえすればおじいちゃん達は報われるんだ。」

セレアの話を遮るように魔道大国の市民の意志をセレアに託うす。経験が豊富なおじいちゃんは知っていたのだ。十塔宝団の4名の敗北の秘密を。何としてもセレアを、孫を逃がす必要があった。このまま戦い続けても勝ち目はないのだから。

――――――――――――――

如月駅を出てすぐのことだった。不思議な軽い太鼓の音色や笛の音が聞こえてきたのだ。その音色に魅了されたのか俺は音の鳴るほうへあゆみ始めた。

初めての小説を書いて見て思ったんですけど、キャラクターの性格とか伏線をはったりとか皆さんに楽しんでもらえるような工夫を施すのがとても難しかったですね笑。実際に書いていて、この表現かえたいなーと思いつつもあまり上手く出来ませんでした笑。反省今後に活かして頑張ります!さぁそれでは、次回将人くんはどんな運命を辿っていくのか楽しみですねー!将人は元の世界にかえれるのでしょうか?次回は来週土曜に更新予定です!

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